お客様の「事前期待値を超える満足」を付加価値と呼ぶ
こんにちは♪
ニットの伸びるチカラで
「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」
をモットーに、一般の方からのオーダーメイド~
大手アパレル・OEMメーカーでは対応できないような
極小ロットの生産サポートを含めた、日本国内・海外生産
の企画など、単なるデザインだけではないニット企画で、
あなたにとってのジャストスペックをサポートする
ニットデザイン・企画専門分野のスペシャリスト
『インプルーヴ』のニット姫です
昨日の日曜日は2週続けて台風直撃の神戸です。
皆さんの回りは大丈夫でしたか?
さて、そんな台風一過の月曜日。
今日は12:30に遠方からの来客予定1件。
契約先のニット工場さんからSOSを受けて、
緊急で取組んだ18FW展示会用の企画打合せ。
只今無事にまとまりました~^^
先様は、今日を企画のキックオフのつもりでお越しに
なったのですが、先読みして具体的なテーマ設定と
その根拠・代表的なスタイリング、個々のアイテムに
までデザインを落として準備してご提案させてもらった
ところ、一発GO!を頂きました~(#^^#)
予想外?だったこちらの準備にホッとされたのか、
具体的なデザインまで決まって安堵のご様子。
笑顔で次の営業先に向かわれました(^。^)
現場の方の製作期間も、これで1週間くらいは稼げたかと(^_-)-☆
昨夜台風の最中休日&深夜残業して、踏み込んでまとめた
甲斐がありました。
ホッとしたところで、私も今からランチブレイクいただきまーす。
生産性向上の5つのキーワードとはー
こんにちは♪
ニットの伸びるチカラで
「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」
をモットーに、一般の方からのオーダーメイドから
大手アパレル・OEMメーカーでは対応できないような
極小ロットの生産支援を含めた、日本国内・海外生産
の企画など、単なるデザインだけではないニット企画で、
あなたにとってのジャストスペックをサポートする
ニットデザイン・企画専門分野のスペシャリスト
『インプルーヴ』のニット姫です
先日、神戸・三ノ宮国際会館で開催されていた
【ITフォーラム】
というセミナーに参加してきました。
会場には多分100人を超えるオーディエンスが集まって
いましたが、見るからに女性はほんの少数・・・
製造業の方、営業職の人など多かったみたいですが、
見た目ですが、アパレル業界の人はいなさそうな・・・
たまたまお隣になった方は、最近ドローンを活用して
お客様の御宅の屋根に上らずにTVアンテナの状態診を
始められたという、IT取入れまくりの電気屋さんでしたw
さて、セミナーの内容はとっても興味深かったですよ☆
プレゼンテーターの何とも豪華なこと!! ↓
・・・といっても、正直なーんも知らず、実は最近使い
始めたEvernoteの活用について、興味が有ったので
参加したのですが^^;
4人のプレゼンテーターそれぞれがとても興味深い話を
余さずご披露くださったのですが、
今日は特に、自社の業界でも学ばないとなーと思ったことを
ご紹介したいと思います。
それは・・・生産性向上の5つのキーワードとして
挙げられていた、以下5つの項目です。
これは、2番目にプレゼンテーションされていた
(株)船井綜合研究所・シニア経営コンサルタントの
斉藤芳宜さんのお話のテーマでした。
↓
■ 生産性向上の5つのキーワード ■
⒈ 中抜き(=ムダを省く)
※中抜きとは、中間業者を極力減らし、シンプルにするー
という意味。
日本の商流、特にアパレルの商習慣とは真逆ですが、
国内の動きとしてはCtoCビジネスとか既に起こりつつ
ありますよね。
⒉ 自動化(=システム化)
※人の手によって裁断したり縫製したりしないといけない
衣類の製造業では一番厄介なところ?
そう言う意味では、ニット製造業のホールガーメントや
自動成型機などは自動化ともいえるかもですね。
実際、私が行っているインドのニット工場でもすごい
速さで自動編機を導入していて、手横機製造が減っています。
⒊ コラボレーション(=協業)
※若手にはこの動き顕著ですが、旧態依然の企業・古参社員
さんでは、色んなものが邪魔してなかなか柔軟になれない??
⒋ 透明性(=見える化・共有)
※これもアパレルではまだまだ高いハードル。。。
例えは価格の透明性、妥当性。高価格帯も低価格帯も・・・
⒌ ITリテラシー(=核となるIT人材の育成)
※これが課題としては一番の必須かも?!
新しい時代に柔軟に対応・順応・イノベーションできる
人材の育成なくして未来なし?!
これ、全部自社に当てはまる課題です(;’∀’)
これと時を同じくして、とあるサービス業の社長から
こんな貴重な話を聴きました。
「製造業はサービス業から学べ。
サービス業は製造業から学べ。」 とー
この企業さんは、製造業の会社から工場にとって基本の
「5S」を学び、サービス業に落とし込むことで、みんなが
働きやすい会社になったそうです。
それを聞いてググってみて、こんなのを見つけました。
整理:要るものと要らない者を分けて、要らない者を捨てる
➡ 付加価値を生まない仕事は廃棄
整頓:要るものを使いやすいように奥、明示する
➡ 必要な時に必要な仕事が完了する(ジャストインタイム)
清掃:常に掃除し、綺麗にする
➡ ムリ・ムラ・ムダの見える化と排除、問題解決力向上
清潔:3Sを維持し、気持ちの良い職場を維持
➡ 改善された業務を標準化・共有化(管理の提議)
躾:守るべきことが、当たり前にできているように習慣づける
➡ 自主・自律型の人づくり PDCAを回せる人づくり
ね、何かこれって先の5つのキーワードと被ることいっぱい
だと思いませんか^^
掃除が大の苦手な私にはとても耳が痛いですが・・・
でも、ここにもアパレル企画の自社にも響くセンテンスが
いっぱいです!
異業種の人と関わるのはこういう学びが得られるところが
いいなーと思います☆
他のプレゼンターさんからもいっぱい興味深いお話が
あったのですが、長くなるので今日はこれくらいで。
気が向いたらご紹介します~^^
売れないのは本当に商品(企画)のせい?
こんにちは♪
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」をモットーに、
一般の方からのオーダーメイド~大手アパレル・OEMメーカーでは対応できない極小ロットの
生産アドバイスを含めた、日本国内・海外生産の企画など、単なるデザインだけではないニット企画で、
あなたにとってのジャストスペックをサポートするニットデザイン・企画専門分野のスペシャリスト、
『インプルーヴ』のニット姫です
お陰様で、最近 HPを見てお問合せ下さるお客様が増えてきました。
HPで出会うお客様は、本当にニットのことでお困りの方なので、私たちが得意とする分野で
お役に立てるので嬉しいのですが、
初めて当社を知る方は、大抵1型幾らで「デザインを買おう」となさいます。
具体的に言うと、修正には関与せず、気に入ったデザインを選んでいただきその中から選ばれたデザインの
仕様設計書を作成・納品するーという流れです。
口コミからのご紹介でない場合、逆の立場になれば、初めて付き合う会社でスキルも何もわからないので
当然かとも思いますし、もちろん、それはそれでも構わないのですが、そういう契約のお客様の場合で
一番残念に思うパターンは、大抵現場を優先してサンプル化できていないこと。
買ったデザインを商品化しきれていないこと・・・
まるで、その時の悩みに刺さる題名の「本」を大人買いして、買っただけで読んだ気になり、
ページをめくられる事なく並んでいるうちの本棚の新品同様の本みたい・・・?
その理由の大半は、現場に来ている薄利のオーダーを優先して新商品開発に時間を割くタイミングを損なうー
そんな感じでしょうか。
私たちの立場としてはその先に関われないので、なんとももどかしい次第です(>_
HPからのお問合せでお話をお聞きする場合、もちろんその会社自体を知る事から始まるのですが、
その時に、(その会社が抱えている課題の本質は何だろう・・?)という視点でお話を聴きます。
皆さん、ニットの商品力を強化したくてお問合せいただいているのですが、
「売れてない本質は他にあるんじゃないの?」と感じることがままあります。
それは、商品を通して何を伝えたいのか?という『絶対的な思い・姿勢』です。
これだけモノ余りの飽和時代に、単に作っても買う人の心に刺さりません。
刺さらないモノを作っても、それをお届けした会社(アパレル・小売店)さんはお客様から
評価をいただけません。
評価が低くなるから、着辺りの利益を上げるため仕入値を圧縮しようとする・・・
価格が高いから売れないんじゃないか、って販売価格も下げてみる・・・
この哀しい「負の連鎖」については再三に渡って言われ使い古されたワードですが、
それでも尚、まだまだこの状態におられる企業が少なくないのを感じます。
このような企業さんの場合、一番に手を付けなくてはならないのは「気温」と「体温」を合せる
社内環境だと感じます。
自社の本当の強みを見つけ出し、社業として曲げられないこと、本当にやるべきことを
はっきりさせ共有し、社内が一丸となって同じ方向を向いてエネルギーと技術力を一にする。
その思いを基盤にデザインや商品を生み出せて、初めて商品(企画)に魂が宿るー
ものづくりの原点とは、そういうことなんじゃないかなーと思っています。
単に儲けたい、お金を稼ぎたい、だけで作られた商品で買いたい人の心は動かないー
会社のベクトルを一つにし、お取引先様の先におられる「エンドユーザーに想いを馳せ」て、
今回は何を届けようか・・・と考えるコトがデザインするとう「行為」なんだと思うのです。
そこが会社の体質として染みついてもらえるようにお付き合いしていきたいというのが私たちの姿勢で、
そこの大切さに気付くお客様は、顧問契約に切替えられ、単なるデザインペーパーのやり取りでは
提供できない会社の価値を一緒にデザインさせていただいています。
ーだからかどうかはわかりませんが、私たちのお客様は今年も前売れもよく元気です^^
この様な会社を見ていると、(社内の)活気が(会社の)景気を変えるんじゃないかなーと感じます。
その前段には、会社のリーダーが外部環境の変化を的確に客観視できて(=気温を知る)
その変化に柔軟に対応できるよう、常に体幹を整える(体温を合せる)ことが重要なんじゃないか、
と思います^^
うちは、そんなところから一緒にデザインをさせていただく会社です(#^^#)
SDS-ONEを使いこなす自主練 Vol.2
こんにちは♪
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」をモットーに、
一般の方からのオーダーメイド~大手アパレル・OEMメーカーでは対応できない極小ロットの
生産アドバイスを含めた、日本国内・海外生産の企画など、単なるデザインだけではないニット企画で、
あなたにとってのジャストスペックをサポートするニットデザイン・企画専門分野のスペシャリスト
『インプルーヴ』のニット姫です
本日のお題は、前回 『SDS-ONE自主練1【バーチャルで編地を編む】』 に続く第二弾♪です(笑)
前回は、シンプルなリリヤーンでしたが、今回は意匠性が高い太番手の糸です。
糸名は「フェルトヤーン」となっていて、カラーノットの糸とくっつけてウールをフェルト化
させて結合させた・・・そんな感じの糸です。
↓
アップはこんな感じ。
この糸は、数年前のジャパン・ヤーン・フェアでサンプルにピックアップした糸。
ずっと気になって保管はしてたんですが、なかなかこの子を活かせる案件に出逢えず・・・
実際に編んでみたいと思いながらも、この量では編機に掛けてもらうのも難しいし・・・
工場さんにお願いするにも、企画背景なしにはお願いし辛いし・・・
私自身が、編んだ表情を確認したくてもなかなか叶いませんでした・・・
でも、当社にSDS-ONEちゃんが入ってきたことで、それが叶いました~\(~o~)/
しかも、瞬時に3Gと1Gを比較して編めるんですよ♬ ⤴
最初3Gでシミュレーションしたら、ちょっと目が詰まり過ぎて糸の味わいが半減してる気がして
1Gで編み直してみました。
上の写真は、それを並べたもので、左の細い編地の方が3Gで、右の幅広の方が1Gです。
分りますか?
同じ条件で編んで(あくまでシミュレーションですが^^;)いるので、目数(針数)が同じなので
当然ゲージが粗い方が幅広に編み上がります。
これは、そこまで厳正に再現されているのですよ~☆
やっぱり、この糸カワイイ♪
これでガーター編みとかも可愛くなりそう~。
↑ 今回は時間切れだったんで次回挑戦してみます。
・・・そして、皆さん、お気付きになりましか?
はい。ちゃんと編出し組織がついていて、編み方も2×1リブになっているんです。
2×2リブではなく、2×1リブです^^ ←解る人には解るこの違いwww
これも、シミュレーションの時に編成組織を指定して編成図を設計することができるからのなせる業です。
もちろん、天竺袋編みも1×1リブ編みもできますよ。
このデータは、もし実際に自動編機で編んでもらうとしたときの編成DATAのベースになります。
今回はとても意匠性が高い糸だったので、糸の個性を引き立たせるための簡単な組織にしましたが、
例えば頭の中で考える組織もこのSDS-ONEで【編成組織を描くスキル】さえあれば、
バーチャルでの確認が可能になります。
ここでいう【編成組織を描くスキル】とは・・・
ニット・タック・ミスというニットの3原則組織を、前ベッドでやるのか後ろベッドでやるのか、
其々決められた色番号に変換して塗分けした図を描くこと事です。
この辺まで理解する人が激減しているところに、当社が「絶滅危惧種」と呼ばれ(笑)、
ニット商品の企画に困った方が駆け込み寺の様にお問合せ下さるところだと思うのですが、
私たちも後陣にバトンタッチしたいと思っているので、真剣に学びたい方があれば個人セミナーや
インターンシップ受入れなど、臨機応変に考えますのでご連絡くださいませね^^
さて、SDS-ONE自主練の話に戻りますが、
この子の、ちょっと残念なところを発見してしまいました、、、(´・ω・`)
それは、これ。↓
そう。
いきなりリブに編みが始まってしまってるんですよね^^;
編出しの最初の最初、掛け目が再現されてなーーーーい。
つまりは、例えば「振り編出し」か「ゴム編出し」か、などの比較ができないんですよね(:_;)
これだと、まるでツルツルと編地がほどけそうな、編み途中の様な表現です。
でも実際は、自動編機に掛けても、百歩譲って手編みでも、それは絶対にあり得ません。
・・・惜しいな~SDS-ONE。。。
島精機さん。まだまだ進化の可能性アリやね^^;