ー 2013年2月27日

2013 Fall Collection NY

こんにちは インプルーヴです。

世間では漸く冬のセールの終盤も終え、遅めの店頭でもすっかり春めいた
色が目立つ今日この頃の街中ですが、私達Fashion業界では次の秋冬物の企画進行の
ど真ん中。
明日も某クライアントさんと次の秋冬ニットのデザイン打合せに伺います。
業界最先端のINTERNATIONAL・BRANDの秋冬collectionも、NY→LONDONを終え、
MILANO-collectionに突入していまして…
全く以って、季節感が無く慌ただしい仕事です^^;

―そんな、毎日発表されるcollectionの中で、今回私が気に入ったデザインは…

Phillip Lim

Phillip Lim 13winter Collection

FUR-加工を施したニットプルオーバー

フィリップ・リムのニットプルオーバー♪

Phllip Lim 13winter collection

日本では数年前から復活している加工のテクニックであるファー加工が
今年は特に目立ちます☆

phillip Lim 13winter collection
このフワモコ感~☆
手にするだけでHAPPYになれそうだと思いませんか?^^

実際に、私達がお店で目にするのは半年以上先になりますが、個人的な
趣味として今から要チェックです(^。^)V

ー 2013年2月19日

【転びそうになった時にこそ…】

こんにちは インプルーヴです。

さて、当社では、既存のアパレル様からのデザイン業務委託事業以外にPoant Kobeという
名前のバレエ・ヨガのレッスン時に着るウォームアップ・ニットウェアの
ブランドを、自社で商品開発~販売まで一貫で手掛けています。

その自社ブランドの商品開発を考える上で一番重要なのは、実際に使ってみての実感…。
それを、自らが感じて商品開発できるように、と全員最低週一回の教室通いを
しています。
これに関しては、勤務時間内に通うのでもOKでレッスン料も社内で一部負担す
る事にしています。

最初、スタッフからの「実際に習ってみないと実感が湧きません」の一言から
始まった当社のルールww全員必須科目です。
勿論、一応、私も、、、大きな図体を晒しながら、週に1回は「アン・ドゥ・
トロワ」~。
きちんとレオタードに着替え、自社の製品【ベリーズライン】Aラインスカート着用して、着心地や動きやすさを確かめつつ、レッスンに暫し没頭

ーそんな、週に一度の時間の中にも、毎回沢山の発見があります。
例えば、先日のバレエレッスンでいつもご指導を頂いている伊藤史先生が仰っていた言葉の中で、
とても心に響いたフレーズがありました。

それは、ピルエット(片足で立つ連続回転の基礎)の練習の時の話ー

生徒、皆、大人から始めたメンバーばかりのクラスなので、全く素人相手の
クラスのレベルなので、ピルエット一つが中々満足に立てませ~ん
片足で立ってぐらついた時に、ついつい反射的に手を縮めてしまうんですよね~

そんな私達に、先生が、
「片足で立った時に重心が狂って転びそうになったら、人は無意識に身体をグッと縮めて
小さくまとまろうとするけれど、そうすると逆に重心が横に広がっちゃってバランスを
見失ってしまうもの。 バランスを保てる場所は、実は高い所に、たった一か所だけあって、
思い切って身体を≪ウンッ≫と、頭の天辺の上に向かって解放しないとそのポイントは
見つけられないのよね~

【 転びそうになった時こそ、
身体を縮めて小さくまとまろうとするのではなく、
逆に天に向かって縦に大きく身体を伸ばしなさいー 】 

ってことか、と。

なるほど。。

日本は長く不景気で、最近は特にすぐに規模縮小や事業縮小・人件費削減…と
いう無難な回避策に走りがちで、長い目で事業を育てるとか、腹を括って投資
するといった覚悟が乏しく感じられる昨今の経済の中に居て、ーこれって人生
にも社会にも通ずる気がして。

何だか 深いな~と、心に刻んだのでした。。。

ー 2013年2月15日

記憶に残るお仕事記録 その1

こんにちは インプルーヴです。

ふと、インプルーヴの歴史…というか、アーカイヴみたいな
ものも少しずつWEB上に残して行こうかな、と思い立ち。。。
職種の性質上、具体的な取引先名やその他詳細は明記できないのですが、
その辺りを非公開でしかももう既に一般市場に出回ったものに関して
当社の足跡として今後少しずつ記録していきたいと思います。

ーという訳で……
【Improve の 足跡1】=BRANDの再構築・商品開発ディレクション

これは一昨年暮に考案した、昨年秋冬用4か月分の代表スタイリングを
MAP状にまとめて取引先に提出したときのもの。

この時は、ニットに限らずフルアイテムのデザインまで請負っていたので、
ファブリックのデザインにも具体的な素材まで添付してご提案。

そして、ニットはテキスタイル(編地)開発・ファブリックはパターン
作成~トワルチェックの行程を経て約1・5カ月で、1st-SPL作成。
検討会を行います。

対象世代は40歳前後、アジアの中級富裕層向けでした。

ー 2013年2月13日

新しい出逢い‐「タイコーニット」様

こんにちは。 『インプルーヴ』 です。

当社はニット製品の企画・デザイニングを得意とする会社として発足
13年近くなるのですが、普段お付き合いをさせて頂いている工場さん
は福島県・新潟県・山形県…と言った、東北地方の産地 若しくは中国の
会社が主となります。

実は今まで、神戸市内・又は兵庫県内にニット工場がないか神戸市を
始め色んな機関で都度都度訪ね続けて来たのですが、どちらでもその
存在を聞ける事はなく、特に震災後はもう存在しないのかな…と思って
いたところ、ある糸商さんからこちらの会社のお話を聞き、ご紹介頂い
て先週末漸くその会社をお訪ねさせて頂きました☆

 

ご紹介頂いた会社のお名前は『タイコーニット』 様といいます。
創業されて45年以上になるというその工場さんは、以外にも兵庫県三木市
市内、一戸建ての住宅に囲まれた閑静な住宅街の中にありました。

最近は産地ですら人件費高騰・働き手の確保が難しいー等、様々な
理由から編機だけ残して編立てだけを行い後は外注… と言う様な
分業制で成立している工場も少なくないのですが、こちらの会社は今
も一貫工場の体制を守り続けておられる事にとても驚きました。

先の写真にあるように、自動機による編立ては元よりミシン縫製・リン
キング縫製・下蒸し&仕上げセット・検品まで、製品が仕上がるまでの
一連の行程全てご自分達の目の届く社内に設置、自己完結されている
工場でした。

編機の大半は島精機製で14G~7Gまでの対応が可能との事。
リンキング機はダイヤル式を設置されていました。

総針テープ編機はもちろんのこと、その小ささがカワイイ「丸紐編機」
も直径に合わせて3種。

セット担当の方も検品の方も、長年お勤めされている熟練の方との事で、
こういう方々の存在こそがその会社の信頼を支えているのだと改めて感
じた次第です。

ー最近では、アパレルのデザイナーさん達も出張経費の削減やら色んな
事情で工場に直接出向いて物を作る経験を持たない無い方が当たり前
になってきていますが、『事件はいつも現場で起きています!』www
(ベタですみません^^;)
…なので、やっぱり実際に作って下さる現場の方々と話し込み、
その意図を伝えながら一緒になってもっと良いモノに成長させていく
時間というのは、本当は一番削ってはいけない部分だと思います。
-服に限らずどんなモノを創るとしても、全ては人と人との力の
総力・アイディアの総力で完成するものだと思います。

…機械は勝手に動いたり、勝手に何かを生んでくれたりしませんから(^_-)-☆

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