暫くご無沙汰してしまいました💦
【アパレル界のニット姫】こと
工業ニットスペシャリストのインプルーヴです。
今や飲食店の次に事業の継続が厳しくなっていると
言われている我がアパレル業界ですが、
そんな中、今朝出勤前に観たワイドショーで
「おぉ!」って思った話題があったので皆さんとシェアを。。
それは、8/1に日本に上陸した【b8ta(ベータ)】という
体験型のサブスクリプション・ショップ。
https://b8ta.jp/
サブスクといっても、購買者が対象ではなく、
その店舗に商品を置きたい人にとってのサブスクです。
D2Cモデル事業の作り手(メーカー・ブランドなど)が、
新商品を月額30万円という定額で有楽町の店舗に
商品展開をして主にガジェット系に留まらず、
ファッション・コスメ・スィーツなど食品も扱っていて、
試食・試飲・試着も含め、
手に取ってもらったり触ってもらったりして
気軽に体験をしてもらうという新しい【場】のようです。
https://twitter.com/b8tajp?s=21
こちら↑ で取り扱い商品なども紹介されています。
そこで直接買う事も可能だそうですが、
基本スタンスとしては、買ってもらう事が目的ではなくて
商品をじっくり見て触れて感じてもらうことを目的としていて、
商品説明は商品横に設置されるタブレットを
読んで・見てもらうので、
「いらっしゃいませー」と近付いてくる
販売員もいなくて、
少数の店員さんは「こんにちはー」との声掛けだけ。
体験した結果「欲しい!」と思った人は、
出店側のSHOPページに飛んで買うもよし、
別の販売店舗で買う事も問題なし。
…じゃあ、このお店はいわゆる”Showroom”機能みたいなもの?
いえ、この「b8ta」が月額30万円で提供しているのは
情報でした。
店舗に来たお客様の年齢・性別・店内での動向
(どの、どんな、商品の前で何分位滞在したか)・
どんなものに興味関心を示していたか…
などの来店者さんの行動情報をDATA化して
出店者さんに提供するのだとか。。。
(あくまでワイドショーが言ってたことなので
解釈に誤りがあったらごめんなさいです^^;)
これを「逆説の構造」の考え方に置換えてみました。
![逆説の構造で考えてみたb8taのビジネスモデル](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33209064/picture_pc_7697620e5cc16542d90465297b456521.jpg)
そしてそれをピクト図に描き出してみて改めて気付いたこと。
それは、お店に来る人が【買物客】から【利用者】に
代わっているってこと。
![小売店のポジショニングが進化?!](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/33209112/picture_pc_ca642216ff489af28b621c9ea5a428a5.jpg)
これからはどんどん実店舗での販売での採算性が厳しくなり
スモールビジネスも含めてスタートアップがネットショップに
集中していくと思われます。
今のクラウドファウンディングの勢いを見ても、
大手企業すらそこからのスタートですしね。
ただ、こうなってくると、ITでの情報収集・分析の力が
とても重要になってくる。
しかもリアルな声を実感するのは難しい…
この両方の課題を解決している
新しい【店舗の存在意義】?!
消費者の立場に当たる一般の人たちにとってもそう。
「いち早く・新しいものを」
「一カ所にまとまったところで・最先端の環境で」
存分に味わえる場所は、
興味関心の潜在ニーズを刺激しそうで
効率的にワクワクできそうで人も集まりそう☆
こちら【b8ta】はアメリカ・シリコンバレー発の
体験型ショップで世界3拠点目とのこと。
もう一つはドバイだそうです。
日本は有楽町電気ビルと新宿マルイの2店舗。
…て、まだまだ日本はそれくらい潜在ポテンシャルを
世界から感じてもらえているのでしょうか?!
我々神戸人は、当分東京に行く機会も難しいですが、
改めて固定概念の枠を外す柔軟性の大切さを感じたので
読者のみなさまにもご紹介まで~(^^)/
「新しい「小売店」のカタチ?」に1件のコメントがあります