こんにちは。
工業ニットデザイン・スペシャリスト
アパレル界のニット姫・インプルーヴ です。

本日は、当社が運営する
「10ピースニットファクトリー」サービス
第1号のお客様から
満足度アンケートにお応えくださった
MLがとどきましたので、
ご本人の許可をいただき10PCS(10ピース)のHPに
掲載させていただきました。

https://10knit-factory.jp/

アンケート評価は包み隠さずHPに掲載
させていただいたので、
こちらでは割愛させていただき
今回のお客様について少しご紹介したいと思います。

10ピースニットファクトリー・第一号のお客様は、
K2というブランド名で東京でオリジナル発表を
されている「井下恭介」様と仰る、
NY留学帰りの若きクリエーター。

そして、その方が具現化したかったコンセプトは
服の”Kintsugi”(金継ぎ)というもの。

10ピースニットファクトリーサービス第一号ご利用商品

この度、そのK2様に10ピースニットファクトリーを利用して頂いた商品を紹介しているHPをご案内頂き、
改めてその込められた想いをしることができましたので、
少しご紹介をー
以下、上記HP・Kintsugiコンセプトから転載させていただきます。 ↓

ーそう、割れた陶器を漆で継ぎ、
その継ぎ目に金粉を施すことで
あらたな美を追求するという日本独特の技法のこと。
「それを服で再現したい」
というのが、当社に来られたときの最初の言葉でした。
しかも、色んな人の色んな思い出を繋ぎたいのだと…
ニット製品の製作工程については全く未経験とのことでしたが
当社は過去に何度かアパレル全く未経験の方のご要望に
お応えしてきた経験があるので、デザイナーさんという
素地があるだけでお請けするのに不安はありませんでした。

http://k2-official.com/

『想いを、継なぐ。』

”Kintsugi”シリーズを企画した時から今に至るまで、一貫してきたこのコンセプトには僕自身の生い立ちと、デザインに対する意思のようなものが込められています。

僕は幼い頃より親族や友人、父親など多くの大切な人を亡くしました。

そしてその度に、彼らが着用していたコートやシャツ、バッグ、着物などの思い出の品を譲り受けてきましたが、年代や性別もバラバラで年季の入ったそれらを日常生活で着用する事は難しく、なおかつ処分する事も出来ず、再び使用する事はありませんでした。

ですが、本来それらの服には誰かの想いや日常が詰まっているはずです。誰かの人生そのものと言っても良いかもしれません。そしてそれを受け継ぐ事ができるのは今を生きている私達だけだと思います。

私達はこの数十年、生きていく上で多くの衣類を購入し、古くなったら捨てるという「大量消費社会」の中で生きてきました。劣悪な労働環境やファッションに関する環境汚染が叫ばれ、ミニマリストや断捨離という言葉が社会に浸透した今、私達は再度社会や消費のあり方について考え直す必要があるのかもしれません。

『不調和の物事自体に価値を見出し、新たな美として再解釈する。』

金継ぎとはただの修復技法ではありません。室町時代茶の間から受け継がれてきた概念そのものです。

つまり、壊れたものを修復するだけでなく、壊れた部分すらも金継ぎという形で新たな美へと昇華していくことです。

誰かから受け継いできた服は勿論のこと、自分自身の思い入れのある服や、昔着ていたユニフォームでも構いません。

“Kintsugi”を通し、少しでも誰かの想いを継なぐ事ができたら幸いです。

井下恭介 サイン



これを読ませていただいて、社会人になってから約32年ずっと服のものづくりに携わりファッション・アパレル・服づくり現場を歩いてきたものとして、とても感じ入るものがありました。

私自身この「10ピースニットファクトリー」というサービスに思い至ったのは「工業ニットと言えど、1着1着を大事につくり、それを喜ばれるエンドユーザーに届いてほしい」と思ったからです。

ーなので、このHPに紹介されているこちらの商品・メッセージを見せてもらって、10ピースニットファクトリーサービス利用者・第1号としてこちらのお品をお届けすることができて本当によかったなーと不思議なご縁を感じました。

井下様。有難うございました<(_ _)>

ーK2・井下恭介氏へのアクセス-

【HP】
http://k2-official.com/

【instagram】
個人:@kyosuke_ishita
ブランド:@k2_unofficial_

【Twitter】
@kyosuke_ishita










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