こんにちはー。
アパレル界のニット姫・こと工業ニットスペシャリストの”ひろみん”です。
さて、当社が中長期計画として2018年ごろから取り組んでいる
プロジェクトに「日本リンキング協会」活動というのがあり、
「日本リンキング検定制度」の制定を目指しています。
なぜ検定制度を整えたいのかというと、
特別支援学校の学生たちの校内実習としてリンキング縫製実習を
提供し始め関わっていくうちに、
「将来彼らの中からリンキング技術者を目指す子らが
現れたときまでにその技術を公に証明できる仕組みがいる!」と
思ったのが原点です。
障がいのありやなしや関係なく誰もを等しくその技術力で評価して、
その評価に見合ったインセンティブを得られる環境をつくらないと、
日本はこのままでは、職人の技・匠の技を次世代に引き継げずに
絶えてしまいます…
アパレル業界だってこれは同じことでー。
私は私が出来る世界戦でこのようなことに背を向けず、
真直ぐ向き合う会社でありたいとー。
―その様なビジョンを持ちながら手探りで取組み始めた活動も、
ようやく4年くらい前に神戸市立青陽灘高等支援学校が振り向いて
共感してくれて始まった校内実習が事例にもなったかなと思うのですが、
その後、兵庫県立上野ケ原特別支援学校から年に1度校内実習にお声が
掛る様になって3年目の2025年、密かなる目標だった「県内で3校に普及」
の3校目が決まったのです!
それが、兵庫県立川西カリヨンの丘特別支援学校分教室・
兵庫県立こやの里特別支援学校分教室です。
(2025年度は1.2年生が川西カリヨンの丘、3年生がこやの里特別支援学校の在籍です。)

上野ケ原特別支援学校で親身に取り組んで下さっていた進路担当の先生が
転勤となられ、「リンキング校内実習」を最初から手芸の授業で職業の授業
の一環としての採用を校内で検討してくださり、
私も教頭先生や手芸担当の先生などみなさんへのデモンストレーションや
面談を経て、今年の初夏から正式に民間からの非常勤講師として
採用頂きつつ、全部で5回の実習を実施させてもらうことになりました~❣

この実習活動の教材には、毎年お付き合いのある工業ニット工場さんや
ヤーンメーカーさんから寄付頂くニット編地の端材を使います。
今回も大阪の㈱大月様から提供いただいた迷彩柄のジャカード編地を活用
させてもらって、体験向けのコンテンツ【ニット巾着作り】からスタート♪
これまでは、1回とか2回程度の実習だったので先生方が予めリンキングを
使う手前の編地を切ったり、ほつれ止めの接着テープ芯地を貼ったり
といった下準備作業を生徒数分だけ作りに当社にお見えになるのですが、
今回はせっかく複数回のシリーズで授業ができるので、最初の編地を切る作業から
自分たちでやってもらうことにしました。

こんな大きな編地に、先ずはアイロンをかけて、たたみシワを取ってから
自分達で作った型紙に沿って印をつけて編地を切ります。
次は編地にほつれ止めのアイロンテープ芯地を貼ります。

ここまでできたら、いよいよリンキング縫製の工程です☆彡
みんな、最初は恐る恐るハンドルを回すのですが、
リンキングは、ハンドルを回すと櫛が前に進み、誰でも真直ぐに縫えます。
櫛に編地を刺す時のコツさえつかめれば縫うこと自体は難しくないので
特別支援学校の学生さんたちにこそ向いている子がいるのでは?!と思った次第で~。



みんな、メチャクチャ覚え早い!
最初はもちろん恐る恐る…なんですが、
2個目の巾着作りになると、初めてとは思えないくらいサクサクと
リンキングの櫛に編地を刺して、臆することなくハンドルをクルクル~。
これ、どの学校も共通なのですが、
ハンドルを回すことで櫛が動くときの「カタカタカタ・・・」と
いう音が面白いらしく(笑)
気に入って回しています。
私も、「このカタカタって音が、心地よく一定のリズムを刻んでいたら
リンキングも喜んでいるっていうことやで~。
良いオトをさせてリンキングと仲良しになってね~」なんて言いながら
指導します^^
こう伝えたら、たいていみんなリンキングに優しく接するようになります♪
そんな、分教室での授業も残すところあと1回!
最終日は、其々自分が作った巾着のリンキング縫製の糸始末をして、
ひも通し器を使って紐を通して完成へと導きます~。
この様な感じで、先ずは第一目標の3校の実習導入までこぎつけました❣
(私の労力的に時間を提供できるのが3校が限界で^^;)
次の目標は、各校の卒業生が通所できる範囲の作業所で
リンキングを導入してくれる作業所さんを先ずは1社ずつ開拓すること!
ここについては、私だけで行うのは地の利もわからないし難しいので
各校の先生方との連携が欠かせません💦
それと共に、作業所の立場からすれば少しでも沢山利用者さんの給与に
反映させられる業務を取り入れたい…はず。
そこを保管する為に考えているのが、彼らの授業でつくるものが、
販売に直結する位のクオリティで、しかも社会のお役立ちにつながる
モノづくり・・・
その実験として、リンキング実習4年目になる青陽灘高等支援学校で
形になりつつある「おまもりチャーム」商品の製作です。
現在、楽天SHOPに出店されている雑貨店「グーテグーテ」さんと
「神戸市ふるさと納税」の2か所を販路として今年から販売を始めた
ところなのですが、まだまだ知名度UPが足りてなくて…(/ω\)
只今取扱い頂けるところも絶賛募集中です💦
※以下の写真が、青陽灘高等支援学校で製作している商品です❣


今日のブログは分教室のことを書きたいので、これらの商品がなぜ生まれた
のか…などはまたの機会にしたいと思いますが、
神戸新聞さんのネット記事にも取り上げていただけていますので、
良かったら読んでみてください
⇓
特別支援学校の生徒たちが作るチャーム、ふるさと納税返礼品に! | PR Times – 神戸新聞NEXTkobe-np.co.jp
…というところで、分教室の生徒達との授業も今年度は残り1回…💧
2月の授業でみんなの作品が完成したら、完成写真はみなさんにご披露したいなー
と思っていますのでご期待いただけたら嬉しいです❣ ❣ ❣
ではまた進捗報告します~(^_-)-☆
