こんにちは。
アパレル界の「ニット姫」こと
工業ニットスペシャリストのインプルーヴです。

今年の初め、とあるアパレルの社長さんから相談があり、
ひょうんなことからお請けしてしまった
企業研修の案件がありまして…

ニットデザイナーさんなど企画の方向けの
専門職研修は既に幾つかお請していて、
編機のこととか、ニットデザインの仕方とか、
仕様書の描き方など、
専門的なことを教える側のお仕事自体も
させてもらうようになってもう3年近くなりますので、
そこは独自のメソッドとして確立しつつあるのですが、
今回のご要望はそこに留まらず・・・

まるで当社が18年経営してきた歴史&
アパレル業界30年越の業界キャリアを
集大成にするような内容で~^^;

カスタムメイドとなるのコンテンツ選定、
講義の詳細内容、テキスト準備ーと、
脳に変な汗かきながら(笑)かなり時間を割きました💦

何といっても1日時間を空けてみなさん参加されるのですから、
それ以上…いや、2倍くらいのお得感を
できれば感じてお持ち帰りいただきたいし。
日常業務に速攻活かしてももらいたいし。。。

ティール型のような企画チームづくりをゴールにイメージした研修コンテンツ
ファッション業界のデザイナー向け研修ではきっとありえない内容(笑)

具体的にすぐ取り組めるフレームとしては、
SWOT・クロスSWOT分析を取り入れて
 ・其々が担当している産地についてー
 ・自社を取巻く外部要因についてー
 ・ライバルや競合の動向についてー
 ・協力者の存在についてー
などを客観的に俯瞰して観る視点の重要性について
感じてもらいました。

又、自分以外のデザイナーが担当する企画を
必ず一アイテムずつ取り入れて、
数パターンのスタイリングを作ってもらい、
皆の前で自分以外の企画商品も交えて
プレゼンしていただくことで、
デザイナー間に情報交換しやすいバイパスをつくったり。

そんな内容で午前中を終え、
お昼のランチは当社ビル1階のKIITOカフェ。https://www.facebook.com/KIITOCAFE/

KIITOカフェの火曜日はキイトカレーかオムライス。

午前中の疲れを忘れさせてくれるのはKIITOランチ。
ここ、何曜日に食べてもハズレはないです☆
保証しますw

そして、午後からは「数値・分析」のおはなしを~。

デザイナー(のポジション)って、
「感性で生きてる人達だから、現実的な話は通じない…」
と周りの職域の人たちから思われがち??
(これは私のサラリーマン時代の経験を踏まえた一般論です)

でも、実は経営にとってもとても重要なカギを握る人たち。
だって、商品の付加価値も仕入原価も全てに
大きく関与するわけですから。
全てはデザイナーさんの胸三寸ですよ。
だから、その辺の数値分析的感性を
日頃から磨いておいていただくことは
とても、とても、とても、大事なんです。

シーズン終わりの数値(結果)をなんとなく集計して
 ・売上が上がった(下がった)
 ・利益率があがった(下がった)
 ・仕入原価があがった(下がった)
ーで、下がったところだけに注目して議論するー
で、終わっちゃいけないのです。
(そんな会議で終わってません?)

重要なのは、
良いことも悪いことも
その数値結果の因果関係を明らかにして
未来(来シーズンの企画)設計に役立ててこその分析です。
これがアパレル企画職がやるべき「科学」なのではないか、
と私は思っています。

そして、そこには常に「お客様」起点がなければいけません。

じゃ、具体的にはどうやるの?・・・
「それはね~」・・・

などというお話を。ワークを挟みながら。
あくまでも「楽しく学ぶ」をベースにした
研修をと思い組立て、提供させていただきました。

そんな大役を仰せつかった1日(4時間)研修が
昨日何とか無事?終了。

今朝出勤すると、
一番のMLで受講者デザイナーさんたちから
昨日のお礼のお言葉とともに、
「みんなモチベーションアップしました!」
「今日からすぐ仕事に活かせそうです!」との
メッセージが届き、一先ず胸を撫で下ろしとります(笑)

提供する当社とっても、
とてもたくさんの気付きがある研修でしたので、
とても貴重な機会を頂けたクライアント様に感謝です。

ーというわけで、本日のテーマ。
今回の経験してみて思ったこと。
当社もとうとう「メンター」の領域に
足を踏み込んだのでは?!
という発見。。。

『アパレルデザイン・商品企画の監修』を提供するから、
その最善の方法そのものを『次世代に伝授していく』会社へー

30年以上アパレルデザイナー・パタンナーとして
「ニット業界で専門職を極めた」スキル
      ×
起業・18年経営する中で学んだ
「人間関係、組織の仕組みをデザインする視点」
      ×
アパレル以外の業界との交流やソーシャル活動にも
積極的に取り組む中で得ている「独自の経験」

…これらが会社もスタッフも
ちょうど良い感じに熟成し、
全てが乗算となる時期になってきたー
ってことなんですかね^^;

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