ー 2016年8月19日

ファッションほど毎日の気持ちに影響するものはない

こんにちは。
「ニットの伸びるチカラで1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」を目指す 『インプルーヴ』 です。

今日は他愛無いお話ですが、夕べの飲み屋さんで隣り合わせた人との会話を。。

どんな話かというと、ファッションほど、毎日の気分を左右するものってないよね~!
ーというオチに至る熱い意見♪ 愉しい会話でした^^

その方はインテリア関係のお仕事をされている個人事業主の方。私たちと同じように技術職の方です。
なじみのお店が共通しているので何度かあったことがあり、私の職業のこともご存知で、
「確か、アパレル系の方でニットの人ですよね?」って^^;
『ニットの人』ーって呼ばれるん、なんかうれしいなーと思いつつ、「ニットってどんな仕事ですか?」
から始まり、「ニット」についてしばし説明~。

私「ニットとカットソーの違いって何かわかります?」
彼「ニットはモコモコして暖かいやつで、カットソーは袖なしで夏着るやつ」
私「いわゆる〈毛糸〉的な?  あれ、カットソーって、袖なしのこと?」
彼「あ、いや、ちょっとは袖があるやつも・・・あれ、カットソーって何や?!」
私「じゃあ、今着てはる服は何ていう?」
彼「??えっと~・・・」  なんて会話ですw 春鹿を飲みながら~。

ー私は個人的に一般の方が『ニット』という単語から連想するイメージについて聞けたのが
とても興味深かくて笑っていたら、「違いを教えてくださいよ~」と。

・・・今度は、この一般の方にこの違いを説明するのが難しい?!

私「カットソーっていうのは、カット&ソーイングの略語で、カット=裁断 して、ソーイング=縫うねん。
なので、そもそも、反物…例えば1mとか150mとかって一定の幅が数十メートルの長さにつくられた布状
になったものの上に、型紙を置いて、はさみで切って、ミシンで縫う。ちなみに、今着てはる服(布帛シャツ)
は、伸びないでしょ?それは、縦糸と横糸が90度に交差させながら反物状の布地をつくってるので伸びない
んだけど、カットソーの布地は、1本の糸が横に編まれながらつくられるから伸びるねん。」
彼「確かに、俺の服は伸びひん~ そういうことか!」
私「…んで、一般にニットっていうのは、見頃の裾や袖先がミシン縫製とかされてなくって、そこから編まれ
てるもののこと。例えばリブ編みとかって、はさみで切って縫い上げた形跡のない服、わかります?」
彼「おぉ~!あるある。メッチャわかります!!」
私「因みに、その中にもニット&ソーってのもあってね、編機が型紙通りに編みあげたパーツを特殊ミシンで
縫製するものと、編み始まりはあるんだけど、型紙が入る大きさの四角い面積を編み上げて、その編地の
裾と型紙の裾を合わせてそれ以外の周りははさみで切って縫製するものの違いがあるの。後者のことがニットソー
で、前者は横編み成型って言うの。なので、モコモコした毛糸以外でもこの手法で作れば「ニット」になって、
私らは、その糸を選ぶところからデザインのアイディアをめぐらすことができるところが面白いねん(*^_^*)」
彼「なるほど~!そしたら、カットソーとか、布地のものだとそこに専門家別にいてつくられたテキスタイル
から選んで服になるけど、ニットはそこから自由度があるってことなんですね! おもしろい~☆」

―なんて、呑み込みの早い人なんでしょ☆彡
流石インテリア関係の方だから、テキスタイルとか反物状のものとかイメージもすぐ浮かぶんでしょうね^^

そんな話から、
「俺は服ってすごいなーと思う。毎日、朝服着るときにその日の気分やテンションって変わるじゃないですか~。
その日の組み合わせがメッチャいい感じに決まったな~とか思えたら、朝からテンションめっちゃ上がるし!
それに、服は店とかに買いに行って〈試着〉という方法で実際に試してみることもできる。俺らの〈インテリア〉も
もちろんその人の生活とか気持ちに大きく左右するけど、服のように毎日変えることはできないし、実際に
試してみてもらってから買ってもらうことはできない。絵や図ではお伝えできても、試着はしてもらえへん。
だから、ファッションってええね~ おれファッションほんま好きですわ!」

違う職種の人が感じる「ファッションの値打ち」、教えてもらった感じです。

人々にとってのファッションとは、「自分の毎日の気分を表現するもの、気分を変えるもの」
シンプルにそういうことですよね。 改めて納得です(*´▽`*)

ー 2016年8月15日

GNT(グローバルニッチトップ)企業の定義

「ニットの伸びるチカラで1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」を目指す 『インプルーヴ』 です。

本日の代表者ブログは、代表者の趣味的な…
先日観たTV番組の単なる備忘録です^^;
しかも、その某TV番組を見ていて急いで携帯で撮った覚書き代わりの動画なので、
手振れで酔いそうになるとても酷い画像で…
こんなんアップしてええのか?!本当に恐縮ですがご了承を…(/ω\)
乗り物酔いをする人はどうかスルーしてください(^-^;

ここで残しておきたかったのは『GNT(グローバルニッチトップ)企業』という言葉についてです。
これからの時代のキーワードの一つになりそうな気がしたので。。。
※このブログの動画投稿ではアップできなかったのでyoutubeにあげてリンク貼ってます。

ここに記録しておきたかったことは、以下の2点です。
(あんなヒドイ動画観なくてもこれで分ります^^;)

➀ 日本の紡績業に勤める就業員数の推移
   1965年:11万1657人⇒2014年:1657人
今や、全国で何と2000人もいないのだそうです!
この数字には、流石にビックリしました。
奇しくもここで比較されていた1965年は私が生まれた年であり、
東京五輪の翌年です。
あれから半世紀… 繊維業界のシュリンクぶりを改めて直視させられる数値です… 

それでも、流れに諦めることなく自社のポジショニングを明確に捉え、
強みを研ぎ澄ませば、社会から求められる会社になることが可能なことを
信じ、学びつづけたいと思います。 
その頂点が、次に備忘録にしたかった「グローバルニッチトップ」という単語です。

➁ GNT企業という言葉と、その定義
  グローバル ニッチ トップの頭文字を取ってGNT。

ハーマンサイモンという方によって定義されているのは以下3項目
 ・世界シェアが3位以内であること
 ・売上高が40億ドル以下であること
 ・社会からの注目度が低いこと

このような、世界に通用する強い小企業のことをGNT企業と呼ぶのだそうです。
この番組では、日本におけるGNT企業について紹介されていて、その冒頭企業が
ニット紡績から製品まで手掛ける山形県の企業でニット業界では超有名な会社
でした。。。

本当は、そこが見たかったのですが…
残念ながらその肝心なシーンに帰宅が間に合わず見逃しました…

ちゃんちゃん(◞‸◟)

ー 2016年8月2日

劇的に売り上げを改善する方法

ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」に邁進する
『インプルーヴ』 です。

昨日の某業界新聞の、民事再生手続き開始を申し立てていたイエリデザイン
プロダクツ(ニットメーカー)さんに撚糸メーカーの堀田丸正さんがスポンサー
契約の名乗りを上げたーとの記事にも驚きましたが、
丁度その裏に載っていた、とある、若き社長兼CEOという肩書の方のインタビュー
記事にふと目が止まりました・・・

見出しはこう。
ー提案力と 『 店長が一番売る 』 が基本ー
そして、
「 … プロダクトアウト型店舗、そして店長が一番売る事が伸びている理由」

と文章が続く、最近の急伸が注目されている某セレクト(小売)系アパレルの社長さんの弁。

中でも、「机上で6時間考えるより、デザイナーを招いて店で飲み会を催した方が
売上に直結する」
が印象的。

「… 店長が運営管理を強めすぎたり、[これを売る]という提案力が欠けている店は、
売り上げ計画に届いていない。売れ筋をデータから分析するのではなく、ブランド
のデザイナーとの交流時間を設けた方が劇的に売り上げが改善する場合が多い」

書かれていました。

丁度今、当社が顧問契約を請負っているセレクト系アパレル様のオリジナル
ニット商品企画の今期の売上でも全く同じ現象が起きていたので、この文章が
目に飛び込んできたのだと思います。

当社の顧問先事例で言うと、当社が企画したデザインのひとつ一つについて、どんな
意図をこめてこのデザインに至ったのか、お客様にどんな事を感じてほしいのか、
伝えて欲しいのか、途中にどんな紆余曲折・苦労があってその商品が出来上がったのか、
なんてエピソードを店頭の販売担当者全員の前でお話させて頂く機会を頂きました。

この会社の方々からしたら、本来は[外部の人間]という立場ですが、
私は目の前にいる販売員さん達に対して、脳で考えるまでもなく、熱く企画意図を
お伝えしていました。
勝手を承知で申し上げると、私たちImproveにとって大切な仲間だと思うからです。

商品のこと、お客様への想い、それらを代弁して伝えてくれる大切な仲間です。
そう思うと自然に伝えたいことが溢れるように出てきます。

そんな機会を頂いた商品の期中での売上は…

やっぱり上々~♪
何品番か売切れ(欠品)が出る程の過去にないスピードでお客様に認知して頂けたー
との嬉しいご報告を頂きました。
勿論プロパーで、です^^V

この現象が起きた理由は、当に、この記事の社長さんが語っている事と同じだと思います。
つまり、
デザイナー(企画の前線にいる人)と、販売の前線にいる人が同じ空間で
想いを一にする濃密な時間を意図的に作ること。

これこそ、「劇的に売れる」一番の要素なのです。
「売れる」というのは、お客様が共感してくれる結果の数です。
だから、この時に最も重要なのが、
<両立場が共にお客様の方向を真っ直ぐに向いて語り合うー>ことです。

私たちが提供しているものは、端にニット商品のデザインやニット企画の代行ではなく、
それらを通してこの【売れる自信】をデザインしているのだと思っています。
そして、それを素直に共感してくれて、当社に伝える仕組みをつくるチャンスをくれる企業様が
成長
していかれます。

特に、ニット商品の企画は布帛デザインのそれとは一線を画すほどに専門性が高く、
その製造法にも一般の方に知られていない事がとても多いので、販売のスタッフさんに
より沢山のプレゼント(商品情報)を差し上げ共有する事。そしてそれを「是非自分の
エンドユーザー(お客様)に伝えたい!」「この話をお客様と共有したい!」
ーそんな太い連鎖を創るのがカギです。

それから蛇足まで。
この記事の冒頭にあった『プロダクトアウト型店舗』というのは、良く言われる
「マーケットイン」の対義語としての「プロダクトアウト」ではなく、お客様の『潜在ニーズ
を呼び起こす品揃え』という意味ではないか、と私は解釈しました。

私達企画に携わる人間は、この、エンドユーザーがまだ気づいていない心の奥の「潜在ニーズ」
に語りかけるものを常に生み出す努力が欠かせないと思います。
それこそを【提案力】というのではないか、と。。。

Improveは、そんな想いで今日も明日も【提案力】磨きに余念なく、
ニットの伸びるチカラの無限の可能性にチャレンジします♪

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