【ニット技術と天然染料の未来】

こんにちは。
ニット姫こと工業ニットスペシャリストの
ひろみんです。
8月から始めたインターネットラジオ番組
「おしえて!ニット姫」のパーソナリティ業。。。
先々月と先月の4回の収録は一人トークで
チャレンジしたのですが、
30分をうまーく回すってほんと大変(;^ω^)
8分近くも残して終わってしまったりはたまた29分30秒…と
ギリギリにメチャ早口で無理くり終わりにしちゃったり^^;

リスナーさんもひとり語りばっかじゃ飽きちゃうので
12月・1月はゲストトーク「おしえて!マニアたち」で進めております。
そんな、3組目のゲストにお招きしたのは、
インプルーヴの顧問契約先である「ミテジマ化学株式会社」の
経営企画室の金子浩大さんと櫻井結唯さんのお二人。
食品添加物の付加価値を上げる薬品を研究開発している
ミテジマ化学さんが満を持してのデビューを控えた
アパレルニットブランド【techne’m(テクネム)】について、
根ほり葉ほり掘り起こしてみました~www

以下、その日のトークアーカイブとして文字起こしをしてみました。
音声データもリンクを貼っておきますので、
目からでも耳からでもぜひお楽しみください♪
https://note.com/embed/sounds/42f72bd50ff3207225a49611bae026d1

以下、収録音声を文字起こししたものです 👇

ひろみん: みなさん、 こんばんは。
     今週もここ、神戸スタジオからお耳にかかります、
     アパレル界のニット姫こと、工業ニットスペシャリストの
     「ひろみん」です。
     さてさて、 もう~あっという間に12月に突入ですよ!
      ねえ、もうね、早いですよ12月は…
     Xmasもね、すぐ来るし~ (;’∀’)
     …で、 クリスマスって言ったら なんか楽しみな計画なんか、
     もう立ててらっしゃいますか?
     私は、 まだまだ、 全然ノープランです。
     もう仕事に追われてます。
     せめてね、チキンレッグぐらいは食卓に乗せたいかなー と思う、
     今日この頃なんですけれども。。。

ひろみん: さて、 わたくしひろみんが普段やっているお仕事のひとつが、
     工業ニットジャンルの中でも、 企画デザイン、・生産に関わる
     専門的な業務なんですけれど。
     中でも、 アパレルブランドさんや最近注目されている工場発信
     というファクトリーブランドの デザイン監修、セレクトショップ
     さんのオリジナルのニットブランドの企画監修などというような
     ことがありまして。
     ま、 そんなニット商品の制作に長年携わってきた経験から、
     みなさんがお買い物するときに、 価値あるいいものを選ぶ目利き
     のコツとか その製造の裏側で支える、みなさんには見えない、
     職人技とか…
     マニアックなものづくりについて、 本日も 勝手に深掘り!
     マニアなトークをお届けしたいと思っております。

ひろみん: この番組は、 株式会社インプルーヴと、 ご縁・応援・貢献をテ
      ーマに夢ある番組をお届けする ”ゆめのたね放送局・イエロー
      チャンネル”からお送りいたします。

ひろみん: さて、 本日は久しぶりにゲストをお招きしての
     【おしえて!マニアたち】をテーマにお届けしたいと思っており
      ます。
      早速今日のゲストさんをご紹介しますね。
      今日お越しくださったのは、 前回の放送で少しご紹介した当社
      の顧問先で「毛玉ができないニット糸を作ろう!」と日々研究
      を重ねている化学…化け学の方の化学ですね。 の会社、
      ミテジマ化学株式会社の、 金子広大さんと 櫻井結唯さんのお
      二人にお越しいただきました。

金子さん: よろしくお願いします。

ひろみん: えーと、 ただ櫻井さんは、 普段可愛いお声の女性なんですけど
     もただいま喘息中? で喉が悪化してちょっと声が出せない状態、
     のため、今日は一緒にお仕事をされている直属の上司の金子さん
     が主お声を出して、えー櫻井さんはおしゃべりしたいことを念で
     金子さんに送ってお二人にお話しいただきたいと思います(笑)
     金子さん、 櫻井さん、 こんばんは~。

金子さん: こんばんは。

ひろみん: えー、 早速ですが、 金子さんの方から櫻井さんの分も合わせて
     簡単に自己紹介をお願いできますか?

金子さん: はい。 えー、 三手島化学株式会社の、 金子広大と申します。
     えー、で、今日声出ないのが櫻井唯さんです。
     両方ともミテジマ化学の、経営企画部に所属しております。
     主に開発業務を行っている部署になっています。
     あと Instagramの発信であったり、今回ご紹介させていただく、
     アパレル商品の展開であったりっていうのを、
            インターネットでやるとかそういった業務を行っております。

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今回のゲストはミテジマ化学株式会社の金子さんと櫻井さん

ひろみん: なるほどです。  ありがとうございます。

ひろみん: で、えー、前回私がしゃべったトーク内容なんですけど、
     それはお二人全然ご存知ないんですけれども、
     今日は結果的には、その前回のスピンオフ版みたいなお話の
     内容になりますので 先にちらっと、 前回のトーク内容をお伝え 
     しますと。。。

ひろみん:【ニット商品がエンドユーザーのお手元に届くまでの長い旅路】
     と題して話をしたんですよ。
     で、 そんな中でうちが特許を取得している銅金属で作った超抗菌
     のニット糸と商品についてとか、 あとそのミテジマ化学さんが、
     今、果敢にチャレンジされている高級でしなやかな風合いだった
     ら 絶対に避けられない毛玉? セーターのね、毛玉💦
     これが起きない技術革新を、 しかも、 天然由来の原料で実現さ
     せようとしている、 すごい、 化け学の会社があるよ! っていう
     お話をしたんです。
     で、 せっかくだったら、 技術者の方がたから 直接マニアなお話
     を聞かせてもらいたいなー と、ふと思いつきまして。
     えー、 お招きさせていただきました。

金子さん: ありがとうございます。

ひろみん: 金子さん、 櫻井さん、 よろしくお願いします。

金子さん: よろしくお願いします。

ひろみん: えー、 さて、そんなわけで早速いろいろ伺っていきたいんです
     けれども。
     そもそも、なんでアパレルの…いや、アパレルに? 化け学の会社
     が、こう…足を踏み入れよう、ということになったんですかね?

金子さん: そう、そうですね。 ま、あのー、今、始めてみて、非常に大変
      だなっていう。。。

ひろみん: おお、 おぉwww

金子さん: ていう、ま、その大変だっていうこと理解してなかったから、
     入ろうっていうのはあったんですが、流れといたしましては、
     最初は食品添加物の開発メインでやってて。 で、その時は、櫻井
     はうちの部にいなくてですね。
     で、その食品添加物を使って、食品の日持ちを伸ばしたり、あと
     品質を良くしたり食感良くしたり…をメインでやってたんですが
     そういうのを生かしてその繊維製品の改質なんかできないかな?
     っていうのを、上田さん…

ひろみん: あー、はいはい。

金子さん: 元々別の会社にいて…

ひろみん: 技術者としていらっしゃった方ですね。

金子さん: はい、うちの顧問でいる上田さんていう方から、(繊維で)でき
      ないか?っていう相談を受けまして。そこが始まりなんです。
     …んで、 まぁいろいろやってく中でアパレルの会社の方に紹介し
     てもらう機会があって。。。
                  ーで、 5-6個の大きな玉を(某アパレルさんに)持ってって。
      ハムとかソーセージで使うような食感・弾力を上げるような
     添加物があるんですけど、、、

ひろみん: あ、 食品ってそういうことですか! … 弾力? 食感??

金子さん: 蒲鉾とか、 結構プリプリしてるじゃないですか。

ひろみん: あー、 ああー。 私たち普段食べてるものですね!
     あの中に、ミテジマさんの技術が入ってるんですか?

金子さん: そうですそうですそうです~
      割と大手さんにもちょこちょこ入り出してて。 で、ま、それが
      結構食品で売れてるから、それを繊維に何とかできないか?!
                   って(社長から)言われましてーーー。

ひろみん: ほう。。。

金子さん: で、それっていうのはタンパク質にくっつくものなんですね。

ひろみん: は~。  結合する、、、 みたいなこと??

金子さん: あ、 そうですそうです!

ひろみん: まさにそこが化学なわけですね☆

金子さん: そうですね。 で、タンパク質の繊維って言ったら、 もうシルク
     かウールしかない、 と思うので…
     ウールっていうか、ま、獣の毛ですね、 獣毛ですね。
     で、その辺(の素材で)でなんかできないかな、っていうのを、
     すごくざっくり、 その前の4・5個の玉はもうすごいどっさり資料
     作って…その、社長に言われたから渋々作ったやつは…(苦笑)

ひろみん: サラリーマンですね(笑)

金子さん: これ、 社長に聞いたら怒られちゃうかもしれないけど。
     あのー、ほんとに1、2枚ピッと作って、できたら面白いな、って
     いうのだったんですが、それをご紹介させていただいたら、そこ
     にしか興味持ってもらえなくて。それ以前のものは全部 ある程度
     こう技術確立したものなんで、展開、紹介したんですが、興味持
     ってくれたのが、 1からだったもので。。。
      ま、それが、1番のスタートです。
       …で、 そこから あのー、なんて言うんですかね、その羊の毛に対
       して何か他のタンパク質をくっつけて羊の毛の改質をしようって
       のが目的だったんですけど、どんなことが起きるか何も分かん
       なかったんですよ。

ひろみん: ほぉーwww

金子さん: で、ま、その時は適当にですね、「毛玉ができにくくなる」…
     って書いて。

ひろみん: おお、 おお-(笑)

金子さん: 結局その延長でそこまではたどり着いたんですけど…
     そこに至るまでに、その…どんな素材でやったらいいのかとか、
      毛玉ができにくいって言っても、ウールにも編み物もあるし、
      織り物もあるので…

ひろみん: はいはいはいはい。

金子さん: で、獣の糸に毛玉ができないってどうやって評価するんだとか。 
     全然知らないままスタートしたもんで、 2年くらい何の進捗もな
     かったんです。

ひろみん: えー、 そうだったんですか💦

金子さん: そうですそうです(苦笑)
     で、そんな中でまだあの…さっき名前出した顧問の方とか、
     そのアパレルの方からもいろいろサポートいただきながら 進めて
     いって…で、4-5年前くらいかな。結局トータル7、8年くらいや
     ってると思うんですけど。

ひろみん: へえー。そんなに?!

金子さん: で、2年何にも成果出ず…で、その顧問の人が「こんな成果でん
     かったらもう迷惑かけちゃうから今年成果出なかったら辞める」
     って言い出して。

ひろみん: ほう。

金子さん: 「あ、大変だ💧」って言って一生懸命頑張って。。。
     ま、なんとかかんとか、、そうですね、3、4年前くらいには、
     一応採用、その前にも、他のアパレルさんで採用あったりとかし
     たんですけど…っていうのがスタートで、今、やってます。

ひろみん: えー、なるほど。 それだったら、その段階では アパレルさんと
     か、そのアパレルに提供するメーカーさんの方にそういう…
     えっと、 素材の加工技術として提供されてたわけですよね?

金子さん: そうです、そうです、そうです。
     薬剤を売ってて。こうやって作ってください、と…

ひろみん: それが、私がミテジマ化学さんとご縁ができたのは自社商品と
     して商品開発したいっていうお話で、ブランドを作りたいと…

金子さん: あ、そう! 確かにそこに至るまでもいろいろあってですね。。
     結局その、うちが加工して売るってなったときに販売するものは
     あの…粉なんですよ。

ひろみん: うんうんうん。

金子さん: で、その粉を使って、工場でその製品を加工してっていう形に。

ひろみん: なんかこう、水の中にその粉を溶かしてそん中に毛糸をポチャン
     って浸けて…みたいな感じですか?

金子さん: はい。んで、ま、そうやって泳がせて…。
     実際にその反応させてみたいなのでやるんですが、結局その…
     えっと…評価が、評価っていうか結果が出てくるのが製品の状
     態? で加工しないと結果が出てこないんですけど、うちができる
     のってなんかこう、ちっちゃいハギレみたいなのをビーカーで試
     験して…みたいなパターンでやるんで、 実際その現場っていう
     か、工場でやったものと大きな差が出てくることが多々あって。

ひろみん: うんうんうんうん

金子さん: で、あとその、素材ごとでも結果が変わったりとかしてですね。
     結局うちでその最終的な商品まで…なんかこう一連で加工できる
     ように作って加工するとこまでやんないと、なんかうまくいかな
     いんじゃないかな、っていうことがあって。
     で、うちでその加工設備買うとかかな、って思ってたんですよ。     
     そしたらその、最初に一緒に取り組みやらせてもらってた、アパ
     レルさんの染色工場が売却されるっていう話を聞きまして。

ひろみん: はいはい。

金子さん: で、ま、ま、冗談でね、社長に、「あ、これ、買ったら?」
     みたいな(ことを)…

ひろみん: お買い物?!簡単なお買い物みたいにー(笑)

金子さん: 社長もその…相談してくださって。「どう思う?」って言われ
      たんで「あ、買ったらいいと思います」って(笑)
      ま、まさか本当に、そうなるとは思ってなかったもので。。。

ひろみん: おおー、 うん。

金子さん: あったら、僕らはすごい助かる。

ひろみん: はい、そうですよね。
     大量生産するときに、どういう齟齬が起きるかっていうのを、
     立証っていうか、自分たちで検証できないってことですよね。

金子さん: ああ、そうですそうですそうです!
     で、 ま、 場合によっては今、 製品の状態で加工しているもの
     をもっと手前の糸とかで加工できたら、効率も良くなるしってい
     うのもあるんで、それあったらすごい助かるんでーって。
     本当に買うことになるとあんまなかったけどもう「是非!」っ
     て言ってたら、なんかもう、いつの間にか決まってた。

ひろみん: 買っちゃった(笑)「 買ったでー」 みたいな。
     「あ、そうなんですねー」て。工場一軒買っちゃった(笑)

金子さん: そうですそうですそうです。で【ミテジマインダストリー富山】
     っていうことで。富山県に今工場があってですねー^^;
     流れで、 ま、 せっかく工場も買いましたし、 製品も、あの、
     加工して売ってみたらどうかな、 っていうので今、アパレルの方
     もやらせてもらってる(流れで…)。

ひろみん: なるほどそうか。 それで生まれたブランドが【techne’m(テク
     ネム)】 というー

金子さん: そうですね、 はい。

ひろみん: テクネムっていうお名前の由来も、お聞きできますか?

金子さん: えっと、 ラテン語で 、技術と 芸術、それを組み合わせた造語な
     んですけど。

ひろみん: はいはいはい。

金子さん: 「それは 技術と芸術でできてるんですよ」って、 そのうちのミ
     テジマ化学っていう「化学の技術」っていうところと、後で紹介
     させてもらうんですけど、 天然染料とか、そういったもの…
     あと、ニット製品の形だったりとかそういったところの「芸術」
     のところの2つを組み合わせたものっていうので”テクネム”という
        名前です。

ひろみん: へえ~ かっこいい名前ですよね。

金子さん: かっこいい、 かっこいいですね!

ひろみん: ね~^^。 で、 レディースもあるしメンズも。私デザインさせ
     てもらってますけど、 メンズもあるし。

金子さん: あ、 はい、 そうです。

ひろみん: で、えっと、ユニセックスっていって、どっちでも着れるよって
     いうお洋服とかを…
     あ、ニットって言ってもただのセーターだけじゃなくて 、ジャケ
     ットとか、 パンツとか(もあるんですよ)、 ね。

金子さん: めちゃかっこいいですね。

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technem(テクネム)は「技術/芸術/知識」のギリシャ語をソースに融合した造語

ひろみん: いろいろ作って…今トライしてますよね。

金子さん: はい。

ひろみん: …なるほど、なんかあの名前の由来とかもね、1から考えて、
      皆さんでもう商標も取られてーー

金子さん: すごいコンペがあって、これも結構みんな 思い入れを持って出
      してきてくださって、やっぱ自分のこれがいいっていう…こう
     アピールが結構それぞれ強くて…ま、決まるまで結構、 あの…

ひろみん: かかりましたね。

金子さん: かかりました。うーん(^^;

ひろみん: でもまあタグとかロゴもすごい。
      なかなかラジオではご覧いただけないんですけど素敵なネームが
                   できてて~。

金子さん: そうですね。シンプルで短くてかっこいいので、今のはすごく
      いいなと思ってます^^

ひろみん: はい… じゃあちょっとここで、えー小休止を挟みまして。
     後半は、ちょっとその技術の粋を集めたお話の続きをお聞き
     してみたいと思います。
※小休止

ひろみん: さて、先ほどのお話の続きなんですけれども、ミテジマ化学さん
     では毛玉ができない技術にもう一個…革新的な技術開発をされて
     るんですよね?

金子さん: はい。

ひろみん: もう毛玉ができないだけでも、私たちお洋服が好きなものにして
      みたら、それだけでもすごい画期的なのに~それでは留まらず。

金子さん: そうですね。

ひろみん: うん。 なんか糸を染める技法? をも天然由来にしようと。。。

金子さん: はい、そうですね。 で、今、その毛玉ができにくい加工ってい
     うのは、普通は結構塩素とか樹脂とか使ってやることがあって。
     ま、塩素とかだと、作業する人の健康やとか環境とかあんま良く 
     ないよねっていうので、結構問題になりつつあるかなっていうと 
     こがあるんですけど。
     うちのものは食品添加物で全て加工するというのが特徴で、あ   
     の毛玉ができにくい加工、アパレルさんには興味持ってもらって  
     スタートしたと。

ひろみん: はいはいはい。

金子さん: っていうのと、それに加えて、その染色のほうなんですけど、
     名前はあのーえっと…いいのかな、”フラカラー”っていうので。
     商標が取れなかったんですが…

ひろみん: フラカラー? あー、なるほど。

金子さん: はい。 で、えっと、これを元々開発してたのが、さっき名前が
      出た顧問の…

ひろみん: 上田さんとおっしゃる方? 顧問の方の…

金子さん: はい。 あのー元々いた会社で、元々染料の商社さんにいらっし
     ゃった方で。すごくたくさん業績ある方なんですけど、その中
     で、いつだ… 十数年?前に、その、天然の植物とか、由来100%  
     で染色をしようっていうのを立ち上げられたんですが、その時っ  
     て、そんなエコとかサステナブルとか、言ってなかったと思うん
     です。

ひろみん: そうですね、 なるほど。。。

金子さん: で、ま、このコロナ禍以降ですかね…急に機運が高まってきた中
     で、その富山工場もうちの身内に入りーっていう中で、そのそう
     いうのできないかな~と。
     まま、それも社長からのアイデアで出てきまして。。。
     で、ま、その中で出てきたのが「そのフラカラー復活させよう」
     っていう流れでですね。

ひろみん: 上田さんが技術を持ってらした、それを製品化につなげようと。

金子さん: はい、はい。

ひろみん: ま、 結局なんていうのかな、えっと、”フラカラー”っていうの
      は草木染め…いわゆる私たちがよく知ってる言葉で言うと 草木
      染めとかオーガニック染めとか、なんかそんな感じのものを、
      自社の独自のブランドとして「フラカラー」っていう名前を付    
      展開されてるーっていう感じですか?

金子さん: あ、そう、確かにそうそうですね!
     はい。 えっと、普通だと、合成染料で染めるんですけど、その理
     由が、綺麗に染まるし、光とか、あと熱とかかかっても、色が悪
     くならないっていうのが特徴で。

ひろみん: はいはい。

金子さん: で、やっぱ天然のやつってそこが弱いんですね~(;^ω^)

ひろみん: そうですよね、なかなかあの…私たちが一番よく知ってるのは、
     デニムのジーパンの藍染めとか…?

金子さん: そうですねー。そうそうそう、色移りするし。

ひろみん: 私ね、白いソファー…
      家のね、革張りのソファーがね、気がついたらね…
     もうブルーになってたことがあって(;´Д`)

金子さん: あーやっぱりそうですよね(;^ω^)

ひろみん: お家って座るとこ大体ポジション決まってるじゃないですかー
     なんか白いソファーの一角だけがうっすらブルーなんですよ。

金子さん: だんだんと。。。

ひろみん: そう。徐々に徐々に行くから気づかないんですけど、 ある日突
     然「やっば!」 って思ったんですけどもうね、取れないんで…

金子さん: 気づかないですね。 取れないですね。 強い…強いですからね、
     インディゴは(特にー)。

ひろみん: そう、なんかお洗濯するときには、その中に白いものは一緒に入
      れちゃいけないって分かってたんですけど、 「あ-こういうこと
     もあるのね(涙)」なんて。

金子さん: そうですね。 でで、今うちがやってるそのは、セーター…主に
     あの、羊の毛、カシミヤとかにやってるんですけど~」

ひろみん: はいはい。

金子さん: ま、その辺も結局、あのー同じように座ったりとか、車のとこと
     かもそうなんですけど~

ひろみん: あ!シートとか、うんうんうんうん。

金子さん: 色移っちゃまずいねっていうのが、やっぱ起きやすい染料ではあ
     るんですね。

ひろみん: そうですよね。

金子さん: だから工業にならないんですよね。

ひろみん: そう、そうだと思います。 手芸とか、工芸の世界ではよく草木
     染めってあるんだけど、大量生産には向かないって思い込まれて
     ましたよね。

金子さん: はい。 で、実際えっと…その普通に一般的な手法で、例えばセ
     ーター100枚をその普通染めるようなとこにボチャンと入れて、
     グルグルグルって回して染めたらもう多分色ムラだらけになるん
     ですね。

ひろみん: うんうんうん。

金子さん: で、それをその技術的な部分と、 あと…富山の水がですね、そ
     この染色・綺麗に染めるのに適してたりして。 ま、たまたまなん
     ですけど(笑)とかもあって、そこの技術のとこで、なんとかか
     んとか綺麗に染められるっていうとこまで、今来てるかなってい
     うところ。

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ミテジマ化学さんのコア技術を繊維業界に展開!

ひろみん: なんか富山県ってやっぱりあの、えっと雪解け水?とかで冷たい
     んですよね。水温が割と一定してるというか…?

金子さん: そうですね冷たい。はい、一定してます。そこも多少は影響があ
     るかなっていうのと、あと水質だったりとか…

ひろみん: はいはいはい、硬質軟質みたいな…水の。

金子さん: ま、その辺もあります、で、やっぱその、水温が一定してるって
      いうのは結構重要だとは思ってて。
                   海外の工場とかだと、結構ベトナムとか東南アジアの方だと元々
                   水温がものすごい高いとかあって。
                   で、まあ、高い云々もそうですけど…「安定していない」ってな
     った場合に、その染料の付き方が温度で影響受けたりするんで。

ひろみん: うんうんうん、なるほど。。。

金子さん: っていうので、富山は割と加工はしやすいかなとは。

ひろみん: 向いてるんですね?

金子さん: はい。 あとは、そのやっぱ技術ですね、 そこの染色するときの
     条件。

ひろみん: 長年されてる会社さんなんですよね?そこもね。 
     80年…でしたっけ? 歴史。。。

金子さん: 元の会社入れたら…何年?100年あるそうです。
      社名変わったりですがー

ひろみん: 100年の会社。 買っちゃったんだ(笑)
     「 買っちゃおう」で100年の会社買っちゃった。

金子さん: そこの技術も(社員さんも)セットで…一緒に。

ひろみん: 社員さんも楽しそうに働いてらっしゃいますもんね。いつもね。

金子さん: あ…ま、そう思ってくれてたら、ありがたいですね。
     ま、そうですね。新しいことやるってなると、やっぱこう、国内
     の繊維の仕事はだんだん減ってきてはいるので、そこで新しいっ
     ていうのはあるっていうのはすごくいいことかなと思ってます。

ひろみん: なるほど。 そこが希少性みたいな感じになるんですかね。

金子さん: そうですね、はい。

ひろみん: へえ~ そんな、工場さんとか技術者さんとかと、そういうミテ 
     ジマさん本来の技術を融合させて新たな…なんか今までなかった 
     手芸(の世界)にしかなかったものを工業の世界にっていう、あ
     りそうでないものを実現させるブランドがもうすぐ製品化されて  
     世の中にお目見えする…かな、っていうところなんですよね。

金子さん: はい、 そうです。

ひろみん: あー、いろいろイベントとかあるんですか?

金子さん: そうですね。えっと、1月の10日~12日に神戸の阪急百貨店
     内の無印良品さんの一部をお借りしましてポップアップを。
     その時製品がそのまま直接販売できるかどうかはまだわからない
     んですが、ま、予約販売っていう形で(なら可能なので)…

ひろみん: 見ることはできるかな、って感じですかね?

金子さん: そうですね。 試着もできるっていう話しでした。
     無印良品さんの試着室使っていいよってことなんで~。

ひろみん: 貸していただけるんですね。

金子さん: はい。 っていうのと…
     あと、その天然の染めのワークショップ。小物のワークショップ
     もやらせていただいて…

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草木染めワークショップもあります♪

ひろみん: おお!え、自分で染めとかできるんですか?
     (草木染の)体験できるんですか?!おお~♪

金子さん: はい。 どういった流れでその天然のやつが染まるかっていうの
     は結構複雑な工程なので、見てて面白いかなと思ってます(#^^#)

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2026年イベントのお知らせ

ひろみん: そうなんだ!。…だってね、あの、さっき藍染めの話しましたけ
     ど、なんでしたっけ?虫…  虫とかも。。染める原料がいろいろ
     面白いんでしょ?

金子さん: えっと植物由来のものも多いんですけど、その、植物…木にです
     ね、あの、ま、なんか虫がこう集まっててですね、そこになんか
     こう自分でこう…樹脂じゃないけど、その色素の成分を木にこう
     ぺぺぺぺぺぺってくっつけて~。

ひろみん: くっつける?!(笑)

金子さん: 木に…なんすかね、あの、 雪が、種じゃないけどなんかそんな
      みたいなー。

ひろみん: ニョニョニョってくっついてる。

金子さん: ちょっと気持ち悪いんですけど、それを取り出してきて抽出した
     染料も、ま、それは食品とかでも使われるような染料なんですけ
     ど、ま、そういうので染めてみたりとか。

ひろみん: はいはいはい。

金子さん: その辺も結構食品では割と最近ですけど昔からよく使われててー
     なんか正倉院にその色素が保管されてるとかですね。。。

ひろみん: はぁーーー?!

金子さん: 液で運ぶと大変なんで、 紙にその染料染み込ませてーー
      で、その紙を乾かして運ぶみたいなんで、その紙の丸いやつがあ
                  るとかで…。 なんで、ま、そもそも、だからすごい昔…どれぐら
     い(前)、歴史で言うとー… ?1000年以上前?(櫻井さんに)      
     だよね。 天平時代? 天平時代がわかんないけど、ま、昔々から
     ある…

ひろみん: あー、だからあれですね、着物の。京都の古代の歴史の十二単じ
     ゃないけど、そういう(古くから)着物を織るときの糸の…
     高貴な人たちのちゃんとした織物の…なんかそういうころから。

金子さん: おっしゃる通りです。

ひろみん: それをずっと歴代こう…歴史をつないできている原材料があ
     って、それを今ミテジマさんは復活させようとしてるみたいな?

金子さん: 実際そこ!そこですね。
     そこが、手芸とか工芸の世界ではまだたくさんしっかり残ってる
     んですけど、やっぱりそこを工業的に、例えば1着ずつ作るんで
     はなくて、糸を10kg分まとめて染めて、それで製品を作るみたい
     なのは、ま、あまり今やられてないようなのでそこにトライして
     いきたいなというー。

ひろみん: なるほど! なんだか夢も広がりますよね。
     その時代の人たちが着てた色を着れるっていうか…
     しかも…なんていうの、着物だったらすごい高価になっちゃうじ
     ゃないですか。 だけどそれをセーターとか、ジャケットとか、
     ワンピースとか? そういう日常に、普段着れるお洋服にその歴
     史を乗っけて…?
      なんかこう、日常をね、彩れるって感じでなんかすごいロマンが
     あるお話かなって~。

金子さん: そうですね。 なんかこう、ものによっては秦の始皇帝とか、
     チンギスハンとか、その辺ので何かバックグラウンドがある色と
     かもあったりするんで、 そういうところをうまくこうお伝えしな
     がら言っていきたいなと。 で、それも、 (専門の)大学の先生
     にそういうこと研究されてる方がいて、そこの先生に今いろいろ
     教えてもらいながら…
     で、そんな中で、「玉ねぎってロマンないわよね」って言って、
     「今玉ねぎ染めをやってるけど玉ねぎはやめた方がいいわよ」と
     か言われたりしながら、いろいろこうこれから色を増やしていき
     たいな。と―(*´ω`)

ひろみん: うーん。 ま、でもあの…すごく身近ではありますけどね(笑)
     私たちにとってはー。
     玉ねぎだってあの皮の茶色いところと、中の白い食べるところと
     で、色も違ったりしますよね? 染め上がりがね。

金子さん: そうです、そうですね。 はい~

ひろみん: あれだって、そういうのを定着させて、同じ均一色に何十着も作
     るって言ったらそれだけでもすごい技術なんじゃないかなって…

金子さん: そう、そうなんです、そうなんです~
     そんな染料も作る側の技術も素晴らしいと思いますしうちも染め
     るっていうとこだったら多分、かなり先端はいってるんじゃない
     かなと今思ってます。

ひろみん: うーん。 世界でも…
     多分私もイタリアとかの展示会とかも何度も行ったことあります
     けど、そこまで、歴史までちゃんとね、背景を持ってお伝えでき
     るようなプレゼンテーションができるものを作ってるって、私初
     めてお聞きしてて(すごいな~って)ーー。

金子さん: あ、ありがとうございます。

ひろみん: うん、だから私自身も関わっててすごいなんか楽しみだなって、
     思ってるんですよ(#^^#)

金子さん: 良かったです! 引き続きよろしくお願いします。

ひろみん: いえこちらこそです。ね、本当。
     …で、阪急さんだけじゃなくて東京でもやられるんですよね?
     これインターネットラジオだから東京の方とかも聴けるんです
     よ~~ だから、なんかね、えっと、 1月の後半? 何日?
     24?23日? 1週間くらい?!
     あの、今喘息で声が出ない人が今手まねで私たちに、場所を…

金子さん: 渋谷? 渋谷スクエア? スクランブルスクエア。
     渋谷のスクランブルスクエアで、1月 23日から2週間くらい。
     ポップアップ で。実際に商品とかが見たりできると。。。

ひろみん: へえ、だから関西・神戸だけじゃなくて関東もだし、これから
     ちょっとまあやっと…やっと人が来てもらえるっていう、あの商
     品化に、今もまあ日々いろいろありはしますけど。。。

金子さん: ちょっとニット(糸)の提供が遅くなって、ニットの方にご迷惑
     かけてるかなっていうのはあるんですけど。。。💦

ひろみん: もう工場さんはワチャワチャしてますけど(苦笑)いえもう社長
     は、「いつできんの? いつできんの?」 ってー。

金子さん: そう。 楽しみに待っててくださってるので…

ひろみん: で、私もレディースだけじゃなくてメンズもあって、ね、あの、
     あらゆる方がなんかカップルで… あ、今カップルって言うとダ
     サいんかな(;’∀’)  ペアでとかでね、訪問していただいて着てい
     ただくのもできるし。なんか楽しみだな~と。思います。

金子さん: はい。^^

ひろみん: はい… ということで、ま、時間もそろそろな感じになってきま
     したけれども。
     えー今夜もめちゃめちゃマニアックなお話で盛り上がりました!     
     ね、みなさん、普段なかなか聞くことがないような、化け学の方
     のね、化け学の学者さんたちが日頃どんなことやってるのかって
     いうお話を聞かせていただきました。

     どんなお仕事もそうなんですけれども、よーく深掘りしていく
     と、必ず私たちの日常に何かしら結びついていて、お世話になっ
     てる。 私たちが知らないところでの、ひたすらの研究開発がなさ
     れてるってことなんですよね^^
     今日もそんなことを感じることができたかなと 思います♪

     で、先ほど今ね、金子さんからご案内があった、1月10-12日の
     神戸阪急百貨店・ 無印良品でのイベントに行けば、当日は染めの
     体験ワークショップもあるそうなので、是非足をお運びいただけ
     ればと思います。

金子さん: よろしくお願いします!

ひろみん:ハイ。はい、ということで、今宵もゴールデンタイムにお耳を貸
     していただきありがとうございました。
     この時間の放送「おしえて!ニット姫」は、
     株式会社インプルーヴと、
     「ご縁、応援、貢献をテーマに夢ある番組をお届けするゆめの
     たね放送局」イエローチャンネルにて、ここ神戸スタジオから
     お届けいたしました。

     ではまた! チャオ!

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