選択カテゴリー:improve

ー 2017年10月16日

売れないのは本当に商品(企画)のせい?

こんにちは♪
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」をモットーに、
一般の方からのオーダーメイド~大手アパレル・OEMメーカーでは対応できない極小ロットの
生産アドバイスを含めた、日本国内・海外生産の企画など、単なるデザインだけではないニット企画で、
あなたにとってのジャストスペックをサポートするニットデザイン・企画専門分野のスペシャリスト、
『インプルーヴ』のニット姫です

お陰様で、最近 HPを見てお問合せ下さるお客様が増えてきました。
HPで出会うお客様は、本当にニットのことでお困りの方なので、私たちが得意とする分野で
お役に立てるので嬉しいのですが、
初めて当社を知る方は、大抵1型幾らで「デザインを買おう」となさいます。
具体的に言うと、修正には関与せず、気に入ったデザインを選んでいただきその中から選ばれたデザインの
仕様設計書を作成・納品するーという流れです。

口コミからのご紹介でない場合、逆の立場になれば、初めて付き合う会社でスキルも何もわからないので
当然かとも思いますし、もちろん、それはそれでも構わないのですが、そういう契約のお客様の場合で
一番残念に思うパターンは、大抵現場を優先してサンプル化できていないこと。
買ったデザインを商品化しきれていないこと・・・

まるで、その時の悩みに刺さる題名の「本」を大人買いして、買っただけで読んだ気になり、
ページをめくられる事なく並んでいるうちの本棚の新品同様の本みたい・・・?

その理由の大半は、現場に来ている薄利のオーダーを優先して新商品開発に時間を割くタイミングを損なうー
そんな感じでしょうか。
私たちの立場としてはその先に関われないので、なんとももどかしい次第です(>_

HPからのお問合せでお話をお聞きする場合、もちろんその会社自体を知る事から始まるのですが、
その時に、(その会社が抱えている課題の本質は何だろう・・?)という視点でお話を聴きます。
皆さん、ニットの商品力を強化したくてお問合せいただいているのですが、

「売れてない本質は他にあるんじゃないの?」と感じることがままあります。

それは、商品を通して何を伝えたいのか?という『絶対的な思い・姿勢』です。
これだけモノ余りの飽和時代に、単に作っても買う人の心に刺さりません。
刺さらないモノを作っても、それをお届けした会社(アパレル・小売店)さんはお客様から
評価をいただけません。
評価が低くなるから、着辺りの利益を上げるため仕入値を圧縮しようとする・・・
価格が高いから売れないんじゃないか、って販売価格も下げてみる・・・

この哀しい「負の連鎖」については再三に渡って言われ使い古されたワードですが、
それでも尚、まだまだこの状態におられる企業が少なくないのを感じます。

このような企業さんの場合、一番に手を付けなくてはならないのは「気温」と「体温」を合せる
社内環境だと感じます。
自社の本当の強みを見つけ出し、社業として曲げられないこと、本当にやるべきことを
はっきりさせ共有し、社内が一丸となって同じ方向を向いてエネルギーと技術力を一にする。
その思いを基盤にデザインや商品を生み出せて、初めて商品(企画)に魂が宿るー
ものづくりの原点とは、そういうことなんじゃないかなーと思っています。

単に儲けたい、お金を稼ぎたい、だけで作られた商品で買いたい人の心は動かないー

会社のベクトルを一つにし、お取引先様の先におられる「エンドユーザーに想いを馳せ」て、
今回は何を届けようか・・・と考えるコトがデザインするとう「行為」なんだと思うのです。

そこが会社の体質として染みついてもらえるようにお付き合いしていきたいというのが私たちの姿勢で、
そこの大切さに気付くお客様は、顧問契約に切替えられ、単なるデザインペーパーのやり取りでは
提供できない会社の価値を一緒にデザインさせていただいています。

ーだからかどうかはわかりませんが、私たちのお客様は今年も前売れもよく元気です^^

この様な会社を見ていると、(社内の)活気が(会社の)景気を変えるんじゃないかなーと感じます。
その前段には、会社のリーダーが外部環境の変化を的確に客観視できて(=気温を知る)
その変化に柔軟に対応できるよう、常に体幹を整える(体温を合せる)
ことが重要なんじゃないか、
と思います^^

うちは、そんなところから一緒にデザインをさせていただく会社です(#^^#)

ー 2017年10月11日

SDS-ONEを使いこなす自主練 Vol.2

こんにちは♪
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」をモットーに、
一般の方からのオーダーメイド~大手アパレル・OEMメーカーでは対応できない極小ロットの
生産アドバイスを含めた、日本国内・海外生産の企画など、単なるデザインだけではないニット企画で、
あなたにとってのジャストスペックをサポートするニットデザイン・企画専門分野のスペシャリスト
『インプルーヴ』のニット姫です

本日のお題は、前回 『SDS-ONE自主練1【バーチャルで編地を編む】』 に続く第二弾♪です(笑)

前回は、シンプルなリリヤーンでしたが、今回は意匠性が高い太番手の糸です。
糸名は「フェルトヤーン」となっていて、カラーノットの糸とくっつけてウールをフェルト化
させて結合させた・・・そんな感じの糸です。

アップはこんな感じ。

この糸は、数年前のジャパン・ヤーン・フェアでサンプルにピックアップした糸。
ずっと気になって保管はしてたんですが、なかなかこの子を活かせる案件に出逢えず・・・
実際に編んでみたいと思いながらも、この量では編機に掛けてもらうのも難しいし・・・
工場さんにお願いするにも、企画背景なしにはお願いし辛いし・・・
私自身が、編んだ表情を確認したくてもなかなか叶いませんでした・・・

でも、当社にSDS-ONEちゃんが入ってきたことで、それが叶いました~\(~o~)/

しかも、瞬時に3Gと1Gを比較して編めるんですよ♬ ⤴
最初3Gでシミュレーションしたら、ちょっと目が詰まり過ぎて糸の味わいが半減してる気がして
1Gで編み直してみました。
上の写真は、それを並べたもので、左の細い編地の方が3Gで、右の幅広の方が1Gです。
分りますか?

同じ条件で編んで(あくまでシミュレーションですが^^;)いるので、目数(針数)が同じなので
当然ゲージが粗い方が幅広に編み上がります。
これは、そこまで厳正に再現されているのですよ~☆

やっぱり、この糸カワイイ♪
これでガーター編みとかも可愛くなりそう~。
 ↑ 今回は時間切れだったんで次回挑戦してみます。

・・・そして、皆さん、お気付きになりましか?
はい。ちゃんと編出し組織がついていて、編み方も2×1リブになっているんです。
2×2リブではなく、2×1リブです^^ ←解る人には解るこの違いwww

これも、シミュレーションの時に編成組織を指定して編成図を設計することができるからのなせる業です。
もちろん、天竺袋編みも1×1リブ編みもできますよ。
このデータは、もし実際に自動編機で編んでもらうとしたときの編成DATAのベースになります。
今回はとても意匠性が高い糸だったので、糸の個性を引き立たせるための簡単な組織にしましたが、
例えば頭の中で考える組織もこのSDS-ONEで【編成組織を描くスキル】さえあれば、
バーチャルでの確認が可能になります。

ここでいう【編成組織を描くスキル】とは・・・
ニット・タック・ミスというニットの3原則組織を、前ベッドでやるのか後ろベッドでやるのか、
其々決められた色番号に変換して塗分けした図を描くこと事です。
この辺まで理解する人が激減しているところに、当社が「絶滅危惧種」と呼ばれ(笑)、
ニット商品の企画に困った方が駆け込み寺の様にお問合せ下さるところだと思うのですが、
私たちも後陣にバトンタッチしたいと思っているので、真剣に学びたい方があれば個人セミナーや
インターンシップ受入れなど、臨機応変に考えますのでご連絡くださいませね^^

さて、SDS-ONE自主練の話に戻りますが、
この子の、ちょっと残念なところを発見してしまいました、、、(´・ω・`)

それは、これ。↓

そう。
いきなりリブに編みが始まってしまってるんですよね^^;
編出しの最初の最初、掛け目が再現されてなーーーーい。

つまりは、例えば「振り編出し」か「ゴム編出し」か、などの比較ができないんですよね(:_;)
これだと、まるでツルツルと編地がほどけそうな、編み途中の様な表現です。
でも実際は、自動編機に掛けても、百歩譲って手編みでも、それは絶対にあり得ません。

・・・惜しいな~SDS-ONE。。。

島精機さん。まだまだ進化の可能性アリやね^^;

ー 2017年9月20日

SDS-ONE自主練1【バーチャルで編地を編む】

こんにちは♪ 
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」
をモットーに、一般の方からのオーダーメイド~大手アパレル・OEMメーカーでは
対応できない極小ロットのニット商品の生産アドバイスを含めた日本製、海外生産の企画など、
ニット商品企画・単なるデザインだけではない、あなたにとってのジャストスペック・サポートを提供する、ニットのデザイン・企画という専門分野のスペシャリスト・
『インプルーヴ』 のニット姫です

丁度ひと月前に行ってきた島精機製作所さんのCG研修。。。
全然復習できない内に早1カ月、、、

今日はクライアントさんの企画を整理するに辺り丁度いいので
糸が手元にあるだけの企画について、ループシミュレーションで編地作成にトライ☆彡

いやはや… 忘れていることだらけで自己嫌悪(´;ω;`)
島精機さんのインストにつまらない事が分らず2回も電話アドバイスしてもらい、
何とか完成w

以下、備忘録まで手順をBLOGに記録w

1 編みたい糸をスキャニングする
(同じエリアで白バック・黒バックの2種類の画像撮る)

2 「糸入力」する
黒バックと白バックの画像を選択してOKする

3 「糸一覧」に糸を登録する

4 空白のセルを選択 ➡ 「糸登録」 をクリック

画面の糸画像に表示された白黒点線のみ、上下させて糸の飾り糸の範囲を確定させる
糸名、番手情報などを入れる
糸形状の種類を選択する
➡ 「修了」クリック-「OK」選択したら糸登録完了。

1 「ニットデザイン(基本)画面をクリック➡組織柄作成画面を選択ー

2 柄設定 「新規作成」クリック➡「成型なし柄」選択
風合いでゲージを設定 「OK」

3 「柄選択」で希望の組織を選択。デフォルトに無ければ「描画」ボタンをクリックして

組織を描く ➡ 「終了」

4 ループシミュレーションに進む
「ループ変換」クリック ➡ ゲージ選択ー「OK」
シミュレーションしたい糸を選ぶ 糸設定画面の 右下「R」が二重臼のボタン
※押せば2種類の糸を選び、引き揃え科二重臼か選択できる

5 実行クリック ➡ シミュレーション開始~約2分で完了。

6 出来上がったシミュレーション編地がこちら。

これで、糸さえあれば編機が無くても、編む技術を持ち合わせていない人でも
自由に編地のシミュレーションができます♪

改めて…

私の手元にあるのは、この2種類の糸。しかも、こんなちょびっとだけ。。。

それが、今回投資したシミュレーションの専用機でバーチャルにトライしたら・・・

⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩ ⇩

⤴二種類の糸を二重臼したリブ編みの画像が完成!
これなら、クライアントさんにもご理解いただけそう(^。^)

このレベルの画像であればニットの事に詳しくない方でも
組織をイメージしていただけそうでしょ~☆彡

ー 2017年8月24日

Workshop PARTY 2017 Summerに参加します

こんにちは♪

お盆休みが明けても一向に涼しくならない、まるで香港のような
湿度高い神戸ですが、
皆さんのところは如何ですか?
今年は関東はとても涼しいらしいですね。
雨が多いのは困りものですが、涼しいというのは羨ましいです^^;

ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」
をモットーに、一般の方からのオーダーメイド~大手アパレル・OEMメーカーでは
対応できない極小ロットのニット商品の生産アドバイスを含めた日本製、海外生産の企画など、
ニット商品企画・単なるデザインだけではない、あなたにとってのジャストスペック・サポートを提供する、
ニットのデザイン・企画という専門分野のスペシャリスト・
『インプルーヴ』 のニット姫です

『長いと思った夏休み。
なのに、あっという間に8月は終わってしまいます。
思い出作りできたかな。
さて、今からどうしよう。。。』

皆さんのお子さんの夏休みももうすぐ終わり。
夏休みの宿題は完ぺきですか?
私の子供の頃は、図画工作だけは好きで最初に終わってましたが
他の読書感想文とか、算数ドリルとかが最後の最後まで億劫で~^^;

でも、同級生の中には真逆のお友達も当時クラスにはいっぱいいましたw

そんな子供たちの(親御さんの?!w)お悩み解決するイベントが
ニット姫のお城があるKIITO内で行われます。

Workshop PARTY 2017 Summer

Workshop PARTY (ワークショップパーティー)は、神戸を中心に活躍するアーティスト・クリエイターが
一同に集まり、手軽にいろいろな体験ができる、夏休み最後の週末に親子で楽しめるお助けイベントです。

こちらの主催者でもあるOniceさんと、KIITOがきっかけで先日知り合い、意気投合♬
【インプルーヴニット倶楽部】の拠点があるKIITOでのイベントなので、私たちもワークショップで
協力させていただくことになりました♪

ワークショップの内容は、先日出展協力させていただ『ファミザニア2017』
でも小さな子供たちに好評だった【変わり毛糸を組合せてつくる
ニットポンポンのヘアゴムつくり】をワンコイン¥500で提供させて頂きます。

普段皆さんがイメージする一般的な「毛糸」とはひと味違った、海外製のキレイな色のものや
変わった形状の糸など沢山ある中から、子供たちの感性で自由に組合せてつくる、
まさに世界に一つしかないニットポンポン!

まるで、絵の具の色を組み合わせるかのように選ぶのがとても楽しいワークショップです(#^^#)

あ、このポンポンつくりのワークショップは、子供たちだけじゃなく、大人の参加もOKですよ^^
おとなの方なら、お手持ちのバッグに付けるチャームにしたり、
ラッピングのリボン代わりにポンポンごとプレゼントにしたりも喜ばれます(#^^#)

ギフトラッピング例

夏休み最後の日曜日、「どこに遊びに行こうかな~」なんて思っている方、
宜しければと一緒にニットポンポンつくりましょ(^_^)/

Workshop PARTY 2017 Summer

ー 2017年8月3日

「ファミザニア」って知ってます?

こんにちは♪ 

ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」
をモットーに、一般の方からのオーダーメイド~大手アパレル・OEMメーカーでは
対応できない極小ロットのニット商品の生産アドバイスを含めた日本製、海外生産の企画など、
ニット商品企画・デザインだけではないフルスペックでのサポートができる、
ニットのデザイン・企画という専門分野のスペシャリスト・
『インプルーヴ』 のニット姫です

さて、皆さんは【ファミザニア】って、聞いた事ありますか?

これは、ファミリーホームの子供たちに職業体験ワークショップを通して、
ホーム卒業後の自分の未来予想図を描くきっかけになってほしいと始められて
いる、
一般社団法人 日本ファミリーホーム協議会が主催する「ファミリーホーム全国研究大会
inOSAKA」のコンテンツです。

今回ひょんなご縁を頂き、(株)インプルーヴは『デザイナー』の職業体験ブース
として協力させていただくことになりました。

大会主旨には、
【子供たちが、夢や目標を描いて、未来を見て生きて行ってほしい。という願いを込めて
今大会のテーマを『DREAM COME TRUE~みんなで描こう未来予想図』としました。
子供たちの持つ「生きる力」を信じて、出来ない事や弱い所は誰かに助けてもらいながら
自分自身の人生を自分で切り開いていく。という希望を持つことに繋げていきたいと考えています。
子どもたちが自分で思い描く、未来予想図の主人公として生きて行けるようなサポート
をしたいと思い、そのためのプログラムとして、近畿ブロックで大注目の「Famizania」(お仕事体験)
を全国大会で開催し、子供たちの夢や目標を持つきっかけ作りをしたいと思います(ー略)】
とあります。

famizania2017

具体的には、比較的大きな子ども向けには、予め用意した下書きのスタイル画に
好きな服を上描きしてもらい、色鉛筆やマーカーを使って好きな色にぬりえまで
してもらって、持帰ってもらうというものです。
これは、以前神戸の中学3年生の「Kuトライやる」でやってもらったことがあるのですが
とても好評でしたので、それの簡易版を考えました^^

小学低学年以下の小さな子供たちには、ニットの変わり糸を好きに選んでポンポン
メーカーでつくるポンポンのヘアゴムつくりを体験してもらおうと思っています♪

わたしがお声を掛けて頂いた団体からは、レーブ ドゥ シェフさんが一緒に出ます。
社長自らがスタッフさん2人を連れて、「パティシエ」体験を提供。
マジパンつくりをするそうです^^

他にも、自動車整備士や看板屋・美容師・農家・ゲームプログラマー・税理士などなど・・・
実際に働いている企業が提供する職業体験はきっとリアルでしょう☆彡
出展する側としても、とっても楽しみデス。

私も、若い頃に分けあって親に頼れず、10代で独立し自力で専門学校を卒業して
今の職業に就きました。
その間には、本当に感謝してもしきれない沢山の他人の大人の人に助けてもらって
今の自分がありますので他人事に思えないところもあります^^;
ーので、その恩返しを次の世代にパスできたら・・・という想いで引き受けしました。

少ない時間ではありますが、その中から自分に向いてそうなこと、愉しい未来を描ける
様な心を育んでくれたらいいなーと思います(#^^#)

…ちょっと訳ありで只今右肩を負傷していますが、痛みをふっ飛ばして行ってきます♪

ー 2017年7月29日

【働く】ってどういうこと?

こんにちは♪
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」をモットーに、
一般の方からのオーダーメイドから、大手アパレル・OEMメーカーでは
対応してもらえないような極小ロットのニット商品の生産アドバイスを含めた
日本製、海外生産のニット商品企画・デザインまでのフルスペックサポートもOK。
とにかくニットに特化したデザイン・企画という専門分野のスペシャリスト・
『インプルーヴ』 のニット姫です

突然ですが質問です。
皆さんにとって〝働く〟とは、どういうことですか?

私の場合の〝働く〟=仕事・役割とは、作り手と着る人の
相互の心の声を翻訳することだと思っているんですが、
そもそも〝働く〟を一言でいうなら・・・どう表せばいいんだろう?

一言で表せず言葉が、バシッとはまらずもやもやしていた私に、
-昨日何気なく観ていた「メンタルヘルスと経済学」をテーマにした
TV番組の中で、大槻ケンジさんが、納得の答えをくれました。

『働くことは、自分と社会・世界がつながっている証。
それが心地良ければ人は健康でいられるのでは』-at大槻ケンジさん

人は、誰しも誰かとつながっていることを実感するために働いている。
確かに、どんな仕事も実はバラバラの働きではなく、
大きな意味で共働作業をしていると言えますね。

そんな共働の気持ちは、買って下さるお客様に喜んで頂けて
初めて「心のご褒美」となり、健やかな気持ちで日々暮らしていける。

その「心のご褒美」が、なかなかフィードバックされないのが
もどかしい・・・
(本当にお客様に喜んで頂けているのかな?)実感できない不安。
逆に、お客様も不安・・・
(その商品が、自分にとってどんなステキを齎してくれるのか?)
納得できないと不安・・・

そういう不安を感じることなく、作り手から買う人まで
相手の存在を実感しあえる環境。
まるで【サラサラの血流がぐるぐる体の中を健やかにめぐる】かの様な。

そんな循環系が当り前の世の中になったら、、、
何かステキだと思いませんか(#^^#)
そしたら、メンタルヘルスで悩む人の数もうんと減って
沢山の人が自然と楽しく働けるようになるんだろうなー。

大きなことはできませんが、自分の身の回りの小さなことからでも、
そうういう気持ちで日々改善(Improve)を心掛けたいです^^

ー 2017年7月23日

creema HMJ2017 にココロイトで出展中です!

おはようございます~。

アパレル業界のニット姫
です(笑)

今日はクリーマーさん主催のHMJ2017で東京ビッグサイトに居ます♪

HMJ2017ココロイトのブース

TSUNAGARITTOのiPadタブレットケース

creema社長のDJ

↑夕べの出展社懇親会の時のクリーマー社長からのおもてなし?!w
自らMCでレコードまわしてます☆彡 多彩な方ですね♪
写真ばっかでスミマセン^^;
詳しい報告は帰神後に!

ー 2017年7月11日

度目についてー学生への講義資料作成にて

こんにちは♪
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」をモットーに、
一般の方からのオーダーメイドから、大手アパレル・OEMメーカーでは対応してもらえないような
極小ロットのニット商品の生産サポートを含めた日本製、中国製ニット商品企画・デザインまで。
ニットのデザイン・企画という専門分野のスペシャリスト、『インプルーヴ』 の
ニット姫です(笑)

※先日、とても親しくお付き合いしていただいている
社長さんにFaceBook上で「ニット姫」と呼ばれたのが
実物とのギャップ含めて何か面白かったので
しばらくキャッチーにしてみますw

(イラストは職業講話に行った時に中学生が
感想文に落書きしくれた似顔絵です♪)

さて、この春から半年タームの約束で担当させてもらっている、大阪モード学園の
夜間「ニットスペシャリストコース・基礎」も折返し地点まで来ました。
先週漸く編機の構造説明に入り、今週はその続きで、針の動きとそれによる編地の
種類・特徴の違いなどを講義しようと思います。

ただ、実際に機械をみたことも無ければ、手編みすら初めての学生達1年生~4年生まで
20人総合クラスなので、如何にリアルにイメージさせるかに悩みます~(~_~;)

先週は講義のみだったので、約50枚用意したPPT資料で2時間丁度だったので、
今週もまあまあ同量の資料作成が・・・
(大阪MODEさま、お願いだから、今年一回で終わりにしないでね~(´・ω・`)

作成中の資料の中をちょっとご紹介^^

これは、機械編機の構造で基本となる、編み針の作動の種類、ニット・タック・ミスの
違いを説明する図です。

これらの図は、昔サラリーマン時代に習った時の資料を引っ張り出して来て、DATAベース
にし、それに加工を加えたりして作っています。
(見覚えのある人もいるでしょうね^^;)
これを、実物の編機の針を触らせたりしながら説明していきます。

それでも、その結果どんなふうに編地の組織に違いがでるのかまで理解できないと思うので、
社内資料の中から同じ糸で編んだリブ編地や片畦、両畦などの組織違いの編地を持参して
目で見て、触って、確認してもらおうと思っています。

触れさせる資料も、なるべくイイ物を手にして触感を大事にしてほしいので、今回は
カリアッジ社(CARIAGGI社)のカシミヤ(Cashmere)100%紡毛の編地をチョイス。
貴重でしょ♪

ゲージの違いと編地の違いのパートでも理解を深めるために、1種類の糸で12GG(自動機)
➡7GG(自動機)➡5GG(自動機)➡3.5GG(手横機)まで本数取りを変えて編んだ編地を
持参して、1本の糸からどのようにしてデザインの幅を広げて考えることができるかー
について説明したいと思っています。

 

そして、編機の基本知識で絶対に外せない「度目」と「巻き下げ」についての説明したいと
思っています。
度目は勿論最重要項目ですが、編地には必ず「捨て編み」を付けて編み「抜き糸」を入れて
編む意味を説明する流れでも「巻き下げ」機能の重要性を理解してもらう必要があると思うからです。

普段、何気なく当たり前に使っている「度目」。という用語も、学生達にとっては???度詰め?度甘? 
ーそんな専門用語を伝わる様に工夫する為に社内にある専門書を引っ張り出したりググってみたり・・・
(業界お仲間さまのHPなどからも情報収集させて頂いてますw有難うございます☆)

改めて、伝える難しさと、ニットの奥深さを感じ入る作業となっております~(#^^#)

先日学生から、「なんで先生はそんなに多岐に豊富な知識を持ってはるんですか!」って
聞かれたんですが・・・

やっぱ、ニットが好きだからですわ。どうやらワタシ(´艸`*)。

ー 2017年6月27日

インドから届いた荷物 

こんにちは♪ 
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」がモットーの 『インプルーヴ』 です。

今日もムシムシする神戸の天気・・・雨降りそうで降らない^^;

そんな本日、恐らく灼熱の熱さであろう、インドはノイダという地方からの
荷物が届きました。
・・・正確には、顧問先企業の担当者さんがインド出張からハンドキャリーで持帰って
日本から梱包してくれたので、前にアップしたようなキュウキュウ状態ではないですよw

18年秋冬企画のオーガニックコットン

荷物の中身は、オーガニックコットンの2018年秋冬企画商品のファーストサンプル。

「秋冬なのにコットン?」と思った方もいらっしゃるでしょうね。
そうなんです。こちらの会社さんは年間通してコットンでニットとカットソーの商品を企画・販売されています。
春夏はカットソーの比率の方が多くなり、秋冬は横編みニットの比率が多くはなりますが、
それでもオールシーズン「コットン」です^^
その代り、糸の番手(太さ)や、編地の厚みを編み方で変えるなどして変化を持たせたりしますよ。

話を戻して。今日は≪サンプル≫のお話。
こちらの会社さんで監修させてもらっている≪サンプル≫には、
 ・ ファーストサンプル=1番最初のサンプル
 ・ セカンドサンプル(修正サンプル)=2回目のサンプル
 ・ サードサンプル若しくはPPサンプル=プロモーション用サンプル
 ・ TOPサンプル=本生産ラインでの1枚目のサンプル
 ・ 量産品抜取り検品
と、あるのですが、

中でも、毎回このファーストサンプルとのご対面が一番緊張&ワクワクの瞬間です^^

 「今回はどんな出来上がりか?」
 「イメージ通りに出来上がってる?デザインとパターンと編地は合ってる?」
 「私たちの意図は伝わってる?」
 「希望通りに編んでくれてる? 縫ってくれてる?」 
 「サイズはちゃんと出てる?」
 「決定度目通りに編地のテンションは守ってくれてる?」
 「編出しなど、しっかり品質KEEPできてそう???」

もうもう、サンプル到着日直前の私たちの脳内はこんな感じです^^;

ーそして到着したら、1着ずつ丁寧に採寸&諸々チェック。
 ➡ 先ずは採寸しながら、縫製方法など細かく目視チェック
  ➡ BODY(トルソー)に着せて、客観チェック。
   ➡ 社内メンバーで着用しあって、着心地チェック。

結果は・・・
(´・ω・`)だったり、(^◇^)だったり、(◞‸◟)だったり、\(~o~)/だったり、(゚д゚)!だったり・・・www

まだまだ来年の冬まで世間にお目見えしない商品たちなのでここでご披露はできませんが、
このインドの工場さんと初めて関わらせていただいた2015年秋冬の頃と比べたら、
随分日本の品質基準にマッチしてきてるれてるように感じ、嬉しく思います。

今は、まだまだ低価格・ファストファッションの生産拠点のインドですが、
彼らに数量だけでなく色んな利益の出し方があること、技術の磨き方、より良い商品を
つくれる誇り、歓びなどに気付き感じてもらう一助になり、
まわり回って、フェアトレードな循環の中、原綿を育ててくれているチェトナの皆さんの
生活が、少しでも良くなったらいいなーと思いを込めて、又、日本のお客様に喜んで頂ける様、
しっかりブラッシュアップさせていきたいと思います(´▽`*)
 

ー 2017年4月23日

個人様からカシミヤセーターのオーダーを承りました①

昨年末、個人様からのフルオーダーのニットセーター製作のご依頼をたまわり
、初めて応え納品させて頂いた事例をHPの実績ページに追加致しました。

http://improve-knit.com/works/fullorder-sweater

当社にお問合せ頂いたのは昨年10月の終わりころ。
お客様はインターネット検索で当社を見つけられたと、お電話を下さいました。
(具体的なご依頼内容は実績ページに記載しております)

それから、協力してくれる工場を探したり、糸の調達ルートを設定、実現できそうな諸々
環境を整えて見積を出すのに1カ月近くかかりました。
そこから、島精機製作所さんのAPEX3というCADでループシミュレーション(まるで
編地の様な精度のCG画像を製作することができます)
で何度かお客様と柄の再現精度の確認をやりとりさせてもらい、12月頭から工場による
編立試作を開始。。。

お客様からは納期のご希望は賜っていなかったのですが、カシミヤのセーターなので
着る時期を考えると何とか年内にお届けしたいとおもい、工場とも相談して努力しましたが、
このご依頼のキモとなるインターシャ柄部分の再現が熟練の技術者をもってしてもかなり難航、、、

結局年内には間に合いませんでしたが、年明け1月中頃には社内検品を終え、お客様に
お贈りする事ができました。

その後、ご満足頂けたとのお声と共に、同じ柄で女性用のサイズで2着追加のご依頼を頂きました。
元のメンズのデザインのままだと、襟元が男性っぽいのではないかと、当社の方から
より繊細な仕様へのアレンジも可能の旨ご連絡してみたところ、そちらに変更して作ってほしい
との返事を頂き、実行させていただきました。

この間トータルで、お電話でお話したのは最初の1回のみで、後はメールのやり取りで
写真や画像添付でコミュニケーションを取ったり、図案・色見本等は郵送で実物を見て頂く
などで確認しつつ進めさせていただきました。

追加のレディス商品2着については、オーダーから約1カ月ほどでお届けさせていただく事が
できたので、この冬の間に何度かはご着用を楽しんで頂けたのではないかと推測しています^^

今回はかなり特殊なご依頼でしたが、当社も良い経験をさせていただきました。
この様なご要望がありましたら、可能性ある限りお問合せにお応えできるよう、
お客様のベストスペックを見つけ出したいと思いますので、お気軽にお問合せ
下さいませ(#^^#)

ー 2017年3月6日

誰もがファッションを愉しめる社会を夢見てー

こんにちは♪ 
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」がモットーの
 『インプルーヴ』 です。

3月に入って最初の月曜日。 インプルーヴはこんなお仕事MTGからスタート。
名付けて「Fairness Life(フェアネスライフ)PJT」の商品企画。

「自分達自らで、自分達がお洒落を楽しめる服をつくる事業所を立ち上げ、将来自分達の
ブランドをつくりたい」と想いをもつ人達と、私たちが温めていた“なにがしかのコンプレックス
を抱えている弱者も周りの仲間・家族・兄妹と一緒にシェアできてオシャレが楽しめる服” の
企画アイディアが約4年前に出遭い、彼等へのものづくり面のサポートをすることになりました。

先ずは事業所を立ち上げる為に必要な資格、サービス管理責任者資格を彼らが取得するところから始まり、
仕事のひとつの特色にリンキングというニット特有の縫製技術を取り入れるべく、工場さんに教えを乞い、
通われ、学びながら、約1年がかりで就労継続支援B型事業所「Bridge+」を開所されました。

ーそして昨年、やっと彼らは、私たちとの約4年前からの共通の想いだったフェアネスライフ・スピリットな
商品つくりに着手するところまで来ました!
彼ら彼女らの努力は本当にすばらしいと思います☆

セパレートパンツ試作ミーティング1

今日は、そんな彼ら・彼女らとの3作目の商品企画の打合せでした(#^^#)。
以前にもこのブログやFaceBookで紹介させていただいている『ワンショルダー・ストール』が
記念すべき1作目。
2作目は『ユニークポンチョ』
3作目の企画は、今までよりチョットハードル高い『ニット・パンツ』です。
それも、ちょっとおもしろいパンツw

デザイン~企画監修全般を当社が担当していて、協力工場さんに編地の編立を依頼、裁断と
ニット縫製をブリッジ+さんが担います。
そのニットパンツ試作第一号を作るべく、実際に縫製してくれる二人が訪ねてきてくれて、
当社で引いたパターンを元に、トワールなどをお見せしながら縫製工程の綿密な打合せを
しました☆彡

当社から工場さんに規格を出して編んで頂いた編地とパターンを突合せながら、各所の縫い方・
リンキング縫製の可否の確認、実際に身体に不自由がある方が楽に脱ぎ着できる為の配慮の
確認。。。などなど。

普段エンドユーザーとも接している二人からユーザーニーズをヒアリングしながら、臨機応変に
その場でパターンや仕様にも修正を加えていきます。
こういう事前の段取りが、商品の完成度は元より仕事の完成度も大きく左右するので、
とても重要な工程です。

そんな訳で、当社のニットパタンナーとしっかり話込みをして、縫製への不安も解消。
納得の様子で会社へもどられました。
次のミーティングは、ファーストサンプルの検討会になります。出来上がりが楽しみです~♪

ー 2017年3月3日

敏感肌の方からのお声

こんにちは♪ 
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」が
モットーの 『インプルーヴ』 です。

今日、チョット嬉しいことがありました(´艸`*)

ニット&カットソーの商品企画の顧問契約をしていただいているクライアントさんとの
ミーティングの際に、最近のお客様からの商品評価についてお話を共有していただいた
ときのこと。
立上りの商品も店頭は総じて好評とのことで、個々の商品の完成度にはもちろんまだまだ
課題はありますが、まずは立上りの伸びは順調とのことで一先ずホッ(^。^)
でも、もっと嬉しかったことはお客様から『喜びのお声』が届いているとのことでした。

当社がこちらで関わらせて頂いているのは、「オーガニックコットン」に特化したインド
製のフェアトレード商品の企画です。

<オーガニックコットン>というだけで、素材推しでデザインがシンプルに留まって
いるものが多いような印象を抱いている人も少なくないと思いますが、私たちは
そういうイメージに捉われず、インドという生産地にも捉われず、製造してくれる工場
に直接出向き、膝を付き合わせながら彼らが持つ編機のスペックや設備背景、強味など
を吟味し、その時その時のベストスペックでデザインやパターンの提案をしています。

いっぽう、お客様にはその素材の性質から実は敏感肌の方もおられるそうで、
そういったお肌に課題を持つ方は、知らぬ間にオシャレを諦めている方も少なく
ないようです。
そう感じたのは、今日の『お客様から「(こちらのお店の服で)又、おしやれができる
ようになったのが嬉しい!」とお客様から喜びのお声をいただいています!嬉しいです』
と、販売スタッフさんから喜びの声が寄せられているーとお聞きしたからです。

お客様が
「又、お洒落を楽しめるようになった」
「ワードローブに、安心して着られるオシャレな服が増えてうれしい」
と喜んでくださる♪
  ↓ ↑
販売担当のメンバーさんの
「喜び・働きがい」
に繋がる♪

 
この連鎖こそ、一番の私たちの
<歓び・やりがい> であり、常に目指しているところですので、
本当にうれしいお声です☆

ーそんなインプルーヴは、明日開催される
デザイン・クリエイティブセンター神戸「KIITO」のイベント、
「オープンKIITO 」に参加します♪

明日は一日、会社のドアを解放し、一般の方に会社内見学をしていただいたり
無料のワークショップで珍しいニット糸でポンポンの髪結びゴムを作ってもらったり、
ニット糸の量り売りなど、お祭り騒ぎで楽しみます♪

お近くの方、ニット好きの方、このKIITOに入居している会社を覗いてみたい方
ぜひぜひ遊びにきてくださ~い\(~o~)/

そして、これをお読みの敏感肌の方へ
ご興味があれば、こちらをチェックしてみてください(#^^#)
シサム工房
シサム工房blog&column

ー 2017年2月23日

「作り手の想い」を「着る人に届ける」ブログ

 

こんにちは♪ 
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」がスローガンの 『インプルーヴ』 です。

お年始早々の繊研新聞で取り上げていただいた「作り手の想い」を「着る人に届ける」という活動の
ブログ発信が先週から始まりました~\(~o~)/
「作り手の想い」を「着る人に届ける」BLOG

・・・当社が事業領域として日頃仕事をしているアパレル業界。
職種の違う方はさほどお感じではないかもしれませんが、実は毎日の様に不景気なニュースが
飛び交っています。。
一昔は花形の様に思われていた、アパレル業界。
約20年前に私がデザイナーとして就職した会社も、当時は大学生の就職したい企業ランキング
ベスト5にいつも入っていました。 ・・・が、今は・・・

なんででしょうね?

未来はみんなシルバーのボディスーツを着ているかもしれませんが(笑)、少なくともまだ現代で
洋服を着ないで出掛ける人も一日を過ごす人もいません。
そして、おしやれ好きな人がいなくなったわけでもありません。

ただ、その服を「着る人」が求めていることに応えられていないのではないか?
そしてその服を「作っている人」の方も、「着る人の想い」をちゃんと読み取れていないんじゃないか?
そして、そして。そもそもその服を「作っている人」って、いったい誰のこと?

 → シンプルに考えてみよう。
服を「着る人」の 望み を 「作り手」が叶える
「 あら、何でわかったのー?! そうそう、そういうところに気が利くオシャレなものが
欲しかったのかも~☆彡 ありがとう♪ 」
そんな風に喜んでもらえたとしたら。 「作り手」にとって最高のごほうびだな♪と。

いつしか、そんなことを話し合う仲間があつまりました。まだまだ少人数ですけどね^^;

それで、私たちはその「着る人」=エンドユーザーの声を日頃聞いて感じている『お店』までが
「作り手」となって服をつくりたい、と思う様になり、手弁当での活動が始まりました。
それが、約1年前のこのプロジェクトの発足です。
そして「作り手」チームとして一丸で商品企画を始めました。
それが、お年始に新聞に取り上げて頂いた発足メンバーです。

まだまだ力不足なので、ひとつのシーズンでたった1着の商品しか企画できませんが、
それをみんなで膝突合せとことん考え作り込みます。
それぞれが持つ専門スキルをベースに「着る人」の気持ちに想いを馳せー

そして、5人じゃまだまだ非力^^;
この活動を応援してくれる仲間、一緒に「着る人」の想いに心を傾け、一緒に作ってくれる
お店に参加してもらい、色んなお声を聴きたい。
そんな私たちの情報を発信する方法として、昨年11月にFaceBookから始めました。

FaceBookのトップのメッセージにはこんな風に記しました↓
「作り手」の想いを「着る人」に届ける

- プロジェクトの目的は【アパレルの三方よし】-
お店にならんでいるニットには、様々な想いが込められています。
  ・この素材を選んだ理由
  ・この編み方を選んだ理由
  ・このデザインに決めた理由
そして-
  ・この価格にした理由
そんな、作り手達の想いを着る人に届けたいと考えています。
作り手も売り手も。もちろんお客様も。
みんなが納得できる関係をつくるのが私たちの目的です。
わたしたちは、同じようにニットを着る人に想いを届けたい「作り手」、「売り手」を募集しています。
共感してくれる人たちがここに集まってくれて、一緒につくり、一緒に伝えてくれたら最高です。

そして、先週、チームメンバーのIT担当(笑)さんが「作り手の想い」を「着る人に届ける」BLOG
という2つ目の情報発信の場を作ってくれました♪
すごい!ありがとうございます~(´艸`*)
これでFBをされていない『まだ見ぬ未来の仲間』にも気付いてもらえるかも?!

もしよろしければ、みなさまもちょこっと読んでみていただいて、ちょこっと何か感じてもらえると嬉しいです。
そして、「あ、わたしorぼくも共感するなー」って方があれば是非メッセくださいませ~(^_^)/

「作り手の想い」を「着る人に届ける」BLOG

ー 2017年2月13日

「ガラ紡績」に日本の産業革命の歴史を見る

 

こんにちは♪
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」が合言葉の
『インプルーヴ』 です。

唐突ですが、皆さんは「ガラ紡」という単語を聞いた事はありますか?
「ガラ紡」。。なんとなく、言葉のイメージから紡績の種類???

ー私は昨年末に知人から誘ってもらって参加した業界関連の懇親会で
ある方にお目にかかったのがきっかけで知りました。

Q:なんで「ガラ?」
A:「ガラガラと大きな音を立てて糸を紡ぐから。」
なるほど。。。そのまんまやねー(´・ω・`)

ーでも、これがその機械の正式名称なんです。あだ名とかじゃなくw

「1本の糸から未来をImprove」するがスローガンの当社としては興味津々!
ーで、年明け早々アポイントを取って、工場を突撃訪問してきました♪
自分の目で見てみないと、どんな糸が出来上がるのかイメージが付かなかったので^^;

実際の糸は、こんな感じ。
何と、糸だけじゃなく、食用油まで作ってらっしゃいました☆

糸自体は、とても緩い撚糸のスラブコットンです。
見るからに優しい雰囲気の糸。強度はちょっと心配ですが。。

生地だとこんな顔。
膨らみはあるけど、このままだと服にするのには少々課題がありそうかな。
全面芯貼りするようなものならいいかもしれませんね。例えばバッグとか?

ちなみに、こちらのこの糸の商品名は「fuwaco(ふわこ)」
カワイイ名前♪
そして、この糸を作る機械がその【ガラ紡機】。

このアルミ?か何かの金属の筒に原綿を詰めて綿をひも状に垂直に引き延ばすのですが、
その筒がガラガラと大きな音を立てながら回転するので、その名も「ガラ紡」^^

こちらの会社では原産地が明確なオーガニックコットンの綿を使用されていました。

何故オーガニックコットンを使われているのかについてはここでは割愛しますが、
オーナーさんの明確なこだわりがありますので、ご興味がある方は
オーナーさんのブログをお読みください☆
有限会社CHICAさんのブログ➡ ふわふわコットンのふわこです

そんなナチュラルの原綿から紡がれる天然色のままの糸には、ところどころに綿カスが残ります。
染めていないナチュラルな綿の証拠ともいう?!

ここからは、簡単にこちらで糸ができるまでの工程をー

先ず、これが原綿です。
これはインドのオーガニックコットン。
この塊の単位を何というかお聞きしたのですが忘れちゃいました(>_<)

カンカンに真空梱包されてて、すごい重さなので、玄関に運ばれてきた時のまま、鎮座してました。

この塊から引きちぎるかのようにして、綿を攪拌機に入れて綿を解し空気をはらませます。

攪拌する機械も当時のまま。ほとんどの部分が木製です。

綿をふわっふわにほぐしたら、それをシート状にする機械に移し、布団用の薄綿の様な布状にし、
それをくるくると巻き上げて反物の様にします。
それを凡そ20㎝位の長さに切り分けてガラ紡機の筒に詰め込みます。

まるで、綿菓子みたい~♪

この、綿の上に置かれている棒で綿を挟んで詰め込みます。

機械はどれも一応電気で動きだします。
蛍光灯のスイッチのようなボタンを押すと、全ての筒が一斉に回りだして綿が糸状になりながら、
上のボビンに巻き上げられていきます。

その動力は筒の下に這わしてある紐が回って歯車を動かし、筒を動かします。

上に巻き上げられた木製のボビンの状態では細くて弱いので、この合糸機で数本合せて、ある程度の
強度に耐える太さに整えます。

写真には残せてないのですが、今度はそれを撚糸機に掛けて撚り合せます。
ここで漸く、使える「糸」となります。

私は歴女ではありませんので、この紡績機が辿ってきた歴史を
ググってみると。。。

ガラ紡は、臥雲辰致により1876年に考案された紡績機。そのガラガラという騒音から、
ガラ紡と呼ばれた。
第一回内国勧業博覧会(1877年)に出品、受賞。東海地方を主に浸透。だが、当時日本には特許制度が無かった
ために無許可で次々製作され、臥雲はガラ紡製作の自己資本さえ回収できない始末となってしまった。
水力を利用した水車式のものが普及したが、それに限らず同様の紡績機構を有するものも含まれるー(ウィキペディアより抜粋)
とありました。

この発明者である臥雲辰致(がうん たつむね)が日本の綿紡績の歴史を変えた人であるにも関わらず、模倣品の氾濫で生活もままならない状況にある事をみた日本は、このままでは工業化は発展しない、発明を護る法律の整備が必要と考えた高橋是清(だるま宰相)が特許を導入するために当時の特許先進国である欧米へ渡りその仕組みを作った、ーというのも時を同じくして偶然観たTV番組で知りました。

そんな、歴史の生き証人の様な紡績機 -【ガラ紡績】-
この子が本当の意味で現代で生きる(エンドユーザーに愛される)のは、どんなものなんだろう・・・

岐阜県の山間地に位置するこの工場を訪ねたのは、今年最初に西日本にも雪が降るとの天気予報で言われて
いた前日。
ふと見ると、窓の外はすごい吹雪!
下界は全然雪なかったのにー。(降るのは明日じゃないの?!)そりゃ、寒いはずです。

しかしこの風景、なんだか風情があって良いと思いませんか?
今回撮った中で、一番のお気に入りの写真です。

時代も超えて、歴史を紡ぐ。

今もガラガラと大きな音を出しながら、深々と静かに積もる雪景色の中「不揃い」を「均等」に紡ぎ続けるガラ紡機。

今度は具体的な仕事を携え、3月にもう一度この場所を訪ねるつもりです。
<現代のエンドユーザーに愛される価値>を一緒に生みだすためにー。

ー 2017年1月23日

「ちちんぷいぷい」に当社が参画しているcocoloitoが登場!

告知が遅くなってしまいましたが、先週末にcocoloitoに入ったTV取材の「ちちんぷいぷい」。
放映が本日1/23の15:50頃からだそうです~☆
1本の糸からのものづくりを通して、高齢者の皆さんと若者たちとがいきいきと交流している様子を
ご覧頂けると思います。
この高齢者の方々の笑顔に、ひとつの未来を描く「つながりからうまれる生きがいの創出・cocoloito(こころいと・心糸人)

日本が絶対に避けられないこれからの高齢化社会に向け、新たなソーシャルビジネスの形の模索に
向けて、当社もプロボノ活動として参画している「cocoloito」。
具体的にどんな活動なのかをご理解頂ける絶好の機会?!
可能な方是非ご覧くださーい♪

ー 2017年1月10日

中学1年生への「職業講和」初体験

こんにちは♪
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」がスローガンの 『インプルーヴ』 です。

昨年の12月はイベント目白押しで何かと慌ただしかったのですが、中でもちょっとプレッシャーがかかるお役を
仰せつかっておりまして・・・
それが、中学1年生への「職業講話」のスピーカーというお役目です。
今日は、その初体験に付いて記録を残したいと思います。

昨年の夏が終わろうとする頃、とあるご縁を介して大阪市の梅田にある大淀中学校というところから依頼を賜り。。。
「何でデザイナーになったのか、とか中学生に話をしてあげえくれへんかなー」「いいよー」位のノリで最初軽く請けたのですが、
日が近づき色々詳細をお聞きすると、大体20人前後の学生を前に教室で話をするらしく、他の
スピーカーさんの顔ぶれをお聞きすると「○売新聞社」さん「○島屋百貨店」さん、超老舗和菓子本舗の創家の方などなど… いやいや、結構本格的やーん(~_~;)
(そんなところになんで私がラインナップに、、、)と言っても、今更お断りはできず、、

改めて中途半端なことはできないなーと、中学生に理解できるように「伝える」ことに真剣に取り組みました。 資料作成に半徹夜で休日まるまる2日間^^;

その職業講話を聴いてくれた生徒さんたちからの感想文を、年末に学校が送って来てくだいまして。
それが、みんな用紙にぎっしりと感想をしたためてくれていて、とても嬉しくなりました。
こんなプレゼントが返ってくるとは思ってませんでしたし。

PPTに色々工夫した甲斐あってか、学生たちが賢いのか、感想文には思いの外自分が伝えたかったコトが
響いていたようで一先ずほっと胸を撫で下ろした次第です。

ohyodo jr high scl

感想文の中には「高校選びの時、職業などの専門的な高校へ行かず、一般的な普通校への進学を
決められた先生の理由がとてもよくわかり、参考になりました。 私もダンサーという夢を持っているので、
専門的なことばかりをもとめず、まず基本を一から見直してみようかなと思いました。」
などという声や、ほかにもバレリーナを目指したい人、「ファッションデザイナーという仕事がやりたい!と
憧れを抱いたことがあった…」人、「…マンガ家になりたいという夢があるのですが、今までは絵を描く
練習や物語を考えたりしていたけど、それだけではだめなんだということがわかりました…」
というコメントなど、夢を秘めて話を聴きに来てくれてたんだなーと思うと、改めて自分の子供時代を思い出しました^^

そして、同じく学校の先生から頂いた授業中の写真がこちら^^;↓
私は子育ての経験がありませんので、最近の中学生ってどんなんかな~と思っていましたが、
案外私たちの頃と変わってませんでした♪
スピーカーの職業がファッションデザイナーだったので、大半は女の子でしたが、中に2名男の子も参加してくれていました。
彼等には、私の専門学校も約30人のクラスメートの中に2人だけ男の子がいた話もしてあげました^^

さて、折角がんばって作ったので、以下は持ち時間90分の講話のPPTを備忘録までご紹介^^;
私の中学時代の秘蔵写真までクラウド初公開ですよwww


学校から事前に与えられていた課題は、「現在の中学生に伝えたいこと」として
① 中学校時代の様子

②高校に進学した動機・目的

③現在の職業を選んだ動機・目的

④現在の職業についてー

⑤現在の中学生に望むこと

この5つのテーマが必須でしたので、そのまんまそのテーマに沿ってお話しました。

先ずは軽くプロフィールから^^

この間お正月に実家に帰省した時にたまたま私の子供時代の話になり発覚したのですが、
どうやら家が東京から大阪に引越してきたのは私が3歳になる直前だったことが分り・・・
私、ずっと勘違い|д゚) 図らずも経歴詐称してました(苦笑) 
~なるほど、東京育ちの空気はほんの欠片ほどもないはずですわ^^;

① 中学校時代の様子

中学時代、成績は中の中~下? 勉強は正直キライでした^^;
特にひどいのは数学・社会・英語・理科etc・・・
得意だったのは国語・美術・体育・・・

そして、何より部活に明け暮れる3年間でした。
部活は器械体操部で、3年間学年リーダーで3年目は主将でした。
器械体操は、チームスポーツと違って自分自身の恐怖や不安と向きあって打ち勝った結果の個人得点の
合計点がチームの得点となるスポーツで、今思うと専門職社会の仕組みに似ています。
それを踏まえて、他人と自分を比較せず、自分自身のベストパフォーマンスを追求し続けたら、
自然と周りが認めてくれるようになるよーってことを話していたら、あの頃の自分に語り掛けている様な
不思議な気持ちになりました。

↑ ーそして、何とはなくですが子供たちにも言いたかったことは伝わったのかな^^
こんな感想を寄せてくれた生徒がいました

次に…
②高校に進学した動機・目的

これは、自分が希望するファッション系の専門学校へ進学するには高校卒業の資格が必要だった事、ファッションを学ぶ前に一般基礎は何事においても必要と考え、普通科の高校を選択した事、などを話ました。

③現在の職業を選んだ動機・目的
ここでは、私がファッションデザイナーという職業を最初に目指した小学生時代の作文を紹介しました。
誤字脱字満載の作文は、敢えてそのまま活字に起こしました^^;
「絵を書く」➡「絵を描く」やろーが! って、当時のアホな自分にツッコミながら~。・。・。

そして、そうはいうものの、目指すのが【ファッションデザイナー】に収まるまでに色んな職業に
憧れたことを、当時を思い出しながら話しました。


④現在の職業についてー

社会人になって・・・
あの頃、ひとつ年上の先輩から10歳以上も年上の先輩方までが一緒になって働く大所帯で学んだことは、
今の私の仕事上の全ての基礎になっています。
入社研修一つをとっても貴重な学びの機会を頂いた、と採用して頂いた創業社長に対して
今でも心からの感謝の気持ちでおります。

そして、私の職業を具体的に理解してもらうために、業界地図的なものをつくって説明しました。
正直、ここからのスライドが一番時間掛かりました~(>_<)

ここで私が工夫したのは、子供たちに一番身近と思われるお店=普段洋服を買いに行く場所で接する、お店で働いている人から話を進めたことです。

ーというのも、その昔社会の歴史を学ぶ際に、縄文時代から離されてもちっとも興味がわかなかったけど、
近代=おじいちゃん世代の子供の年代から話を遡ってくれたら、もう少し歴史も好きになっていたと思う経験を踏まえてw


販売する店員さん以外にお店のディスプレイをする専門職があること、お店に並べる商品を探して
買い付けてくるバイヤー、その商品管理をする仕入管理など・・・と話を始め、買付に行く場所が
アパレルメーカーと言われるところ、そこにも沢山の職種があって、其のメーカーから依頼を受けて商品をつくる
工場が国内外にあり、海外生産には商社さんと言われる業者が介在し、貿易実務などを代行する職業などもあり・・・と言った流れで。


そして、ファッション業界の其々の職業についてー
具体的にどんなことをするのかーなど。

次に、その中でも「ファッションデザイナー」って、どんな事をする仕事なのか。
関与する領域について、子供たちが飽きないように、なるべく写真や絵を多用してまとめました。


仕事の各工程の具体的な説明ー

などなどを踏まえ、「デザイナー」という肩書でも実際に絵を描く仕事は全体の3割程度だよーと話すと
とても驚いてました。
予想通り、思いつくままにスラスラと絵ばっか描いている職業だと思っていたようで~^^;

ーでも、これって、案外中学生だけの話ではなく、業界同士の中にでもそんな風に思っている人も少なくないんじゃないか、、、って思う時があります。
故に、「ねぇ、ちょっとササッとデザイン画描いてくれへんかなー サービスで♪」
なんて仰る方にちょくちょく出遭います。
もちろん、丁重にお断りしますがw(人の職業をなめんじゃねー!と心の中で叫びながら)

なんだかんだと書きましたが、この資料をまとめながら私が最後に子供たちに伝えたかったのは、
「人のため(人に褒められるため・評価されるため)ではなく、自分自身の為に努力していれば、
例え望む未来に辿り着けなくてもその過程に必ず未来は拓けている」

というメッセージです。

大人になって思うのですが、誰かと比較することで自分に優劣をつける癖は、私は止めた方がいいと思っています。
中学高校時代、器械体操や新体操の競技の部活で学んだことは、自分自身を克服しないと未来は拓かないということで、
大人になって周りを見渡すと、社会の中で誰かに褒められることや評価されることに優先順位を置く人ほど
自分を見失う人が多い様に感じます。
それって、癖のようななものじゃないか、と。。。
なので、子供時代から違う癖をつけたら大人になった時、心が強くいられるひとになってくれたらいいなーと。。

そう、「人生に無駄はひとつもない」と、私は本気で思っています。
これは私が50年間で体感で学んだことであり、もしできるなら中学時代の当時の悩める自分にタイムスリップして伝えてあげたい一番の言葉。
それを彼等へのエールにー。。。

がんばれ!現代の中学生諸君!

「Drape(ドレープ)」当社オリジナルブランドのHPが出来ました!

こんにちは♪

ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」が合言葉の『インプルーヴ』です。

今日はみなさまにお知らせです~☆彡

昨年9月末日を以てお休みさせて頂いた「PoantKobe」での経験をを経て、新たなチャレンジ
Drape(ドレープ)というニットブランドを立ち上げました。

この「Drape」という名前には2つの想いを込めました。

ひとつは、女性なら大抵ご存知、ファッション用語でよく聞く 流れるようなひだ のこと。
美しい「ドレープ」は、ニット服といえどもとても大切なデザインの要素。

そして、もうひとつは、「ドレーピング」という、パターン職人のプロが成せる高度な技術。

思えば、私たちは、いつもこの2つの要素をとても大切にしながら17年間ニット商品の企画を行ってきました。

もちろん、Poant Kobeでも…

そんな2つの「ドレープ」という言葉を、今一度商品づくりの原点にしっかり掲げてみたい。

しかも、一見「ドレープ」や「ドレーピング」とは無縁そうに見えるニット商品の企画だからこそ。

これは、私たちが、常にオリジナルを生み出しているエビデンスでもあります。


そして、このHPには何とも簡単にSHOP機能も付きました!
つい先月末の阪神百貨店でお披露目販売して商品は何とか登録完了しましたので、
是非ひと目ご覧頂き、アドバイスやご意見などお聞かせ頂ければ幸甚でございます。

※もし、卸売ご希望の向きがございましたら、素材アレンジなどで対応可能ですのでお気軽にお問合せください。

【 Drape(ドレープ) 】

https://drape.fashionstore.jp/

ー 2017年1月5日

2017元旦の繊研新聞に記事掲載されました

みなさま。
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくおねがいいたします。

今年のお正月は気温も暖かくて過ごしやすい三が日でしたね。
私もこの時期にしか帰らない実家で3日間一度も外出することなく
母と二人で飲むか食べるか寝るか…のぐうたらお正月でしたw

…そんな初日の元旦、とあるプロジェクト仲間から吉報が~♪
アパレル業界では有名な業界新聞の繊維研究新聞さんの元旦の紙面に
当社も関わらせてもらっているプロジェクトの事が掲載されたというご連絡です!

「作り手」の想いを「着る人」に届けるプロジェクト記事掲載2

11月の終わりごろに取材があったのですが、新聞は時事問題で内容も変わるので
「本当に載るのかな~。・。・」と半信半疑でしたが、こんな大きく写真入りで
扱っていただけるとは~(´艸`*)

「作り手」の想いを「着る人」に届けるプロジェクト掲載記事1

当社のブログをお読み下さっている方には、この記事の内容を是非お読み頂きたくて
こちらにも写真を転載させていただいたのですが、
この度取上げていただいた活動の名前は <【作り手】の想いを【着る人】に届ける>で、
活動の趣旨としては、昨今のアパレル業界の大きな課題となっている【着る人】=お客様
欲しいと思って下さる商品がお手元に届かない(=売れない)理由を皆でとことん考えた末、
中間事業企業・メーカーを介してではなく、「我々【作り手】が直に接しながら本当に心揺さぶる商品をお届けすることを
愚直に模索してみよう。そして、お客様の一番近くでその商品のことをお伝えするお店まで含めてが真の作り手
なんじゃないか」
という独自かつ革新的な定義を信念に集まる、まだまだ小さな小さな活動です。

今の私たちの業界ではまだ、お客様の利益(=価値)とは関係ない旧態依然の都合のせいも絡んだりして
商品の価値も価格も決められていることが常態化しています。
それが、お客様からみた「商品の魅力を欠く」大きな原因になっていると感じる私たちは、それを取り除いた
シンプルな商品化の仕組み作りへのチャレンジを始めたのです。

具体的には、ニット工場・デザイン&企画会社・服飾資材会社・コンサルティング会社・専門店の其々トップが集まり、
「仕入(発注)ロット」とか、「展示会受注ルール」とか、「納品時期」とか、「原価率」とか、一旦二の次にして、
先ずお客様はどんな時期にどんなものを求めているのかーという目線で徹底的に商品づくりを考えて作って届けてみようー
という活動です。
そして手に取って下さった方のお声を聴いて、商品を通して届けたかった想いをブラッシュアップさせたり、
お客様の心の声に耳を澄ましてお客様の潜在ニーズに仮説を立てて新たに商品をご提案してみるー
「本来はこうだったはずじゃないか?」にもう一度立ち返ってやってみようというプロジェクトです。

多分同じようなことを思っている人は多いと思うのですが、これを様々なリスクを其々が背負いながら
「まずやってみよう!」と行動した事が私たちの強味となっていると思うし、考えているだけの人達との大きな差だと。
それだけは思います(´艸`*)

まだまだスタートラインに立ったばかりのこの活動ですが、私たちは共感・応援して下さる方、又は一緒に
「作り手」の一員に加わって頂ける小売店様このプロジェクトのが扉をたたいてくださるのを期待しています☆彡
この小さな「輪」を少しづつでも大きくして、お客様からの「有難う」のお声を皆で共有できる環境を
つくりたいと願っています。
こんな私たちの活動について、少しでも関心を抱いて下さったら、個別メッセでも構いませんので
是非ご意見をお寄せください(*^-^*)

あなたのその小さな行動が、未来への大きな一歩に繋がっているかもしれませんよ♪

ーということで、インプルーヴは今年も既成概念に捉われず色んなことに柔軟にチャレンジしたいと思います。
もちろん自社のドメインである「着・飾る・愉しみ」と「つくる・歓び」をデザインすること限定ですが☆彡
今年もみなさまのご指導・ご鞭撻をどうぞよろしくお願い致します<(_ _)>

代表取締役 鈴木弘美

ー 2016年11月15日

オフィスのネームプレートが出来ました♪

こんにちは♪
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」が合言葉の 『インプルーヴ』 です。

去る9/中旬にオフィスを移転して早2ヵ月・・・

このKIITOにも漸く慣れてきて、居心地よくなってきた今日この頃。

ーとはいえ、引越しのドタバタなどなどで押し気味だった日常業務の辻褄合わせに
追われる中、ずっと気になっていた案件ー

それは、会社の看板。 【ネームプレート】です。

毎日通う中、どの会社も其々個性的なプレートを掲げていらっしゃって、
それを見て通るだけでも楽しいこのビル♪
うちも、早く「Improveはここですよーーー」って、
お越しくださる方に分りやすいアイコンを設置せねば~ と思っていました。。。

やっとデザインする時間をつくる事ができたので、
早速仕上げてプリントアウト♪

一先ずは、パネルにまでする時間がないので〃データをA字スタンドに拡大出力で貼付けて急場しのぎw

それでも、ちょっとは目立つようになったかな♪

みなさま。
明日からは、この看板とマネキンちゃんを目印にお越しくださいませ☆彡

ー 2016年10月24日

『垣根なくお洒落をシェアしあえる』がコンセプト

こんにちは♪  
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」が合言葉の
『インプルーヴ』 です。

先週末辺りから急に冷え込んできましたねー。
この時期、いつも悩むのが「着る服」・・・
こんな仕事をしている私でも、毎年「去年、何着てたんやろ~、、、」って思います^^;

そんな日曜日、神戸・板宿商店街で行われたこんなファッションショーを観にいってきました。
それは、M.Y.S Kobe さんらが主催された【ユニバーサルファッションショーin板宿商店街】というイベントで、
健常者も障がい者も高齢者もお洒落を通じて交流しましょう~ という主旨で
開催されていたイベント。

実はそのイベントに、就労継続支援B型事業所のブリッジさんが、当社・(株)インプルーヴと協業で
開発を始めたアパレルブランド【フェアネスライフ】(仮称)の企画第一号である
「ワンショルダーストール」を出品され、車いすのモデルさんが着用して下さる
というので応援に馳せ参じた次第♪

…それが…
肝心のランウェイは動画に納めたのに、こちらのブログでは容量オーバーで
アップできませんでした~(;・∀・) 紹介できなくて残念(;_;)
FBには動画あげれたので、投稿してます)

…唯一撮れてた、最後にモデルさん達が舞台に集合された時のショットがこちら~。

この写真では分りにくいですが、モデルさんも皆さんから拍手を浴びて終始ニコニコの満面の
笑顔でのランウェイでしたよ~(#^^#)
メイクさんにキレイにお化粧されたお肌がピンクのストールでより赤味を帯びて、
とってもイキイキして見えました♪

誰だって、オシャレは心が高揚するモノですよね~(´艸`*)

そして、こちらの写真はイベント終了の挨拶の時に裏方スタッフさんらが集まっての
ご挨拶の時の写真♪ 
みなさん、ほんとうに充実の良い笑顔をされてました~(#^^#)
当日は沢山のオーディエンスが見に集まっておられたし、全て滞りなくスムーズに
イベントは進行していたので、みなさん喜びも一入だったことだと思います♪

…あれ、スタッフの中にもワンショルダーストール巻いてる人がwww
(こちらはブリッジさんの男性職員さんの圓井さん。
自ら裏方スタッフさんでイベントを支えておられました☆)
そう!つまり、男女姓の差も、障がいの有無も関係なく、家族でシェアできることが
コンセプトの商品企画。〝ターゲットの垣根がない”がコンセプトなのです^^

…このワンショルダーストールの裏話をすると、
これら、実はまだまだサンプル段階なのです^^;
でも何とか舞台に出せるレベルには到達しました~

以下が、試作段階の時のサンプル検討の風景です~。

… 車いすで使って袖丈が長すぎないか?
…… 袖下の縫製、ちょっと解いて調整してみよっか??
……… 袖のボリューム、ちょっと多い???
………… 裾端の始末、寂しいよね~ やっぱりフリンジ付けてみよっか~。。。 
…………… 何センチぐらいが良いか? フリンジのボリュームは何本取りがベストバランスか…

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などなど。。。
何度も解いたり、縫い直したり~。
商品づくりで欠かせない工程ですね^^

・・・などの段階を経て、この日お披露目となったのでした~(#^^#)

これから本格的に、販売できる製品へのブラッシュアップが始まります~☆
製品化は、来月か?再来月か??
乞うご期待ください♪

あ、ご予約はいつでも受付けてまーすw
今年は、このワンショルダーストールでオシャレに暖かい冬を過ごすのはいかがですか(^_^)

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