こんにちは。
工業ニットデザイン・スペシャリストのインプルーヴです。
(↑勝手に新ジャンルつくりましたw)

さて、先週から社内に新しい風が入ってきました♪
今月からインターンシップ研修生が 月に2回訪ねてくることに。

昨日が2回目の来社だったのですが、
それが「インターンシップ」のイメージに反して
学生さんじゃなくて社会人さんからの希望で。
しかも東京からここ神戸まで通って来られてます。

申込書を見た時には「うそでしょーーー」と思いましたが、
半信半疑で受け入れるかどうかの判断は面談後になります…と
お返事すると、「もちろん神戸まで伺います!」^^;
ま・ぢ・で???
相当立派な経歴・職歴もお持ちで、ニットデザインも英国で習得済み
とのこと。
(ほんま?なんでいまさらそこまでする??)
が、正直な私の心の声^^;

でも、お会いしてみたら、
「帰国してみて、日本の工場さんとやり取りしようとしたら
色々壁にぶつかり、自分に足りないスキルがあると
痛感する中で当社の門を叩いた」 とのこと。。。

なるほどーーー 確かに日本独特の業界内の商習慣、
独特な職人気質など、海外での経験だけでは戸惑う事もあるのかも。

そういうことなら、当社でもお役に立てることがあるかも・・・
ということで、彼女には研修中にニットセミナーの講義時間を
設けることにしました。

1日目は、日本のアパレル業界の大枠の話をしましたが、
海外留学前に外資系のジュエリー小売会社お勤めの経験もあり、
この辺は特に違和感なく理解されている様子。

2日目の昨日は、原毛から糸になるまでの工程の種類と出来上がりの違い、
様々な意匠糸のバリエーションについてと、糸の番手(=太さ)と
自動編機のゲージとの相関についてレクチャーしました。

梳毛と紡毛のつくり方の違い、出来上がる糸の特徴・違いについて

後は、糸の具体的な調達手段(買い方)について。
彼女は2年前に帰国して自分のブランドを立ち上げておられるので
ヨーロッパだけでなく、アジアや国内での糸の調達方法なども必要かと・・・

午前中、午後、と実務作業の研修もしていただいていますが、
まだ彼女がどれくらい私たちの知識と互換性があるかわからないので、
この様な講義を少し重ねて、レベルが見えて来たらもう少し深いお仕事も
トライしてもらおうかなーと思っています。

今日は、最後に編地の整理をしてもらったのですが、
「切れ端の編地は、欲しいのがあったら持ち帰ってもいいよー」
って言ったら、
ビニール袋パンパンに詰めてました♪
このようなとっても前向きで素敵な姿勢は
受け入れる側にとって好感を持ちます^^

将来の日本のニット業界に旋風を巻き起こしてくれる
ステキなニットデザイナーに成長されるよう!
当社がその一助になれば幸いです。

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