【お客様のその先のお客様】
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【お客様のその先のお客様】に想いを馳せるー
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こんにちは♪
アパレル界のニット姫・インプルーヴのHIROMIです。
唐突ですが…
ここのところいろんなことが重なりとてもワチャワチャしてます(;´・ω・)
頼りにしてもらえているということは有難いことなのですけれど~。
お盆休み直前にもこんな変わり種なお話がありまして。。。
人を介して、ユニフォーム製造の会社さんから、
最近リノベーションした顧客のリゾートホテルの
館内着デザインについてのご相談。。。
「ホテルからはスタイリッシュでラグジュアリーな感じ」って
言われてるんですが…」
ーと、とてもアバウトな依頼内容…( ..)φメモメモ
できれば現地にてその施設を見せてもらいたいところなのですが、
近くではなかったしそこまで時間の余裕もなくーで、
先ずはその施設のHPや検索情報をくまなく読み思考を巡らせ、
考えました。
仮説① どんなニーズのお客様がこの施設を選ぶのか?
どんなことに期待して来られるのか?
(元の施設からどの様にリノベーションされたのか?)
仮説➁ そのお客様は本当に「スタイリッシュでラグジュアリー」
を求めるのか?
仮説③ その施設だからこそ提供できる価値の中で、
どんな館内着だったら期待以上に喜んでいただけるか?
仮説➃ ライバル施設はどの様な館内着を提供しているのか?
それは満足を得られていそうか?
…単にクライアントの要望通りに応えるのではなく、
元々から疑ってみるのが当社流(W)
【お客様の先のお客様】の気持ちをとことん想像してみます。
時間は掛ってしまいますが、ここが一番重要だと思っています。
これらの視点で吟味に吟味を重ねた結果、辿り着いたのは、
「スタイリッシュでラグジュアリー」だけではなく、
「リラックス&ファンタスティック」のキーワードも
必須なのではないか?と。
何故なら、その施設に新たに加えられたのは、
愛犬と一緒に泊まれるロッジやドッグランスペース、
全天候型のBBQスペースやグループでワイワイ泊まれる
コテージ、親子でクッキングが楽しめるお部屋などでの
イキイキした時間の費やし方だったからです。
まったりとした時間よりもイキイキと活動する
時間の使い方を選ぶ人たち…
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~誰かと楽しい思い出をつくりに
これらの施設をお選びになる人たちが、
滞在中に着る服に何を求めるだろうか~
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どんなウェアだったらその施設を存分に満喫してもらえるか
をデザインに込めプレゼン資料にまとめて
提案させていただきました。
お陰様で今年のお盆休みはゼロ日となり、
背中が凝り固まって只今腰痛状態でお仕事です~(~_~;)が、
何とかお約束までに現時点でのサイコーの
パフォーマンスはできたかと思えます。
(守秘義務的に、提案内容をお見せできなくて
ごめんなさいです^^;)
サイコーと思えるのは、
そこでそれを着てイキイキと遊んで下さる
エンドユーザーの姿が見えたから♪
ものづくりに携わるものとして常々肝に銘じている、
【ペルソナ】と【マーケットへの動機づけ】
それが 作り手の一端を担うものとして、
「着る人」に届けたい真の「作り手の想い」だと
信じて日々精進させていただいております。
ニットって何?編地って 何のこと?
こんにちは。
毎度おなじみ、自称「ニット姫」こと、インプルーヴのHiromiです。
突然ですが、質問です!
みなさん誰かから
「ねぇ、 ニットって 何?ニットとカットってどう違うの?
織物とは何が違うの?」って聞かれたら、何て答えますか?
実は、これ、5年前にとある勉強会で私が実際に
受けた質問なんです。
その時は、約100人位の方前にして、
図らずも自社の事業内容について又、今後の計画について
お話をしなきゃいけないという、場面が設けられた時のこと。
それまで業界以外の方達との交流がほとんどなかった私は、
自分が普段喋っている言葉が如何に業界にしか伝わらない
専門用語の羅列だったのか、全然気付いてなくて、
いきなりこの質問を投げかけられた時に全く答えられませんでした。
…というか、
「ニットと織物の違いが分からない人がこの世におるか?!」
位の気持ちでした。
口で説明するより、物で説明した方が早いと思った私は、
前列に座っておられる男性方のお洋服を指差し、
「この方のシャツは織物です、この方のTシャツはカットです。
その隣方が着ているのはニットです」などと…
当然ですが、「益々わかりませーん」 と言われる始末~_~;
見るに見かねたその時の講師が地団駄踏みながら、
「だーかーらー!伸び縮みするかしないかじゃねーのかよ⁉️」
と。
「え、、、そこ?」(笑)
100人のオーディエンスからも呆れ笑。。。
その時に(世の中に当たり前はないなー)と、改めて身に沁みた
と共に、日々でこの様に相手に何も伝わってないことが
実は沢山あるんじゃないか、
自社の強み、自分達が出来ること、
もっともっと相手の(に伝わる)言葉で、
丁寧に伝えなきゃいけないんじゃないか、
何事に於いても、その本質を知り、伝えないと意味がないー
ということを学んだ、貴重な苦い体験です^^;
ーという事で、私のこの失敗を活かして、
今、色んな形で当社が持つニットの専門スキルの
伝承を試みている中でも最初にお話しするのが、これ。
「そもそも…ニットって 何ですか?編地って、 何のことですか?」
先日訪問したアパレル企業さんでの若手企画担当者向けの研修でも
投げてみました。この質問。
この質問の答えが知りたい方は、こちらの動画をどうぞ。
あ、但しこれはあくまでも私流の考えなので悪しからずw
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