こんにちは。
工業ニット・スペシャリストのインプルーヴです。
最近、人の名前と顔が覚えられなくて
困っている人、居ませんか?
…それは私なんですがw
Around50を自覚する頃から
ほんっとに覚えられなくって(苦笑)
ーこのまま60歳代に突入したら
どうなるんやろう・・・って。
そんな自分にとっての朗報でしたので皆さんにもシェアw
昔から「指先を動かしたらボケ防止になる」なんて
まことしやかに言われていますが、
この度それが「ほんまや~」ってことが
立証された?!そうです。
それが、以下ご紹介の【手芸】をする前と後で
高齢者の脳内の活動がどうなるかを調べた結果報告です。
図の様に
①手芸を始める前➡②作る工程を考える➡➂制作し始める➡④会話を楽しむ➡⑤作品の完成の順で脳の血流を検査した結果、
完成した時の脳は赤く反応している部分がとても増えていて
最も活性化している状態であることが確認出来ます。
これを見ておどろき!
本当に手先を動かすって、
ほんとにちゃんと脳の活性に一役買うんですね(゚д゚)!
手芸などの作品作りというのは
【ゴールをイメージ】し、
その【プロセスを創造】し、
ゴールで【達成感を得る】のが
一際活性するのではないでしょうか。
私たちがもうひとつの顔として活動している
特別非営利法人cocoloitoでの
高齢者の生きがいづくりのベースとなっているのは
この手芸の一種の「編み物」で、
この度のこの実験項目も編物を含む様々な手芸を
実験対象に行われた結果みたいです。
…ここからは私の勝手な自流ですが…
編物は、上記の3つのストーリーポイントに
大きく付加される脳活ポイントがあると思います。
それは【数字】です。
編み物は、何をつくるにおいても
ゴールイメージに「目数と段数」という
いわゆる設計図をつくる工程が不可欠。
その為にゲージを取って、自分のゲージに合せて
目数・段数を計算によって割りだします。
その計算された作図に沿って、目数・段数を数えながら
編み上げていきます。
つまりずーっと数字を数えながら進捗を確認していくのです。
そうじゃないと、思い通りのサイズ・カタチには
絶対に仕上がらないからです。
このことを考えると、
手芸の中でも編み物は一際脳の活性化に貢献する趣味
なんじゃないかなーとこれを読んで思った次第♪
cocoloitoが活動拠点としている堺市「白鷺団地」の
編物サロン月一開催も今年で4年目になりますが、
どうりで参加者さん達が発語数が増え、明るくなり
笑顔になり、若々しくなるわけです!
なっとく~☆彡
これは、高齢者の方に限った実験だったのだと思うのですが
もしかしたら障がい者の方にも有効なのでは??
そんな実験もどんどん進んだらおもしろい。
AIは、私たちの生活を効率的にしてくれる。
その時間を有効に使って、
ひとが自らの手から生み出すものの面白さに
今一度戻ることが
人生や日々の暮らしを豊かにすることに繋がれば、
それこそが本当の【デザインの力】なのかもしれない。
ー日本手芸福祉協会(日本ヴォーグ社)が提供してくれた
このパンフレットを読みながら、
そんなことを考えた今日このごろでした^^