こんにちは♪
ニットデザインの付加価値UPと販売枚数UPの方法を伝授する、
アパレル界のニット姫・インプルーヴのHIROMIです。
先日HPからのお問合せで、とあるニットOEMアパレルメーカーさんから
若手社員さん向けのニット基礎知識セミナー講師依頼の
お問合せを頂き、伺ってきました。
その企業さんから頂いたテーマは「ゲージと適合番手」と「編組織」。
この二つのキーワードで2本立てのセミナーコンテンツを組立て、
約2時間お話をしに行ってきました。
昨年から、某M学園の学生向けにはニットデザインの基礎講座を
受け持っているのですが、企業さんからの依頼は初めて^^;
折角なので自分のブラッシュアップの為にも
記録動画を撮らせて頂きましたので、
少しづつでも皆さんにもシェアしたいと思うのですが、
自分がしゃべっているところを観るってホント恥ずかしいですね(/ω\)
特に、声が入ってるのって・・・(>_ えらい関西弁で、えらい比喩でしゃべってて・・・(猛省)
あ、先に言い訳させていただいておきますが
私自身は座学で学んだ事は無く、
企業デザイナーで働いた13年と独立してからの17年で培った、
全くもって実践のみの知識です。
もちろん、オファーを頂いた際にそのこともお伝えした上で
ご依頼頂いています。
専門学校も同じくです。
なので、言い回しや表現は完全な我流ですので、
変な比喩だったりするのはご容赦を!
その時の勢いと伝わるか重視でしゃべってます
(伝わったかどうかは課題の分離(w)
ーなのでその筋の専門家の方のツッコミは受け付けませんよー(苦)
それにしても、たった一本動画をアップするのにひとしきりの時間が…
皆さんスマホでスイスイやってることがなんでこんなに時間掛かるのか…
歳か?!
(2年前のインド出張で撮ったリンキング機の動画がアップされてたんですが、
当時わたしは一体どうやってアップしたんだか…(>_
―てことで取敢えず今日アップできたのは2本^^;。
ひとつは【ニット用語の「ゲージ」には2種類の意味があるって知ってた?】
手編みの世界で用いられる「ゲージ」と、
工業編みの世界で用いられている「ゲージ」。
工業編みでの「ゲージ」という言葉の使い方、
例えば7G(ゲージ)とか、12G(ゲージ)とか、3G(ゲージ)とか。
これは編機の種類の事じゃなく、
編機に搭載されている針が1インチ中に何本並んでいるか…なんです。
工業ニットの世界で、編みたい工場のゲージに合せた糸の選び方って、
以外とみんな今までの勘みたいなところに頼っていませんか?
そこをロジックで理解する為の基礎として必要なのが番手の意味。
番手の種類には、恒重式と恒長式の2種類があります。
この2種類の違いと ウール・綿・麻・化繊其々の表記方法の違いと換算方法、
双糸単糸の構造、単糸の糸をニットで使う危険性ーなどについてのお話です。
オリジナルテキストも作り配布させて頂いて、ニット初心者さんだということを
意識してお話しさせていただきました。
…今回のご依頼で経験してみてふと思ったことなんですが、
今のアパレル業界には、こういった肌感覚で学んできたことを
教えてくれる先輩の存在があまりにも少ないのではないか・・・と。
私たちの時代は、取引工場の社長さん方が直の師匠であり、
少し前に鍛えられた先輩がいて、上から順に自然と習う社風がありました。
それが、数年前のアパレルショックによる大量リストラの結果、
業界内でノウハウや専門スキルまですっかり失ってしまった…
或は、新しい会社の場合そもそもノウハウを持つスタッフが存在しない。
ファブリックのデザインや企画の仕方については
どこの専門学校でも教えますが、
実はニットデザイン・企画に必要な基礎知識を教える専門学校は
国内でも片手に余るほどしかなく、
しかも東京に集中しています。
ーだから、今改めて関西の専門学校から当社に講師依頼が
来ているのだと思っていますが、それは学校だけじゃないのかも。
歳の離れた先輩が毎日隣にいるのはウザいかもしれませんが、
こうしてたま~に来て教えてくれる広義での【業界の先輩】って、存在。
意外と今必要?!
如何なることもインプットなきアウトプットは無しと言いますからね。
そういう意味では、ニットの専門知識ってほんとうに学ぶ機会・
場の提供が圧倒的に足りてないんですよね。。。
しかも実践的となると・・・ほぼ無いのでは?!
このYOUTUBEチャンネルが、
少しでもそんな若手デザイナーさん達の駆け込み寺的お役に立てれば
いいなーと想ったりしています。
…というところで、一先ず今日はここまでで一旦おしまい^^;
ではまた!