【迷えるニット業界の子羊たちへ】って、
「なになに?誰に語りかけてるの?」って感じですよね(苦笑)
実は、業界への恩返しの位置付けで当社が新たに開始した
サービスのご紹介のことなのです。
その新サービスとは・・・

ズバリ!
ニットのデザイン・企画に携わる方への
『カウンセリングルーム』の開設でーす(´艸`*)

今日のブログをお届けするのも、
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」を
モットーに、
一般の方からのオーダーメイド~大手アパレル・OEMメーカーでは
対応できないような極小ロットの生産サポートを含めた日本国内・
海外生産の企画など、単なるデザインだけではないニット企画で
あなたにとってのジャストスペックをサポートする
ニットデザイン・企画専門分野のスペシャリスト
『インプルーヴ』のニット姫です

さて、冒頭にお知らせした『ニット カウンセリングルーム』
一体どういうことかというと、
リンク先の予約受付画面にて希望時間帯を選んで、
ニットデザイナーさんや生産管理・MD・企画営業の方などが、
日々の仕事での課題や聞くに聞けない専門的な事、
工場さんとのやりとりでの悩み(編めない、キズが出る…)など、
ニット企画に関するあらゆる課題について
私たちに気軽に相談してもらえるサービスです。

又、当社に設備している島精機社のSDS-ONE APEX3のCGによる
ニットの編地シミュレーションや、PGM-パターンCADで
ニットパターンデータを作成する等、
自動機ニット専用PCを時間利用していただけるよう、
オフィスの一部も解放したいと思います。

一応、私たちも本業がありますので、予約受付は
ご希望日の1週間前までに『カウンセリングルーム』
カレンダーからお願いしたいと思います。

ご希望日の時間帯をドラッグすると予約画面が出ますので、
受けたいサービスを「項目」欄からプルダウンで選択して申込いただければ、
確認後、当方から予約受付完了のメールを返信させていただきます。

一応、土日・祝日を省く平日の11:00~21:00の範囲が
基本的なオフィスの解放・受付時間となりますが、
何分、売れっ子・ニット姫(笑) のスケジュールの空きの範囲で行いますので、
予め勉強会や出張が入っている日は書き込み不能になっています。
故に、1週間の中でも公開時間が少ない週などもありますが、
そこはご了承ください^^;

そもそも!
何でこんなことを始めようと思ったか
というと・・・

ここ数年、当社もインターネットを通して問合せ頂くことが
増えてきているのですが、
そのお問合せの内容に少し変化が見えてきたのです。

例えば、
「会社でニット製品OEMの責任者をしているが、お客様の希望通りの
サンプル製作が上手くいかなくて、お客様のご要望に応えられず
取引に繋げることが難しくなってきて困っている」
とか、
「自社に何が足りないのかわからない」とか、
「なんでこちらの依頼通りに作れないといってくるのか、
理由がわからない・・・」
とか。
これらは、生産管理というか、MDというか、その辺もとても曖昧な
立場のお仕事をされている方に多いお悩み例です。

又、
「元々ファブリックデザイナーなのだけど、契約先からカットソーも
横編みニットもひとりで担当してほしいと言われ、
始めたものの工場から求められることの意味や、専門用語の意味が
分からなくて困っている」
とか、
「社内のデザイナーはみな歩合契約なので、ノウハウに対する
情報交換はまったくない。」
「周りに気軽に聞いたり教えてもらえる先輩がいない。
このままだと会社にいても自分が成長できない・・・」とか。
これらは、専門職の方々からのお悩みの例。

ファブリックやカットソーの場合は、先ず製品の土台となる
「生地・編地」が存在しててデザイン作業・パターン作業に入れますが、
横編みニットの企画となると、その生地に当たるものを
生みだすところから入らないと何も始まりません。

ーに対して、例えば雑誌の切り抜きやネットからの拾い物画像などを
送って、
「こんなのお願いします」
なんて工場さんに委ねてしまうと、
工場さんの方は、
「何ゲージで編むの?度目はどれくらい?ソーピングはするの?しないの?」
などの質問が帰ってくると思います。
いえ、ヘタをしたら聞いてもくれずに工場さんの采配で作られる場合もあるかも。
工場さん側の都合優先で・・・

そりゃ当り前ですよね。ちゃんと作る前に希望条件を伝えてないのですからー
責められるべきは工場さんではなく、スキルを持っていない側の問題です。。

↑でも、こんなのはニット企画の熟練者から教わらないと、
例え言葉の意味だけ理解したとしてもどれが正解かがわからなければ、
結局工場さんとの会話はできないんですよね。

こられのお問合せを受けている内に気付いたことは、
ネット上で課題解決方法を探しているのは企業の経営者側だけでなく、
そこで働く社員さん達に及んでいるのだ、ということ。
これは「最初の基礎を身につける機会や環境が、企業の現場で
あまりにも枯渇している」のが原因なのだろうと行きつきました。

今、ちょっと景気も上向き加減??
アパレル企業も再生の為に必要なのは専門知識や商品力。
【原価下げることばかりやっているからお客様が逃げてしまっている】
【ちゃんと価値あるものをつくって、その価値を正しく伝えなきゃいけない】

ーでも、それって、そもそもそれを伝える人材をきちんと会社で
大事に育ててきましたか?
教育とはそんなインスタントに出来るものではありません。
又、専門性が高ければ高いほど、ほっといて勝手に身についたり
育つものでもないのです。

でも今の企業にそこが足りていないから、
当社に来るお問合せの種類が変化してきている・・・

企業の状態がこんなでは、昨年から当社が担っている
専門学校の講師業の受講学生達も、
ニットデザイナー・パタンナーとして折角採用されたとしても、
本当の仕事の楽しみや醍醐味を到底見出せないと思うと
残念過ぎますー

『職場に気軽に教えてもらえる熟練した先輩がいないのなら、
私たちがその先輩になってあげればいいのでは?!』

これが、このサービスを開始するに至った動機です(#^^#)

それともうひとつ。
<第4次産業革命の到来>と言われている昨今、
アパレル業界にもその大波はやってきています。
当社もその流れに取り残されないよう、そのひとつとして
今期ニットの専用CG機・ニットパターンCADの設備を導入しました。

でもこれ、かなりの高額なマシンなので、
フリーランサーのデザイナー・パタンナーさんが
個人で投資するにはiPadを買い替えるような感覚で
手に入れられるような身近かなものとはまだまだ言えません。
かといって、お勤めの会社が簡単に買ってくれるかといえば、
それも容易ではないと思います。

だけど、日頃の業務にこれらITを取り入れらるようになったら、
その人の仕事のキャリア水準は大きくUPすると思います。
当社には折角その設備があるのだから、
成長したい専門職の人がいれば、1人でも多くの人にシェアして
専門技術を身につけてもらえればいい。
それがニット業界の未来にも繋がると思うので~♬

当社はニットデザイン・企画会社として創業して
今年で18年目になりました。
そんな当社の構成人員は、
ニットデザイナー歴31年の「ニット姫」と
ニットパタンナー歴28年の「パタ-ン姫」の二姫です。
あと少しで20周年を迎える企業人として、
零細ながらも業界に恩返しする時期に来ているのではないか、と
感じています。

だから、広義の意味でのニットアパレル業界の専門職の先輩として
業界で迷える子羊(後輩)たちの【駆け込み寺】のような存在になることは、
20年近く生かしてもらっている私たちの使命なんじゃないか、と。
又、どの会社・どの企業に対してもニュートラルポジションにある
当社にしかできないことのように感じるのです。


ただ、今、このサービス利用を考えたアナタに
ひとつだけお伝えしておくことがあります。
どんな悩みであっても、答えを導き出すのは悩んでいるアナタ自身です。
簡単に答えをお伝えするのが私たちの仕事だとは思っていません。
その答えを見つけられるように寄り添うのが先輩の立ち位置です。
その答えを導き出すために欠けている知識や智恵をアドバイスするのが
私たち先輩の役目です。

人に簡単に教えてもらった事は簡単に忘れます。
単純に答えだけ伝えるようなことをしないのは、
アナタにとって貴重な学びのチャンスを私たちが奪ってしまわないために。
解決の糸口を自分自身で導き出せる智恵が身につくように。

これからは、私たちがいつでもアナタの傍にいます^^
安心して、困った事があったらいつでも「カウンセリングルーム」を
お訪ねください☆

※ こちらは、あくまで個人の方向けのカウンセリングルームです。
企業向けのカウンセリングサービスなどについては
ご要望に応じてコンテンツを別途カスタマイズいたします。
(出張カウンセリング・セミナーも申受けます)

自社の専門職のスキル向上をお考えの企業様、
販売職のスタッフに語れるニット専門知識教育をご検討されいているなどの場合は
お問合せメールからお気軽にご相談ください(#^^#)

improve編集部
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