アパレルブランド様がニット商品の企画で困っている様々な事を、私達が解決します。
卸先様に「他社も同じ様なデザインの商品を持込んで来てるよ」と言われる事はありませんか?
「うちのはここが違います!」と言う為に…
素材MDとしては十分なマーク数を配置しているのに、何で店頭に商品の奥行きが感じられないのだろう…
何故、希望通りで安定した風合いの製品製造をKEEPできないのか…
イメージ通りのサンプルが1回で上らないのは何故?
あんなにサンプル修正したのに本生産商品の出来上りに満足できない…
社内企画の展示会商品群の中に新しい風を吹き込みたい…
私達はODM企業ではなく、御社の外部エンジン企画室として御社の為だけの商品企画を致します。
経験者を付けてデザイナーのスキルを向上させたいけれど、経験者の正社員増員は人件費がかなりの負担に…
店頭スタッフやVMDから「スタイリングが組みづらい」と言われることがある…
「OEMからODMへー」
近年、業界新聞等でも良く聞くキーワードですが、果たして御社のオリジナリティを保つ事は可能なのでしょうか…
商社やOEM会社等からの提案から見繕ってオーダーするのは、
一見人件費等のコスト削減出来ている様ですが、反面、
どうしても市場に同じ様な物が氾濫してしまうのは否めません。
OEM/ODM企業の提案に頼る事は、同じ形(デザイン)でなるべく
多くのブランドから受注を取りまとめる事による潜在コスト圧縮の
恩恵を得られる利点ですが、商品全体に占める比率が上がり過ぎ
るとお客様にとっては「どの店で買っても同じ様なもの。じゃあ、
なるべく安い店で買おう!」という心理が働くのも已むを得ません。
OEM会社でもODM会社でもなく、あくまでも御社の企画室だと思って下さい。
パソコンで言うと、外付けHDDの様な位置付です。
ですから、御社のブランドのテイストやお客様について徹底的に研究して、御社のブランドの為だけの
企画をお届けする事ができます。
きちんと価格に見合った、あるいは価格以上の価値を感じて貰える商品を店頭にお届けする事で、
御社のブランド価値を上げたり、ファンを増やす事に繋がるとは思いませんか…?
私達【インプルーヴ】は、御社の商品価値を上げる為のお手伝いをする会社です。
最近思う私の【七不思議】は、糸番手1本取りに適したゲージしか使っていない商品が多い…
という事です。
例えば2/30の梳毛なら14G。。。だけ?!
いえいえ、2本取りなら?3本取り、5本取りなら…
はたまた、その5本全部色を変えて引揃えてみたら…。
機械のコンディション次第では、16Gに掛かってしまうかもしれません。
他にも、2種類、3種類の太さの違う糸等を掛け合わせて全く違う
ゲージを使えば、素材マーク数は3種類しかなくとも、お客様から
すれば5種類も6種類もある様な、商品バリエーション豊かな店舗を
構成するのが可能なのも糸から料理するニットならではの特徴です。
そう考えると、ほら、ニットの可能性って無限大に広がるんだな~…って、思えてきませんか?
今までそれを使いきれてなかったなんて、とても勿体無い事をしてたんだ、、、って。
この初期工程を端折ってしまっている企業さんって、意外と多いのです…
最近は、この工程を知らないデザイナーさんも…
使いたい糸が決まったら、次に必ずやらなければいけない工程は、ゲージと度目・風合いの確定です。
その為の編地依頼は絶対に外せない工程です。
例えば、同じ糸で同じゲージだったとしても、編立工場が違った場合何もしなければ風合いも肉感も全く違ったものが出来上ります。又、同じ工場に依頼したとしても、前回と同じ度目・風合いを指定
してお願いしなければ、編み立て現場は新しい依頼だとの認識で進めるので度目設定・風合い設定も
一から行います。そうすれば、当然ですが、前回と同じタッチの製品にはならないでしょう。
それ位、ニットって繊細でもあるって事かもしれませんね。
私達は、新しい糸を扱う事になったら最初の作業は天竺で3段階の度目違いの基本編地を作ってもらいます。
又、3枚其々に編出しの組織を「天竺袋」「1×1リブ」「2×2リブ」など種類を変えて依頼します。
糸のテンションによってリブの縮み方や天竺袋の適・不敵を企画の初期段階で見極めてデザイン段階に進める為です。
もしもそれが紡毛ならプラス縮絨風合いも確認します。柔軟剤の種類や洗いの時間・温度でも風合いは大きく変化するからです。
「そんな事、今までしたことなくてもちゃんと製品になってるよ?」…はい、そうですね。
それは、密かに工場様が全て事前に行ってくれているからなのです。
でも、本当はデザイナーさんの方で確認・指定ができれば、途中のサンプル段階で度目・風合いの
トラブルを避けられたり、何よりもブランド拘りの風合いを確立・維持することも可能なのです。
ニットは、ファブリック(布帛)と違い、専門的な知識を持つ人材が圧倒的に不足しています。
私達はニット企画に携わってきた25年以上の歴史の中で培った専門
知識に基づいて仕様書を設計し、其々のニット工場様の智恵も
お借りしながら話し込み、時には立体のトワルを組んで、
丁寧にデザインの製作意図への理解を深めてもらえるように
心がけています。
左の写真は今春のトレンドキーワードだったドレープテクニックをポケット風に配し、ニットに落とし込んで企画した時のトワール組みの写真です。
使用した糸はシルクリネンの2/60で、実際の製品は16Gの手横機で作りました。
この様なデザイン物の場合はどうしても指示書だけでは伝わりきれないので、こうして実物を組み立てたり実寸大のパターンを作成して、どのように作りたいのかあらゆる方法を使って思いを伝えます。
又、実際に編立てる側の立場も想像しながら、如何に無理なく効率良く編めるか、どこから編めばうまくドレープが出るか、リンキング箇所も最小限に押さえるにはどうすればいいのか…。それらをシミュレーションする意味も含んでいるのです。
編地は基本編地で天竺を依頼し、斜行の有無やぴリング性、引掛けやすくないかなど、
一連の基本的な部分の確認をしつつ、イメージするテキスタイルを図解や写真、社内
のアーカイブ資料等を活かしてなるべくビジュアル表現して依頼します。
その後、上がってきた編地から適するものを選んだら、その編地の編立情報を分る様に
して先様に決定編地として送ってテキスタイルの確定を共有します。
次に、希望のデザインとその編地を基に計算した指示書を設計します。
因みに、お取引工場様には「当社の指示書は日本一精密で理解しやすい」とのお褒めの言葉を頂いています。
この事例では、この編地を活かしたショート丈のカーディガンを製作しました。
このシーズンはワンピースが流行っていたので、それに合わせられるカーディガンの充実を考えていました。
指示書には編地の展開方法や細かい部分説明も加えます。
そして、1stサンプルが上がってきたら、それを採寸・チェック。
イメージ通りにできてるか、何処か不具合はないか…着用のバランスはどうか、着心地は?
ー様々なポイントでチェックして、それを修正書にまとめます。
文章だけではなく、実際のサンプルのコピーに書き込む等、二重・三重にこちらの意図が
伝わる様に書類を作成し、工場様とのコミュニケーションを図ります。
かなり立体的なプルオーバーの指示書事例も参考に掲載しておきます。
※こちらに掲載しているのは、過去事例です。
尚、取引先様名や実際の寸法については黒塗りで消していますがご了承下さい。