こんにちは。
「1本の糸からココロ豊かな未来をインプルーヴ!」
アパレル界にニット姫 こと 
工業ニットスペシャリスト・Hiromiです。

みなさんご存知かどうかわかりませんが、
当社では工業ニットに関するいろんなお悩み解決の
お手伝いの目的で「よろず相談室」という窓口を設けています。
こちらの窓口に尋ねて来られる方はそんなに多くはなくて
これまでで数十件くらいではありますが、
それら何件かのお問合せに答えてきた中で、
それがきっかけで当社・工業ニットデザイン講座の
社内研修を取り入れられ事業を大きく成長させることに
成功された企業さんがあります。
今日はそんな事例をご紹介したいと思います。

今回その企業研修を受講されたのは大阪のOEM企業さんで
元々は主力は水着のOEM受託をされていました。
ただ、水着はシーズンが限られるので、それ以外の商品も
取り扱おうとニット製品のOEMも始められるのですが、
なかなか思うとおりにサンプル製作が出来ず、
自社で開拓した中国工場とのコミュニケーションも上手くいかず…
…で、当社HPを見られてその原因についてご相談にこられました。

受講者はこの企業さんの企画営業担当5人。
その内、基礎講座から始め約4年半。
実践研修まで履修されたお二人に、
この度インプルーヴ認定資格として
「工業ニットスペシャリスト」と
「工業ニットデザイナー」の認定書を発行、
認定章(バッジ)の授与式を行いました。

「工業ニットスペシャリスト」とは、
工業ニットデザイナーとしてのスキルに加え、
インプルーヴが大切にしている
専門職後継者育成や技術の継承という、
自社の枠を超えた業界全体の視野に立って活動するといった
観念まで理解推進の姿勢が見られ、
かつ、その実行権を持てる人と定義させていただいています。

この度、その第一号認定者が生まれました❣

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㈱インプルーヴ認定「工業ニットスペシャリスト」第1号の下田さん

こちら(二人目の写真)の方は、その権限までは持ちませんが
当社の講座を100%受講され、実践コースでは自社ブランド構築の
基礎となるニットベーストワル&パターンの設計・修正や、
SDS-ONE(工業ニットCAD)を使ってオリジナル図案から
テキスタイルを作成して製品化するなど、
工業ニットデザイナーとして充分なスキルを身につけられたので、
「工業ニットデザイナー」の認定証証書と認定章を授与させていただきました。

そして、この日履いていたパンツは授業の中で自作でCADデータを作った
ジャカードニットのパンツです。

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㈱インプルーヴ認定「工業ニットデザイナー」第1号の河嵜さん

1年間の実践研修の修了時にお二人に書いて頂いたアンケートでは
とても嬉しいお言葉をいただきました。
それは…

Q: この研修で個人として為になったことはありますか?
との問いに、
A: 自分の生きる道をニットと定めることができました。
の一言です。
もう一人の方も、
A: 洋服づくり(ニットづくり)がもっと好きになりました。

正直これは相当嬉しかったです❣
私たちが伝えたいと思って始めたこの事業の本質が
ちゃんと届いていたようで講師冥利に尽きる気持ちになりました。

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下田様からの終了アンケート1

この企業様が当社に求めていたのは「工業ニットの本当の知識」
と書かれています。
何をもって「本当の知識」と言えるのかわかりませんが、
私たちは、私たちが先人から教わった、
ゼロから企画を組み立てて、工場さんと連携して
お客様の日常を彩る、仕事への真摯な向き合い方や姿勢などまで
余すことなく4お伝えするよう心がけています。
ある意味、それがインプルーヴ流となっているかもしれません。

対して、彼らは「メーカーに勤務して10年余り
商品を企画してきましたが、専門的な本当の知識ではなく、
なんとなく根性論で作ってきました。
それが、本当の知識を得られて、商品企画が大きく変わりました。」

そして、
自社に役立ったこととして
「本質的なモノづくりができるようになって、

自社のブランディングがしやすくなった」と
書いてくださいました。

又、
「工業ニットのすばらしさを伝える活動や
何か新たなプロジェクトをスタートしたいです。」
との意欲的な感想もいただきました。

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下田様からの終了アンケート2

又、こちら「工業ニットデザイナー」認定をさせてもらった
河嵜様は、当社と出会う前を振り返って、
「ニットの知識がほとんど無い中でサンプリングしていたため、
イメージ通りのサンプルが上がらず、オリジナル企画でお客様に
オーダーをいただくことも少なく、工場への指示も手探りでした」
と書かれています。

そして、実践研修に期待することは
「ニットについて学び、お客様との商談の際にしっかりとした
提案ができるようになること、またオリジナルサンプルの
完成度を上げてオーダーしてもらえるようになること。
ニットパターンや仕様について理解すること」だったそうです。

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河嵜様からの終了アンケート1

そんな彼女が1年間神戸まで通い実践研修を履修して、
会社のためになったと感じていることとして、
 ・サンプル作成の数が減った
 ・課題に対して対処方法を考えて自分で対処できるようになった
 ・しっかりとした仕様書を作成できるようになった
と書いてくださいました。
これもとてもありがたい評価です。
実際にこの方に仕様設計書はとても見やすく、
工場さんに伝わりやすい表現や工夫が細部に見られるようになっています。

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様からの終了アンケート2

当社「ニットよろず相談室」からのご相談案件の企業様が
このように成長され、社業も大きく伸ばされているのはとても嬉しい。
しかも業績内のニット比率が多くなっているとのこと。
このアパレル不調・工業ニット不調時代において、
明らかに工業ニットで事業が伸びているという事実は、
この時代においても、お客様を裏切らない商品提案がお客様からの
信頼につながり、お付き合いの親密さが広がってお互いの発展につなげていける、
そんな可能性を感じさせてくれる事例として、
私たちも気を引き締めて、この二人に続く業界においての後輩育成に
尽力したいと思った認定式となりました。

㈱インプルーヴでは、このようにアパレル企業やニットOEM企業、
若しくはニット工場の企画担当の方に、
取引先様とのスムーズなコミュニケーションで信頼関係を
築くお手伝いとして、工業ニットスキルアップ研修をご用意しています。

自社の成長のキーとしてニット商品力を上げたい企業や個人の方、
まずは「よろず相談室」へお問合せください。
https://improve-knit-info.hp.peraichi.com/#section-63 

improve編集部
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