ー 2018年4月10日

【ファッションはグローカル?】

こんにちは♪

ニットデザインの付加価値UPと販売枚数UPの方法を伝授する
アパレル界のニット姫・インプルーヴのHIROMIです。

さて、ファッション業界では、グローバルSPA(製造小売業)が
何かと世界中を席巻しているかのような話題をよく耳にしますが、
とあるマーケティングコンサル会社のデータでグローバルSPA企業が
一国の市場で締めるシェアは15-20%で頭打ちになる事が多く、
インターナショナルなラグジュアリーブランドを含んでも3割に
留まるとの記事を目にしました。

UNIQLO・ZARA・H&Mなどにルイヴィトンやプラダ、シャネルなどを
足しても3割ってこと。
・・・じゃ、残りの7割は???

このマーケティングコンサル会社の分析によると、
ファッションは本質的に多くのプレイヤーにより市場が構成されて
成立している業界で、
だからこそ中小のローカルプレイヤーの活躍の余白が存在するーと。

ことファッションに関しては、宗教・人種・民族・気候・文化などの違いに
大きな影響を受け、人種が違えば似合う服も異なり、
同じ人種でも文化や気候の違いによって好まれるテイストは異なるので、
その国固有のローカルブランドが存在するグローカル市場の代表の様な業界―
と分析されていました。
(グローカル=グローバル+ローカルの混成語)

中でも、私たちが暮らしている日本市場は【ガラパゴス】とよく揶揄されるマーケット。
世界から見たら、志向・嗜好・行動が特殊だってよく聞きますよね。
このコンサル会社は、そんなガラパゴス思考の国民性の企業が海外に進出する時、
ことアパレルに限って、専門家を頼らず経営者の勘でリサーチ不足のまま
進出する特異体質な業界と、その行動への警鐘を伝えていました(笑)

逆に読むと、私たち日本国内、しかも身近な地域で身近な人
(お店に訪ねてきてくれるお客様)に対して
ファッションを生業にするものは、そのニーズをもっともっと深く知り、
それが満たされるモノをお届けできれば、
ガラパゴス諸島の中のチッチャな島でのオンリーワンになれて、
その島中がみんなHAPPYになれるやん~♪

なんて、楽天的なことを考えたのでした☆
逆にそれしかない様な気さえします。
たった一人の方の満足に答え、ファッションを通して幸せを感じて頂くこと。
たった一人の人に満足していただけてなくて、10人の満足も
100人の満足もきっとありえない。

大事なのは、
【誰に 何を届けるのか?】
ってことなのでしょうねー。

先日のブログでご紹介した「生後間もない授乳期の赤ちゃんがいて、
その赤ちゃんの肌を心配してカサつくウールのセーターなどを
着たくなくて冬に防寒できなかったママさん」が、当社がデザイン・企画した
オーガニックコットンのセーターに出逢って感激のメッセージを下さったお客様。

この方にとって、赤ちゃんのお肌に優しくて冬でも暖かい厚手の
オーガニックコットン100%の厚手のセーターは
他に変え難い商品だったのだと思います。

商品に付加価値を加えることとは、例えばそんな事じゃないかと思うのです。
ちょっと大げさかもですが(笑)「1本の糸からこのお客様の生活を
Improve(改善)できた」好事例だと思っています。

■ 因みにグローカル化(英: glocalization)は…
全世界を同時に巻き込んでいく流れである「世界普遍化」(globalization)と、
地域の特色や特性を考慮していく流れである「地域限定化」(localization)の
2つの言葉を組み合わせた混成語である。
カタカナでグローカリゼーションと書くこともある。
俗に言う、「地球規模で考えながら、自分の地域で活動する」
(Think globally, act locally.)とも関連する言葉。
―ウィキペディアより抜粋 ―

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