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ー 2016年1月5日

2016年もよろしくお願いいたします。

みなさま。
新年あけましておめでとうございます。
今年のお正月は異常なポカポカ陽気で、今一つお正月気分に乗り切れなかった感がありますが、
皆様はごゆっくりされましたでしょうか。

株式会社インプルーヴも1/5より通常営業開始させていただきます。
本年も「1本の糸から未来をImproveする」業界の一助になれるよう
一同邁進してまいりますので、引き続きご指導・ご鞭撻のほど 宜しくお願い致します。

- 代表取締役 鈴木 弘美 -

ー 2015年12月26日

今年もお世話になりました!

ご挨拶

皆様、今年一年もImproveを応援下さり、誠に有難うございました。

当社は本日12/26を仕事納めとさせて頂き、
新年は1/5(火)より営業とさせて頂きます。

尚、当社は本日を以て無事に15年目の節目を終える事ができました。
これも一重に日ごろの皆様からの支えの一語に尽きます。
心より心より感謝しております。

16年目に突入する2016年からも、インプルーヴ一同日々のご縁を大切に、
自社のスキルが皆様の発展のお役に立つよう研鑽・精進して参りますので
引き続きご指導・ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。

本日より神戸も急に寒くなって参りましたが
皆様も体調など崩されませんよう、
どうぞ健やかな新年をお迎えください。
-心からの感謝を込めて-

株式会社 インプルーヴ
代表取締役 鈴木弘美

ー 2015年11月8日

小さな可愛いインターン学生さん♪

神戸市では「KU トライやる」という名前の中学生のインターンシップ=職場体験活動というのがあり、
『インプルーヴ』にも今年は2名の女子中学生が来ています。

全部で4日程のおしごと体験。。。
前半の2日が終わったところなのですが、うちでは朝のお掃除の後、ニットのカラーチップの
午前中は、カラーチップの色分け整理。実際の糸見本に触れてもらいながらの作業実習を組んでみました。

一日目は流石に緊張している様子でしたが、二日目は二人で相談したり話をしながら
少しリラックスして作業できていたかな^^

仕事の仕上がりも丁寧で美しい♪ 満点の合格点です☆

この色分けされたカラーチップはこの様に社内でストックし、オリジナルカラーの
染依頼を糸屋さんにお願いする時などのビーカー見本色として使ったりします。

染工場さんに色の染依頼をする時には、なるべく混率が似ている素材を色見本に使わないと
染上がりがイメージ通りに上がる確率が低くなります。
パントーンなどのカラーチップを使っているのはノンノンです。
それは、発注している側の方が糸に乗っかった時の色をイメージしきれていないから。
紙の色通りに染めるのは難しく、例え染まっててもジャッジするデザイナー側が糸に乗ったら
反射などで変わる色の変化を織り込んで依頼してないと、イメージと違う… なんてことに。

…今どきはオリジナルで色染めるアパレルも極小かもしれませんので、その作業自体知らない
デザイナーさんも少なくないかもしれませんが…(~_~;) あ、話が逸れました、、、

そして、午後からはなんちゃってスタイリストに挑戦。
1日目に当社のブランド 【 ポアントコウベ 】のショウルームから
自分達が気に入った商品をピックアップして実際にスタイリングを組んでもらい、
二日目にはwordを使って、そのスタイリングをPRするブログ原稿作成をしてもらいました。

先ずはピックアップした商品をテーブルの上に並べ、其々が選んだ理由や組み合わせの
ポイントを教えてもらいます。

次に、実際にテーブルにキレイにスタイリングして並べ、その発表してくれたPRポイントを
翌日記事にすることを踏まえながら其々に写真撮影をしてもらいます。

二人共しっかりと考えて商品の組合せを考えていて、真剣そのもの!
(お預かりしている中学生さんなので、顔出しは控えます故、その真剣なまなざしを
お見せできないのが残念ですが^^;)

2日目は、其々が撮った写真をPC落してあげて、それを使ってのブログ原稿作り~
約1.5時間、一言も言葉を発せずPCに向かって黙々と文章と画像を加工・構成していて
その集中力は素晴らしかったですよ~\(~o~)/

…そして、しっかりと予定時間内に二人とも記事作成していました。
今の中学生ってすごいですね~! (◎_◎;)私がWord教えてもらいたいくらいのクオリティです☆彡
あ、その記事は近々 【 ポアントコウベ 】のブログにアップされますのでお楽しみに♪♪

ーそんなこんなな先週末。
週明けのインプルーヴも、にぎやかに子供たちの笑い声と共に始まるのが楽しみです♪
そして、今回の実習で感じて欲しい大事なことのひとつ、「与えられた仕事を与えられた時間内に
やりきる」ことを、ちょっとでも体感して学んでくれていたら嬉しいです♪

ー 2015年11月6日

「ニット小物作成ワークショップ」開催のお知らせ♪


突然ですが☆ 本日は告知させて下さい!
このたび、(株)インプルーヴ社内にて初めて一般の方向けの
ワークショップをさせてもらう事になりました~。

当社にはたくさんのニットの編地が集まります。シーズンが終わると
それらは処分せざるをえないのですが、どれもステキな糸の見本編地
なのでどうにも捨てる気にならず…^^;
そんな、貯めに貯めこんだ編地達を思い切って放出し、簡単に作れて、
たくさんの人の毎日の中で身近に感じて取入れてもらえる「ニット小物
製作」をご提供できればな~。。。と思って…のイベントです~(#^^#)

第一弾は、『世界中で一点物の自分だけ♪バネポーチ&ガマ口ポーチ』を
キットでご用意しようと思っています。
編地は、ご用意する数十枚の編地の中から好きなのをお選び頂こうと
思っています☆ 色も柄も全て一つしかないものばかりなので一緒に
作られた人同士でも誰も被りませんw

普段は主に専業の企業様と接して仕事をしていて一般の方へのワークショップを
するのは初めてなので教え方も拙いかとは思いますが、その分、糸の話や
ファッションのお話、ニット商品を買う時の目利きのポイントなど、ニット専門の
企画会社ならではの話など交えつつの楽しいワークショップができたらいいな~
と思っております♪

お時間あれば是非ポチッと↓
【be カレッジ】イタリア製のニットで作るオリジナルポーチ作成

「参加」。お待ちしております~(*^-^*)/

ー 2015年10月29日

ニットリンキングがお仕事の就労支援事業所が神戸に登場!

こんばんはー。 『インプルーヴ』 です

今日届いた手紙類の中に、一際嬉しい報告があったのでご報告~(#^^#)

リンキング工程の仕事を主に考える就労継続支援B型事業所が、
なんと神戸市内にできま~す!! パチパチパチ~\(~o~)/

…遡る事、丁度1年前の10月、共通の方の紹介で当社を訪ねてこられたMさん。
「ファッション好きな障がい者達が楽しく働ける仕事をつくりたいんです!」と
強い、熱い、深い想いをお聞きしました。

初めてお会いした彼自身車いす利用者さんで、とても情熱的でファンキーな印象の
方でした^^

それから色々話込みをしていく中で、先ずは縫製の作業所を入り口に立ち上げたいと
なったときに、ミシンは下手をすると指を縫ってしまったりもする危険性も
ある(私自身、学生時代動力ミシンで指を縫った経験が何度かあり…^^;)ので
初心者さんだけで始めるには心配だな… と。。
逆にニット縫製の《リンキング》ならその様な心配はいらないし、車いすの
利用者さんでも問題なく出来る作業だし、知的障がいの方でも訓練次第では
可能かも?  管理・運営もし易いのでは?? ーと思い、お勧めしてみました。

又、リンキングを刺した後の「捨て糸」をほどく作業なども地味な仕事だけど
人の手じゃないと出来ない大事な作業で、これらの仕事をしてくれる日本人が
激減している為に、ニットアパレル製品は大幅に中国などへ海外依存せざるをえない、
若しくは国内工場でも海外研修生を登用してその部分をお願いしている実情が有り。
その人手不足に困っているという現場の話も良くお聞きするのです。。。
もしも、そのパートを担ってくれる場がこの様な形でできて彼等が支えてくれるなら、
仕事のニーズはきっとあると思われお互いHAPPYになれるのでは…?! と、
勝手にイメージを膨らませ。。。

そしたら彼等も「その《リンキング》とやらに興味あります~」との事でしたので、
日頃お世話になっているニット工場さんに経緯をお話してみたら、
二つ返事で彼等への技術指導を買って出てくださると快いお言葉を頂き~♪

早速、先ずは縫製技術を持つ車いす利用者のWさんが技術指導を受ける為に
その工場さんに通い技術研修が始まり。。
正直、慣れるまでにもう少し時間が掛かるのでは…と思っていたのですが、
予想に反して技術の習得も飲み込みもとても早く、早々にリンキング機を借りて
オフィスに持ち帰りの単独作業を任されるようになられ……( ゚Д゚)☆
               ↓

そんなこんなで、最初のMさんと私との妄想の様なビジョンが俄かに現実めいてきて。。

ーと同時に、Mさんの方は事業所開所へハード面の数々の関門・ハードルを
恐るべき行動力で次々と乗り越えられ☆彡
(ここは、私達は全くサポートできないので後方から旗振ってひたすら声援のみw)

そして。。。
先日オフィスに伺ったら「漸く決まりました!ここが事業所になります☆彡
開所日を11月1日にしようと思っています。もうすぐパンフレットができあがります!」
とのこと~☆

。。。それが!今日!届きました~\(~o~)/

すごい、すごいです!!! 
と同時に、途中大きな手術なども経験された中でよくここまで漕ぎ着けられた…と思うと
心から尊敬しかないです。

勿論、まだやっとスタートの段階で、これから沢山乗り越えないといけない
山、学ばないといけないことがある事と思います。
でも、Mさんなら、Wさんなら、きっと、しれっと乗り越えてくれることでしょうw
周りも応援してくれるはずですし♪

そんなファンキーなこのBridge+という事業所で仕事をしてみたいと思わたれた方、
「リンキングって何?興味ある~」と思われたアナタ☆
そして、「車いすだから… コンプレックスがあるから… 」と、
社会と関わる事を心のどこかで諦めちゃってるアナタ。。。

一度下記までお問合せしてみてはいかが? (*^-^*)
    ↓

この場所が、隔たりない社会・みんなの懸け橋(ブリッジ)となるように、
私達も引き続き微力ながら応援したいと思います♪

ー 2015年10月13日

デザインだけじゃ終わらない~!

こんばんはー。 『インプルーヴ』 です

今日、一日向かいのテーブルで唸っていたスタッフのO。。
「何か、おかしいんですよね~。。何でこんな風に衿ぐりのカーブが
ゆがむんだろうか… 」

経験値が少ない企画担当者さんとかだとなかなかその根本的な原因解明は
難しかったりするかもしれないのですが、こと横編みニットに関しては
ただ単純に「縫製が悪いので注意して下さい」だけとは限らなくて。。。
かといって又、成型編みだから必ず左右対称だろう~などというのも、
実は思い込みだったりするということに頭をガツンとやられる事もあります^^;

この写真の例は丸首のベーシックカーディ。
トルソーチェックでも、平置きチェックでも、着用チェックでも…
ナニカガオカシイ。。。
二人揃って首を傾げ…
一見は普通にキチンと出来ている感じなのですが…。

スタッフOがとうとう原因分析作業に入りました^^;

私達は、少しでも気になったらその「何故?」が解明されるまで、丁寧に分解・
究明します。
そして、一歩一歩の改善を目指して工場さんと話し合い取り組みます。
それがインプルーヴ・クオリティであり、ただ単にデザインを提供するだけでなく、
クライアント様の『顧客様からの信頼』を護るのが私達の本来の使命だと
思っているからです。

今回の場合も、左右の身幅の目数と衿ぐり付属の成型目数、前天巾と後天巾、
小肩など細部の目数を「目がくらくらする~ぅ」と言いながら数えていく中で、
漸く見つかった原因。
(今回は身頃前中心ではなく前天巾で左右対照となる中心がキモでした(~_~;)) 

原因が分れば、単に「衿ぐりがゆがまないように注意して下さい」ではなく、
改善案を正確かつ具体的に提案をすることができます。
もし、それができないと言われたら、他にどんな方法があるか考えて代替案を
提示する… 原因が分っているから代替案も道を誤ることなく提案できます。
その繰り返しが商品力を向上させ、着る方に長く愛用される信頼になると信じて
います。

こちらの工場さんも、今迄ニットソーしかやったことがない海外工場さんに
横編み技術を活用した商品作りへのグレードアップを取組んでいるところ。
言葉の壁もあり、デザイン物もそれなりに編み方の理解を得るのは難しいですが、
意外とこの様なベーシックにも其々の国でつくり方・学び方の違いで思いがけない
落とし穴があったり。。

現地工場の方々からしたら、大した違いじゃない…と思われているかもしれませんが、
(特に、暑い国で凡そセーターなど着る経験がなさそうな男性ばかりで製造されて
いるので…)
気付かぬうちに一歩ずつでも一緒に向上してくれて、彼等も共に豊かになって
くれることを願い、インプルーヴでは今日も密かにこの様に気が遠くなりそうな
地道な作業を積み重ねています。。。^^;

ー 2015年10月6日

一から始めるアパレル商品企画

こんばんはー。 『インプルーヴ』 です

気付いたらもう10月… 漸くニットファッションを楽しめる季節になってきました♪
そんな今日のインプルーヴにお越し下さったお客様は、来春に向けて自社のブランド
を立ち上げたいとのご相談。。。

自分で作りたい商品のイメージははっきりとお持ちなのですが、アパレル業界の方
ではないので、自分の頭の中にあるイメージをどうすれば形になるのかが…という所
からご相談頂き、只今お手伝いしています。

私達アパレル業界でどっぷり浸かっている頭では思い付かない切り口のモノ
づくりで、具現化する側のチカラが試されている様でもあり~w(^-^;
…だからこそ、智恵を絞り出し最良の容でアウトプット=商品化実現できたら
最高ですよね~☆

こうして色んな方と出会い、刺激し合いながら商品が生まれていく過程が
本当に楽しいと思います~♪ 
どんな仕事も大変であればあるほど、その先の達成感が倍増しますもんね~
(^_-)-☆

ー 2015年8月13日

国内で流通している衣料品の97%が海外製

今日は8/13~ 世間は早い所は昨日あたりからお盆休みな中、
ゆっくりめの出勤で日頃溜まっている業務整理を。。
溜まっていると言えば新聞w なかなか毎日目を通しきれず溜まります(..)

そんな記事の中で目に留まった「14年の衣料品の輸入浸透率は97%」という
小さな記事。
「2014年日本市場で流通した衣料品は、昨対0.2%上昇して97%が海外製となった」
とある。 という事は、日本製は僅か3%… 
ニット外衣に絞って2%を切っているというのは認識していましたが、衣料全体でも
最早3%なんですね… 布帛はもうちょっと頑張ってると思ってました。。。

記事では、円安・海外市場でのメイドインジャパン関心からの輸出は9.9%増えたけど、
反して国内生産量は10.3%の現象…とあります。
又、中国からの輸入は11.3%減で日本市場での占有率は13年80.6%⇒75.7%に
減少してるけどASEAN・バングラデシュなどからの輸入増加、国内生産量の減少で
輸入浸透率を押し上げているーと結んでいます。

今年に入って「メイドイン・ジャパンブーム」だの言われてますが、こと「服」
に関しては「日本製だから買う」という購買動機に果たしてどこまで繋がってる
んだろう…と思ったりします。
この数値もその一つの裏付けの様にも感じます。

私はここ数年、日本の工場さんとのものづくりの機会が増え、仕事自体はとても
やり易いですが、どうしても価格とのバランスの中で苦しみます(;_;)
日本人が手間暇かけて作る結果、海外製品と何が違うのか、真の価値は何なのか…
そういった事を商品を通してきちんと伝わって、お買上に繋がって初めてその
価値は認められるってことで、「それがたまたまいつもやっぱり日本製だったわー」
くらいになるのが理想ですね。
「これカッコイイな~☆と思って手に取ってみたら、やっぱりイタリア製やったわー」
みたいな。

そうなれるように、まだまだ頑張らなアカンな~。。。
なんて、徒然なるままにつぶやいてみた^^;

ー 2015年7月30日

話題のクラウドファウンディング…に登場か?!

こんにちは。『インプルーヴ』 です。

最近、つとに耳にするようになった『クラウドファウンディング』。。。
当社が商品開発のお手伝いをさせて頂いてる企業さんも、商品を広く
知って頂くためにクラウドファウンディングに挑戦したいという事で、
企画ミーティング風景を記録したりしながら、取組んできた商品があります。
それが、漸くお披露目に至ったとの事でURLのご案内を頂きましたので
皆さんにもご紹介させて下さいませ(#^^#)

出展しているクラウドファウンディングは『makuake』
商品名は『はーとdeまも~る』
トップ画面の動画に当社での企画会議の風景もチョコッと映ってました^^;

……? 服じゃない…? はい。そうなんですよ。
今回商品開発をお手伝いしていたのは高齢者向け膝サポーター、
「はーとdeまも~る」です♪ 
そして、今回挑戦されているクラウドファウンディングは、種類で言うと
「購入型」って括りだと思います。

商品の製作過程は普段関わるお洋服とは若干違いますが、一本の糸からつくり上げる
上で発想は同じだし、編機もいつもお世話になっている日本の島精機製作所さんの
ホールガーメント編機なので概念はセーター編機と共通だし大体は理解できるので、
そのスペーサーファブリック編みにチャレンジしつつ、膝クッションとして活きる
柄・柄の大きさ・バランスなどを何度もシミュレーションし試作を繰り返して、
漸く製品化に漕ぎ着けた!って感じです☆
ある意味、アパレルより色々な所に繊細に気を遣わなければなりません。
又、機種の性格上糸道(給糸口)の数が6本しかなかったので、捨て糸やクッション
部に編込む伸縮糸の事など考えると色は2色しか使えなかったり…
工場の社長さんと共に表に見えないところでの工夫を、智慧を出し合って積み重ねて
完成しました。

ご使用頂きたいターゲットは高齢のアクティブシニアという事で、例えばおうちで
正座される際の立ち座り時の痛みとか、日常生活を快適に暮らして頂きたい、
又、日々の暮らしに色を取り入れて欲しいという、社長さんの想いが込められ
身に付けてたらテンションが上がりそうなビビットカラー採用となっています☆

これから後約2か月間で、どれくらいの方の関心・応援をを頂けるか、
当方も陰ながら応援させて頂きたいと思います。
当社のクライアント様の応援拡散に皆様のお力添えも何卒宜しくお願い致します~^^/

-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
※ 以下、参考まで「クラウドファウンディング」の種類についてウィキ引用- ※
ークラウドファンディングは資金提供者に対するリターン(見返り)の形態によって大別される。金銭的リターンのない「寄付型」、金銭リターンが伴う「投資型」、プロジェクトが提供する何らかの権利や物品を購入することで支援を行う「購入型」がある。日本においては資金決済に関する法律等によって個人間の送金や投資が制限されていることから、購入型のクラウドファンディングの企業数が最も多く認知度が高い。その一方で個人から少額の資金を募り融資を行う投資型(ソーシャルレンディングとも言われる)は企業数は少ないが金銭のリターンを求める投資家の需要を取り込み国内では既に300億円以上の融資実績がある。ー

ー 2015年7月4日

インドから届いたオーガニックなコットンボール

去る4月に初めてインド出張に行った体験を少し投稿しましたが、
一昨日そのクライアントさんとの来AWのデザイン打合せで伺った
際に、ちょうどインドからオーガニックコットンの綿花が届いてる
との事で、ひと塊頂いてきたので、ちょっとお見せしますね^^⇓
(この写真では、ちょっとフワフワ感が伝わらないかな~(^-^;)

これが手で摘み取られた状態の綿花で、中にポツポツとブドウの種位の
大きさの種が5-6粒、綿花に守られるように包まれて入っています。
聞くところによると、春先5月頃に種を蒔けば秋頃にカワイイコットンボール
ができて、ぽこっと弾けると収穫の合図となるそうです。
今年はもう遅いので、トライするなら来年でしょうか♪

これらの綿の繊維の方向をキレイに整えながら重ねては延ばし、撚りをを掛けて、
又細長く延ばし、段々と私達が知っている「糸」に加工されていくんですね~。

因みにこの綿は、そのインドのフェアトレードの認証を得ている綿花農場で
収穫されたオーガニックコットンのコットンボールで、HPを拝見すると
この農場について以下の様に説明がされていたので、そちらも少し引用・
ご紹介しますね。  ⇓
-----------------------------

…コットン原料の生産者「チェトナ・オーガニック」と、衣料生産工場「ラージュ・ラクシュミ」は、
それぞれがフェアトレード認証専門機関「FLOCERT」によって認証されています。
さらに、「ラージュ・ラクシュミ」では、原料から紡績、縫製、出荷まで
すべての段階でオーガニック・コットンの純粋性を証明するオーガニック
テキスタイルの世界基準「GOTS認証」を取得しています。

・フェアトレードの認証が付くこと
・オーガニックコットンであること

このどちらも満たすお洋服って、実はとっても数少ないんです!

■ 綿を育てる人 Chetna Organic(チェトナ・オーガニック)
「チェトナ・オーガニック」は、インド・オディッシャ州にて2004年から活動を始めた農民組合。
「持続可能な農業」をビジョンとし、綿農家が遺伝子組み換えの種を使わず
オーガニック農法にこだわった農園で綿の栽培ができるようサポートするため、
オーガニックコットンの種や、換金作物の種を配布しています。
また、在来種の綿を集めて保存や増産、農場での栽培実験などにも取り組んでいます。
インド内での作付が 2% と言われているオーガニックコットン。大規模な灌漑施設を必要とし、
農薬とパッケージ化された多国籍企業の種を使うことが貧困、農家の自殺へ
つながっていることに危機感を持ち、設立されたフェアトレードNGOです…
シサム工房様HPより引用-------------------

先日の人生初のインド出張で訪ねた工場が作っていた製品は、この農場が
育てた綿花をフェアトレードプレミアム付きの価格で買い取り、生産を
しているニットとカットソーでした。

この日本も、ただ消耗品の様に単に身につける衣服を買う時代から、
身につけた心地良さや安心・安全感を購入することで異国の友人の安心・
安全も護る一助になれる、そんな「買う」という行為自体を再考することが
選択肢として身近な時代になりました。

そんな時代で私達が出来る事は、フェアトレードの製品と言えど世界一キビシイ
と言われている日本の消費者のお眼鏡に叶う商品を、そのお客様に提供できる様、
デザインと製品クオリティの両面からクライアントさんをバックアップすること
です。
当社にとってはフェアトレードの世界とのお仕事は初体験なコトばかりで、
期待されてる責任も重大~^^; 
でも楽しいのでがんばります!(^^ゞ 一歩一歩前進あるのみです☆

ー 2015年6月26日

ニットとカットソーの違い

今日は、最近よく聞かれる「ニット」と「カット」の違いについて
少し触れてみたいと思います。
(少し、少しね^^; よく周りから「文章ながっ!読むの、しんどいわー」って
突っ込まれるので…( ;∀;))

ニットとカットって言い方、つい最近まで業界の人は皆通じるものと
思っていました。
でも、案外そうでもない気がしてきたので、簡単に説明してみたいと思います。
あくまで、私なりの実体験で括りますので正式に知りたい人はググってね^^;

●ニット:1本の糸が繋がってて布地の様な面積を持つものの総称ー
     これだけだと、横編・経編・丸編全て含まれます。
     又、それら面積を持つもの=編地を材料として服の形に仕上げたもの

●カット:ニットの中の経編・丸編で生成された反物状の布地=編地を
     パターンに合わせて裁断して、ミシンで縫製して仕上げたもの

一見、「そう違わないじゃん」ーと思われる方も少なくないと思います。
私も書いててそう思う。
ただ、上記のニットの中の経編、丸編などで形成される布地はジャージィと総称され、
ここで言うカットとは、布地の作られ方ではなく服状のものの区分として使われています。
それと比べて、ニットという言い方は、布地状の作られ方と服上のものの区分と両方に
使われます。ここがややこしいんですね~ きっと。。

だから、ものづくりにあまり詳しくない会社の方でニットデザイナーと
カットソーデザイナーをまとめて「ニットデザイナー」として募集
される
場面も見掛けますし、ネットショップなどでもカットソーの製品を「ニット」と説明して
いるお店に出遭ったりもします。
特に、若いお店で伸びる布地の物=ニット とくくっちゃっている向きも…( ;∀;)

ちょっと、話がそれました。。。

ここで大きく違うのは、ニットの方はその編地を作る際の「1本の糸選び」
から出来るノウハウをどれだけ持っているか…そのスキルレベルなんです。
ここにニットデザイナー独自の経験則が存在します。
ニット=横編ニットに区分すると、ニットデザイナーは布地にあたる編地段階から
シルエットや組織を含むデザイン活動が始まります。

ここの知識が薄いと、カットのデザインは出来てもニットのデザインは出来ないのです。

思い切って自社でデザイナーさんを雇おうと思っている企業の方も
転職をお考えのニットorカットのデザイナーさんも、是非ここは
注意して確認しあい何が強みのデザイナーが必要なのかをお互い見極めて
くださいね^^
…って、誰に言ってんだろ、ワタシwww

ー 2015年6月25日

ニットデザイナー歴30年近くなり、ふと思うコト

先日、クライアントさんとの商品企画MTGの合間の雑談でのこと…
「…鈴木さん、本当にプロと言えるニットデザイナーさんって、
今そんなに少ないんですか?」
(※ クライアントさんは純アパレルではないので川上の事には
   詳しくない方々です)
「どうしてそんな質問を?」
「先日聴きに行ってみた〝日本製ニットの未来についてー”という
セミナーで講師の先生が仰ってて…」と。
「そう言えば、私もちょいちょい【絶滅危惧種】と言われます^^;」
なんて話をしたのですが、
聞いてみると知人が講義を務めたイベントだったみたいで☆彡
世の中は狭いです~。…というか、ニットデザインをきちんと
できるデザイナー人口自体が少ないからかもしれませんが。。。

…では何故私達は絶滅危惧種? になってしまった…のか?
自社にとってもとっても大事な環境の問題ですし、
せっかくなのでちょっと思いふけってみます。。。

 ➀ 女性が担っていた比率が非常に高い職種だからー
    …結婚・出産と共に業界を去る人が多いと思います。

 ➁ アパレル企業内でデザイナーの人材層を維持しない企業が
   増える傾向にあるからー
    …今の現実は商社さんやOEMメーカーさんが持ってきたデザ
    インにのっかるとか、写真などを渡して似寄りの物を作って
    来てもらって、実物を見てから検討する企画法が一般的に
    なりすぎた為、アパレル側や企業内のデザイナーに
    ノウハウが溜まらなくなり、どこでコスト圧縮して
    どんな原価の商品を仕入れているのか実値もわかりにくく
    なってしまい、価格と価値がバランスしてるのかも判断
    つきにくくなってきた。(MD・生産担当者も同じく…)

 ➂ ➁の傾向に伴い、企業側が商品製作に接することを知らない
   デザイナーばかりを育ててしまったからー
   (勿論、今でも専門職の人材育成に力を入れている企業も
    ありますが、一般論の傾向として)
   …特に、ニットデザイナー/パタンナーの場合は、ニット工場
   の現場の方々と喧々諤々しながらでなければノウハウを蓄積
   する「場」はありません。ここがキモかもしれません。

   何故なら、布帛(織物/反物)を扱うデザイナー・パタンナー
   のノウハウは、一応縫製技術などを学ぶメソッドが専門学校
   で確立されているので一通りの知識を持って就職後の実践で
   ブラッシュアップしますが、ニット(編物)について学べる
   デザイン学校は国内ではごく僅か東京にあるのみで、
   その大半は就職してから基礎から実践で身につけるしかあり
   ません。

   又、ニットは布帛の生地に当たるテキスタイルを糸選びから
   始めて作り上げねばなりませんが、卓上ミシンの様な身近な
   機械設備ではないので工場に委ねなければ何も始まらない
   のです。
   その為には、どの工場さんにどんな機種の、どんな編み幅の、
   どんなゲージの、どんな特性の機械設備があるのかという知識
   や、リンキング設備がどれくらいあるのか、協力工場・内職
   委託などの体制はどんな感じなのか…など、縫製ラインの設備
   への理解も重要になります。
   それらは全て工場毎に異なるので仮に専門の学校で学んだ人
   でも現場での学びが無ければ役には立たないと思います。
   そして、それら、現場のニット・ノウハウを体系化して残して
   いる企業はほぼないに等しいと推測され、個々人に帰属してい
   るのが現状ではないでしょうか。
   …加えて、糸選びから自社の企画をするアパレルの生産体制
   の流れが激減した事で、糸の種類、番手とゲージの相関など
   を学ぶ機会も得られないので応用が利かない。すなわち、
   オリジナルを企画できない。。

 ➃ ➂の傾向に伴い、どんな糸を選んで、どこの工場の機種の
   編機でどんな編み方の編地にしよう、とか、どんなシルエッ
   トを編もう、とかの発想自体が生まれない。
   …なので、工場の現場とコミュニケーションを取る必要性も
   生まれない。

そんな状況の積み重ねも原因の一助と思われますが、最近は糸屋さんが
アパレルの企画室に営業に行って新作の糸を紹介しても???な様子で
反応してくれない…のだとか。。
…なので、ヤーンメーカーさん達は営業先をアパレルから産地などに
力点を移してらっしゃるように感じます。
(お陰で当社の様なチッチャなニット企画会社にも来て下さる
 先様が増えました。ここは非常に有難いです^^;)
 
…他にも色々あるかと思いますが、今のニットデザイナー/パタンナー
の現状とはこんな感じではないかと推測します。

…でも、こうなってしまった要因は勿論自分達も他人事ではなく
業界の先人としては黙認してきた当事者の一人であり、原因の
一つになっているかもしれません。。

じゃあ、これからのニット業界の後輩に私達には何ができるのか?
ーここを、最近良く妄想します。
どうしたら、ニットデザイナーさん(ニットパタンナー含む)達が
スキルアップできる環境になるのか。。。

私達の頃には教えてくれる先輩が沢山居ました。
今の人達にはその「先輩」が居ない、仕事の「相談相手」がいない。
会社内に資料がない。デザインを考える為の編地や糸の資料がない…
そういう部分を補完してあげれたら、少しはお役に立てたりするのだろうか。。

これを読んでいるデザイナーやパタンナーさんへー
皆さんの環境はどんな感じですか?
何が足りないと思いますか?

今はアパレルよりOEM-ODM企業にお勤めの方の方が多いかも
しれませんが、技術やノウハウを教えてくれる先輩はいますか?
デザイナーとしてスキルアップしたいと思いますか?
思っている方は、それが出来る環境になっていますか?

皆さんの生のお話も聞いてみたいので、良ければ気軽にコメント
下さいね。 宜しくです^^
 

ー 2015年6月23日

いつでもどこでもユニクロ?

先日、あるコンサルの方とお話する機会があったときの話。
「昨日のワールドビジネスサテライト観られましたか?
ユニクロの柳井さんが又新しい戦略を発表されてましたねー」と。。

「すいません、観てましぇん。知りません。。。(..)」

ーその記事の内容とは、ファーストリテイリング社がアクセンチュア
という外資系コンサルとタッグを組んで「いつでもどこでもユニクロ」
を合言葉に、朝起きた時から通勤中でも歩きながらバーチャル試着と
ネット購入ができる……システムみたいです。

以下、テレビ東京のWBSの記事を引用しますー
ユニクロの新世界戦略
———————————————-
ユニクロなどを運営するファーストリテイリングはコンサルティング
大手アクセンチュアと提携し、ITを駆使したこれまでにない新サービス
を始めると発表しました。
その内容はいつでもどこでも誰でも買い物ができるという未来像。
それを実現するために行うのが来店客のデータ集め、会員化です。
全世界3,000店舗で集めた客のデータを生産現場や世界9万人のスタッフで
瞬時に共有をすることで全く新しいものづくりと販売システムを生み出す-
———————————————-

確かに、私達の服の買い方が大きく変わるかもしれないインパクトは
スゴイかも。。。
ここ数年、大手アパレルの不振が取沙汰され冷え込んでいる業界において、
又もやファーストリテイリングさんが、アパレル界のパイオニアイメージを
独走態勢です☆彡

ーそしてまた、私達つくる側の人間も、ただ「つくるのが得意」だけでは
生き残れない時代の到来であることをしっかり受け止めなくっちゃ…と
思い知らされます。

私が所属する神戸デザイン協会の会員さんの中に、いつもウエアラブルカメラを
眼鏡に装着しておられる方がいて、ウインクでシャッターを押せるのを
見るにつけ「凄いな~☆」と単純にびっくりさせられますし、話題の
アップルウォッチを真っ先に入手して身に付けている人もにチラホラと。。。

そう言えば22年位前、今の原型となる携帯電話が出始めた時にも、
イノベーター達が真っ先に持ち始めていましたが、私は震災で必要性を
感じるまで手にしていなかったマジョリティー組でした( ;∀;)

今や、携帯-スマホなしでは生活が困難な人の方が大半?!
たった20年程で…
そういう意味では私達アパレルのものづくり系も、ただそこに留まらず
最終的に購入して下さるお客様にどれだけ接近できるかという視点が
重要なのだと思わされる記事でした。

…ただ、このニュースの中でちょっとギモンに思ったことは、
ユニクロの様なタイプの服をバーチャルで確認してまで
どれくらいの人が購入するのかなぁ~と。。。
私はユニクロを買った事も着たこともないので分りませんが、
(注/決してユニクロさんや商品にどうこう思っていませんよ。
真反対の側の商品企画提供している立場として職業上痩せ我慢して
着ていないだけです<(_ _)>)
その人気は手軽さと値段に対する価値観、そして分り易い商品構成?

確かに、実際に袖を通さなくてもある程度サイズ感が分っていれば
自分のボディにバーチャルで重ねてみれば似合うかどうかの判断が
付く商品かもとは思いますが、多分ものすごい開発費が掛かっているの
でしょうしそれだけの費用対効果はあるのか。。。
その「戦略」と言っている部分については数字がニガテな凡人デザイナーの
私には計り知れません。。

そうそう、それと、もう一つびっくりした事は、これだけ世界中に
店舗拡大しているユニクロさんが顧客管理してなかったんだ~(@_@)って
こと。。。
まさか誰も気付かなかったはずはないので、多分敢えてやってこなかった…
って考えるのが正しいのかな?
でも、そんな大声でそれを「戦略」って言っちゃうのはチョット……
と思ったのは私だけ^^?

ー 2015年6月12日

インプルーヴは【経営革新計画] の承認 を頂きました☆

またまた、投稿に合間が空いてしまいました…
なかなか毎日…どころか月一すら…で情けないですが、
又仕切り直して投稿頑張りたいと思います☆

さて、久方振りの投稿となりますが、ここで皆様にご報告させてください!
年明けから色々な方からアドバイス&応援を頂きながら
4月いっぱいまで掛かってこちらの兵庫県経営革新計画申請にトライしてました。

ファッションデザイナーとしての仕事では普段絶対に使わない部分の脳をフル活動させ
フラッフラになりながら…( ;∀;)
一番皺が少ない脳領域だけにホント、ヘトヘトになりました~w

…で、頑張った甲斐あって先月何とかこのマークと承認書が届きました~
ヤホッ☆

こちらが、承認書です↓
経営革新計画承認

認定頂いた申請テーマは
【服とココロ・カラダを科学したベストスペックで課題解決するニット服システム】
というもので、内容については、今後のインプルーヴの活動にご期待下さい♪

実は、この「経営革新計画」というお墨付き(?!)が、一体何なのか、
未だに分っていないのですが、当社が今考える新しい考え方・方向性について
第三者からの評価を頂いてみたいという思いから挑戦してみた次第です。
この承認を得るには、全国初、若しくは兵庫県初の商品・サービスでなければ
認定を頂けない、とてもハードルが高いものだそうです。
参考:中小企業新事業活動促進法に基づく 経営革新計画承認のご案内

なので、承認頂けたという事は、兵庫県からも応援してもらえる事業プランなのだと
チョット自信が持てました。 
連日貫徹をしながら諦めずにやりきって良かったです^^

ーImproveは創業から15年目を向かえます。
2001年から社名の通りのspiritは変わりませんが、いつまでも同じところに
留まっているだけでは変化もワクワクもありません。
これまでのニットデザイン・企画業務の請負事業だけでなく、
これまで皆様に支えて頂いて得たノウハウやスキルを活かし、
今まで以上に社会にお返しもしていきたく思います。

ニットの伸びる力を存分に活かし
〝1本の糸から未来をImprove(改善)”する企業を目指して参ります!

これからも暖かいご指導・応援をどうぞ宜しくお願い致します<(_ _)>

Improve@Suzuki

ー 2015年1月10日

「ニットがわからないからといって逃げたくないんです」にググッときた。。。

こんにちはー
『ニットデザイナー・HIROMI』こと、鈴木弘美 です。

早速に。。。
今週は、年初からとても嬉しいお話が☆

昨年末、HPのお問合せフォームからご相談を受けた
案件のクライアント様から、
東京コレクションの参加ブランドに正式にクレジット
されました!!」と~\(~o~)/

思えば、つい先月の初めごろの話です。
「ニットのセーターをデビューコレクションのラインナップに
加えたいが、自分が思うものを形にしてもらえる先が見つから
ないのです」とのご相談。

最初お聞きした時点で既に物理的な条件(時間軸)があまりに
難しかったのでどうしたものかと思ったのですが、色々お聞き
していると、この方の「正直、ニットじゃなくても、作ろうと
思えば作れる。でも、ニットがわからないからってぼくは
逃げたくないんです
。」
と仰る言葉に動かされお手伝いを即決、彼のイメージを形に
する作業に取り掛かりました。

ニットを作った事がない方がニットで自分の世界を表現したい
といっているのですから、それを実現してあげるのは私達に
しかできないシゴトだと思ってー

そのクライアント様から、無事に実物審査を通過して正式に
コレクションデビューが決まったとの吉報を頂いたのです☆
こうして報告のご連絡を頂けるなんてとても嬉しく思います。

ブランド名は「Tenbo」-テンボ- 
デザイナーさんは「鶴田能史」さんと仰います。
今回のお仕事をご縁にFBフレンドさんにもなりました。

https://www.facebook.com/tsurutenbo?pnref=friends.search

彼が考えるユニバーサルファッションの世界ををランナウェイで
表現されるそうです。

来週には審査通過したファーストサンプルが当社に戻って
くるので、3月の開催に向けてクライアント様のイメージと
そこに込められた想いがきちんと商品に反映されるよう、
私達も工場さんと共にラストスパート尽力させて頂きます☆

鶴田さん、陰ながら応援しておりますよ~\(~o~)/

http://tokyo-mbfashionweek.com/jp/brands/detail/tenbo/

ー 2014年12月10日

3Dプリンターでニットを自在に編む時代?!

こんにちは。ニットデザイン・企画を得意とする Improve @Suzukiです。
今、遅めのランチを取りながら何気に眺めていた業界新聞のある記事の
「3Dプリンターがファッションを変える」という大見出しに目が留まり
そこに事例で載っていた企業名でググってみて…衝撃が走りました!

そこには編機をキットで自前で組立て、専用の3Dソフトに寸法など
データ入力すると編機から3Dでセーターなどが編み下がってくる
いわゆる 無縫製=ホールガーメント= という事になります。

サイトはアメリカのものでHP自体は私には読めませんが、
新聞記事によるとこの3D用編機のキットが8万円前後で購入でき、
それに入力する3Dデータソフトは無料でウェブ上から借りてくるのだという。。
何ともリーズナブル!

動画をご覧頂ければわかる様にその編機は勿論チープなつくりで針も太く
ざっくりしたイメージ。何だかすぐに壊れそう?!:-)
昭和育ちの私にはその出来栄えも子供の頃母が持っていたリッカーミシンの
家庭編機を彷彿とさせますが、決定的に違うのはその出来上がりの物が
3D-つまり、無縫製だということ。

そして、パンチカードのような煩雑なものではなく身幅や着丈など必要な
データを数値入力するだけという簡単さ!
実際やったら難しい事もあるでしょうが、手作り・カスタマイズ・オーダーメイド
がほぼ皆無だったニット業界にこの仕組みが与えるインパクトはとても大きい
気がします。。。

ここで紹介されていた商品価値はまだ素人レベルの様ですし、これは一般消費者
向けにリリースされている商品の様ですが今の時代基礎ができれば技術革新は
あっという間でしょうし、ここに専門的ファッションソフトが組合わされれば
製品レベルなんて瞬く間に現状に追いつくと思う。。。
もしかしたら、島精機さんのホールガーメントもなんら特別なものじゃない
日が来るかも…

今のアパレル市場には、もう溢れるほどに似たような商品が量産販売され、
その商品価値は地に落ちています。
その原料も土に還らない化学製品が多用され、もやはアパレルは「自然破壊だ」
という意見も出てきている中、皆が流行だと熱中するものだけじゃなく
「自分の為のたった一枚を大切に愛用したい」という流れが起きるのも
自然だと感じています。
そんな中で「自社にできる事、エンドユーザーに応える価値はなんだろう-」
と自問する自分にとってこの動画にスゴイ衝撃を感じました。。。

又、検索中にまるでレース編みの様なモチーフの3Dドレスの製作過程
公開する動画も見つけ…これまたびっくり!

以前、「医とデザイン研究会」という会合で心臓などの臓器を樹脂のような
もので3Dで作ったという実物は見せて頂いた事があり、ただ単純にすごいなー
と思ったものですが、この動画を見るにまるで近未来映画を見る様な
衣服の製造工程です。

布もミシンも、先の様な糸も編機も不要。。。作業員は白衣。。。
これがもう既に現実に有るのですねーバーチャルじゃなくて。
勿論これも量産のレベルではないですが、最早量産が必要なのか?!とすら
思えてきます…

ーただ、こうなればなるほどに、今価値が軽んじられているデザイナーや
パタンナーのソフト力や立体形成力がとても重要になってくると思われます。
特に今の画面でパターンを引くだけの自術者ではなく、大元のトワル組み
などの3D組立技術とその脳を持つプロにこそ、需要の光が差す日が来る

………かもしれません^^
~なんて、最後はやっぱりポジティブに締めておきましょうw

ー 2014年12月5日

「ソーピング」って知ってます?

こんにちはー。
貴社にとってのジャストスペックを組立てて、
プロがいないとなかなか踏み込めないニット製品化の
お悩みを解決するニットデザイナー Improve @Suzukiです。

今日はニットの製品化の中級編。
工場さんとのやり取り工程で最初の関門w『編地出し』です。

皆さんは、「ソーピング」って言葉、聴いたことありますか?
『編地出し』の中で大事なポイントのひとつで、
編み下がった編地の風合を整える作業です。

ソーピング工程には以下の様な種類があり、
素材の混用率によって方法を選択します。
・水洗い/湯通し➡ソーピング = 綿など
・縮絨 = 紡毛系
・下蒸し(セット)のみ
 or ドライソーピング = 梳毛、シルクなど洗えないもの

今回、うちに届いたのは綿とUVカット&吸湿速乾機能付きアクリル
を混紡(綿の時点で混ぜるイメージ)した糸だったので
水洗いソーピングが必要だったのですが、セットのみで上がって
きたので、ソーピング後の編地の硬さや縮み具合を把握する為に
社内でソーピング作業をしました。

● 工場さんから届きたての編地

同じ編地が並んでいる様に見えると思いますが、
天竺部分の上と下、真ん中のリブ編み部分、全てテンションや
糸の本数取り、二重臼で編込んでいるストレッチ糸の種類などが
違っていて、それにより厚味や硬さ、リブ部分との境目のギャザー
の出方など全て違ってきます。

実際のサンプルつくりに入る前にここを端折る(…というか、こういう
工程が必要なことを知らないデザイナーが支持を怠る)作り方を
すると、後々商品の均一性とか品質管理においてトラブル多発?!
キケンな事が起きるのです…(`・ω・´)

 ↓

●自社でソーピングした後の編地

月曜日に来たら寸法がどう変化してるか~。
綿は大抵縮むので^^;

…ということで、只今接客テーブルを使って乾かしてます☆

一般的に<デザイナー>というと今流行りのドラマ「ファーストクラス」
の様に、さらさらっとスタイル画を描いて後はパタンナーさんがトワル
を組んでくれるもの…と思われてそうですが、ニットデザインの
世界はもっと深くて地道です^^;
生地に当たる『編地』をつくる所のノウハウを持ち、自在に考案でき
なければまずはデザイナーと呼べませんから~( ・`ー・´) キリッ

ー 2014年11月26日

ツイキャス初出演w

本当に自分に似合うニットが見つかる!インプルーヴ

…って、突然なんのこと?!って感じですよね~^^;
えっと、先週、人生初ツイキャス体験しました~w
チョット、ドアが開くまでの導入が長いけど
そこは愛嬌で…(;´∀`)

        ⇓ ⇓ ⇓ ⇓ ⇓
 http://twitcasting.tv/lovekobe_/movie/118493946

何のツイキャスかと言うと、今週末の11/28金曜日に
JR神戸駅の神戸市産業振興センターの2F展示場にて
開催される「ひょうご企業縁日」の出展社紹介生動画♪

今回の出展企業さんは総勢52社!
兵庫県下のポジティブで活気ある中小企業さんが集まる
年に一度のお祭りが開催されているということで、
今回インプルーヴ/ポアントコウベも出展に挑戦です♪

私達は今回、日本初!業界初!のニットのカスタムオーダー
システムのデモを公開したいと思います♪
今回のカスタムパーツの商品テーマは「働くオトナ女子」☆

「30歳代にはキリっと着こなせたセオリーやトゥモローのシャツ。
40歳位から何だかしっくりこなくなってきた…」
「若さと勢いの【安カワイイ】は、もう着こなせないわ~」
ーなんて思っている、そこの貴女に朗報です♪

体型の変化はオトナ女子の懐の深さの証!勲章です♪
そんなことで諦めず、自分に似合った華やかなニットブラウスな
ファッションで、働くシーンすら楽しみに変えちゃいましょう\(~o~)/

是非、11/28(金)はひょうご企業縁日でご自分がデザイナーに
なって、自分の為のニットブラウスをデザイン体験してみて下さい♪
JR神戸駅/地下鉄ハーバーランド駅 徒歩8分。
神戸市産業振興センター2F展示場にてお待ちしています(#^^#)

あ、企業様からの展示会サンプルオファーなどや、
小売店様からの自社オリジナル商品仕入などへのご活用も
併せてお待ちしております(^O^)/

百聞は一見に如かず!ですよ~www

ー 2014年11月12日

ごめんね、飛込み営業くん

今日は四方山話ですww

一昨日の夕方の、とあるOAカタログ通販会社の
営業くんとの会話について。。

彼は、当社にコピー機を売りたいんですよね^^;
(今の取引はOA通販でチョット文房具を買う程度)
その新商品の説明会に
「時間は取らせません、5分-10分で良いので来て
くれませんか?絶対に損はさせません!」と
言って口説いてきます~。

でも、今のコピー機買取だし不都合ないのです、当社は。。。
何よりそんなにコピー使いませんしー^^;

だから、
「ごめんね、今はきっと買えないと思うので
5分だとしても時間は割けないわ…」と伝えると、

「今のコピー機、幾らで購入されたのですか?
保守内容とかどれくらいですか?できたら契約書を
見せてくれませんか?それよりも必ずお得な内容のお見積りを
作って持ってきます!」と。。

ーここで、私の心のシャッターガラガラ~ 閉店、バイバイ。

ーでも、それだけで帰しちゃうのは可哀想に思えたので
「キミの立場も十分わかるよー大変やねぇ。」と前置きした上で、
私は彼にその理由を伝えました。

「あのさ、同じ見積りを作ってくれるなら、
うちが既にお付き合いしている先さんの条件を見てから
その下をくぐる条件をつくるんじゃなくて、
キミから見てうちにとって一番いいんじゃないかなーと思う
レシピを提案してくれる方が私だったら好感を持つと思う。」

ーそれでも彼は食い下がる…粘り強いw

「…だってさ、じゃあもし私がワルイ人で、キミが持ってきた
見積りを逆に今の取引先さんに見せて
「相手が値下げしてくれたよ」と伝えて又見せたら、
キミは又その下をくぐる見積りを作るの?
そんなんでキミの会社は本当に儲かるの?キミのお給料は上がるの?
もし、日本中の皆がが同じことのしあいっこしたら、
もう…  それって、キリがなくないですか?」

それでも「そこを何とか…」とか言ってしばらくお帰り頂けず(;_;)

同じ様なパターンでの飛込み営業とか、宅配業者さんからの営業とか
日頃からありますが、大きな違いは「最初っからコンペチターの下を
くぐる見積りを持ってくる」と宣言しているところです。

商品の価格は相手に合わせて変幻自在…そこに違和感。
結構な大手OA会社ですが、カタログ通販では後発部隊の会社ー
自社の価格表ありきで比較して「メリットがあれば取引して下さい」
ならわかりますが…
ノウハウ販売業でもないし。仕入原価はちゃんとあるはずで…

当社だって決して余裕なきお財布事情ですから、そんなコト
言える立場じゃないですが…なんか、ねぇ。。。
例え一時的にメリットあっても、広く見たらお互いの為には
ならないなと思うのです。
そして… 日本中、誰も幸せにならない。。

その説明会にキツーいノルマでもあるのでしょうか~。
今年の春からこの辺の担当になったらしく、
最初うちに来た切欠も飛込み営業でした。
いつも一生懸命さは伝わってくるので不利益ない範囲では
お付き合いさせてもらっていますが…

まだ新人クンだと思うので、汚れない内に違う考えの人もいて、
アプローチは値段だけじゃないと思っている人もいるってこと、
老婆心ながら余計なことまで伝えてあげたくなった次第。。。

それを、幸と思うか不幸と思うか… は、彼しだいですねw

● インプルーヴ/ポアントコウベ告知情報 ●
11/18に西宮ガーデンズ4Fで開催される
「笑顔で働きたいママのフェスタin西宮」イベントに出展致します!
どんな面白いイベントなのか、
詳しい情報は⇒http://poantkobe.blog17.fc2.com/blog-entry-253.html 
お近くの方は事前予約でプレゼントをもらって
会いに来て下さ~い(#^^#)
事前予約もスタンプラリーもハズレなしだそうです☆
紹介者は「10インプルーヴ/ポアントコウベ」を選んでくださいよ♪

☆事前予約画面はこちら ⇓
 http://powerwomen.jp/festa/2014/2014_nishinomiya/#yoyaku

ポアントコウベからもプレゼントご用意してます(^^)v

『笑顔で働きたいママのフェスタ』in西宮
☆イベントページ ⇓
http://powerwomen.jp/festa/2014/2014_nishinomiya/

11/18、お会いできるのを楽しみにしています~(#^^#)

ー 2014年11月7日

クレームの原因…その大抵はー

先日お客様に「ニットの魔術師にぜひとも相談したい事があって…」と
お電話が。。
ニットの『魔術師』って…… 怪しすぎ~~~( ;∀;)
魔法は全く使えないImprove@Suzukiです。

最近頂くご相談の中でよく聞かれるのが、
「自社が契約してる工場のこの商品、何か安っぽいんです…
どこが悪いんでしょうか?」
とか、
「製品不良が多発で今返品修正中…でも、これホントに修正できると思う?
もう、店頭納期とっくに過ぎてるのに。。
そもそも何でこんなことになるの?」とか。

つい先日初めてお逢いした方が持ち込まれたのが、白と黒の配色セーター。
「白色の部分が何か薄汚れた感じに濁って上がって来てしまった」というお話。
「サンプルはキレイだったのに…」と仰います。
見せて貰ったら確かに白色の部分に無数に黒っぽい何かが…

はい、いわゆる「飛び込み」と言われる編立時のトラブルです。
黒い糸の綿ほこりが白色部分にも編込まれてしまっているんですね。

ーサンプルでは綺麗だったのに、本生産では汚くなったー

その工場はどんなところですか?とお聞きしたら、
「OEM会社さんに、僕のイメージでデザインを伝えてオーダーしてるから、
工場の詳細などはわからない」と。。
それではサンプルと本生産が同じ工場で作られたものかわからないし、
その工場の清掃具合も何もわかりませんよね。。。

私だったらそんなリスキーなオーダー、絶対したくないです。
せめて、そのOEM会社さんが扱われている工場の背景はきちっと
教えて頂かないと依頼書も書けないし、
そもそもそこが得意としそうな商品しかデザイン出しませんよ~。
ビビリですからwww そんな取引、怖すぎw

そこで今日のテーマ、
「クレームの原因…その大抵はー」

⇒私の30年弱の経験から申し上げると、
「最初の依頼時の詰めの甘さ」です。

或る人生の先輩で「万事 段取り八分、仕事二分!」が口癖の方が
いるのですがほんと、共感!
私達の仕事は単にデザイン画や仕様書が「描ける」ことではなく、
特にこの段取りの中にその専門性が問われる職種ですー

…一方現在のアパレル業界はどんどん小売化して
企画機能を仕入先に委託。
仕入先は工場と直接取引ではなく、OEM化、ODM化、OBMへと変化し、
その専門性の必要性がどんどん希薄とされる流れになっています。
けれど、実はニットほどデザイナーに専門性が求めれれる
ジャンルはないと私は思います。
何故なら、横編ニットデザイナーが担っているのは
単なるデザイン(絵)だけではないからです。

布帛(ファブリック)はデザイナーとパタンナーさんとの分業が
確立されていて大抵当たり前のようにセットで雇用されていると思います。
尚且つ、そもそも既に布として完成している「生地」を仕入れて
裁断・縫製して組み立てて「服」という立体に仕立てるのが工程の流れ。
この生地の製造工程には、布帛デザイナーもパタンナーも一般的には
介入しません。 好みで選別するだけです。

でも、ニットデザイナーは布帛の生地に当たるものを作る為の
「糸を選ぶ」所から仕事の領域が始まります。
勿論編機の機種特性を理解して編み方や柄の表現方法を吟味するし、
又、布帛で言うパタンナーさんに近いレベルまでパターンの事も
理解していないと工場の技術者さんとの折衝はできなくて、
布帛に当たる布=編地を作れません。

又、ニットパタンナーは布帛のパタンナーさんとは違う種類の
立体感覚の感性を問われます。
それは、布地は裁断後に縫製しないと平面の生地が立体になりませんが、
横編みニットは編機から編み下がる時点で縫製なしで立体をつくるからです。
ーなので、どう編んで立体に仕上げるか、を頭の中で組立できないと
ニットパターンはつくれないのです。

ミシン縫製の失敗はハサミで糸を切って縫い直しができるけど、
ニットは縫い直しはできません。編み上がり=縫いあがり。。
だけど、ニットデザイナーすら配置せずにに企画しているアパレルさんが
ニットパタンナーを社内に配置ーなんて発想はあるわけないですよね(;_;)
そういう意味では今やニットデザイナー以上に成立しにくい職種とも
言えるかもしれません。

故に、ニットデザイナーはデザイナーと言えど感性だけではダメダメ~。
感性やパターンスキルは土台で備わってて当たり前。
もう一階層上の〝段取り″ 八分の中の
「専門スキルやキャリアの違い」がニット商品の生死を分けるのです~
 (生死はちょっと大袈裟?www)

今ニットデザイナーをされてる若い方がもしこれを読まれていたら、
是非この二層目のスキルアップを心掛けて日々のキャリアを
積んで
下さいねー(^O^)/
きっとあなたの強みになるはずです☆

しつこいようですが、、、

そのあなたのお手元にあるニットサンプル(商品)が
あなたが払った仕入値に見合う商品に仕上がっているのか、
お客様が着た時にイメージ通りのステキさで、
且つ心地良い着心地になっているのか、
あなたはちゃんと判定できていますか?

もし判定できたとして、
それが希望通りになっていない場合、
あなたはどこをどう直せばいいのか、
相手に的確に改善策を提案できますか?
又「その改善を行ったら値段が高くなりますよ」と言われたら、
高くならないで改善する『ベストスペック』
相手から導き出すことはできますか?

私達の職業はこれらぜーんぶひっくるめてやっているのです。
諸々複合的に頭の中で組合せてデザインに盛り込み、
編立パターンの編成方法を吟味し、
(因みに当社には専属のニットパタンナーがいるのでより盤石(^^)v)
工場の編立の技術者や縫製技術者と話し込み、
常にその段階での最善の方法を見つけ出すー

企画人件費削減でチープで画一的な商品になるだけではなく、
実はキズや飛び込み不良、乱寸不良などだんだんロス率が上がってる…

御社は… 心当りありませんでしたか?

もし今(ドキッ)とした方がいたら、
それらのトラブルを単に製造先さんのせいにする前に
自らの企画体制についても、今一度振り返ってみてください。

企画なんて、ニットデザイナーなんて、いなくてもモノは
あがってくるもんだ、と軽視していませんか?
(最初をちゃんとやれば、商品はちゃんとできてくるんです。)
相手(製造依頼先)任せになり過ぎてませんでしたか?
無茶な、一方的な値切り交渉…しませんでした?

それら修正サンプル経費の増加、やり取りでの間接経費の増加、
関係スタッフの残業時間の増加、
店頭展開時期遅れによる潜在機会損失……
お店からのクレーム対応によるスタッフのストレス……
果てはお客様からの商品への信頼の喪失………

そうなったら取り返しはつかないですよ~(;_;) 
ご注意あれ☆

…あ、もしも「実はもう企画の人いなくなってて…」
なんてご相談の方は、
どうか手遅れになる前に来て下さいね(^-^;
精神誠意、ご協力致します。

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