インプルーヴの強み…とは?
アパレル業界における当社のポジショニングと強み
そもそも、こんな小さな会社がどんなことで世間のお役に立てるのか?
何が強みの会社なのか?
私たちは、1本の糸からの無限の魅力に引き込む『ニット企画の扇動者』でありたいと考えています。
当社固有の価値は<どこか一方の立ち位置からではなく、四方からのニュートラルポジションからしか
できない提案力が強み>であることです。
ODM会社でもなく、企業デザイナーでもない。工場の企画営業担当者でもない。
起業から約16年、ニットの企画だけを純粋にご提供してこれまでに至ります。
だからこそ、ニュートラルなポジションで何かの力に偏ることない、ベストスペックのご提案ができるのです。
そして、良い意味で皆さんを「ニットの魅力に扇動」していきたい!
-私たちが常に心掛けること-
クライアント様ではなく、その向こう側のエンドユーザーに何をお届けできるのか?
気軽に手に入れられる、安心して扱える、そんな「手軽さ」と
チョットステキな自分になれる「上質」はエンドユーザーが求めている対極のキーワード
この「手軽さ」と「上質」の空白地帯をいかにして埋めるかに挑み、
着・飾るベストスペックをクライアント様と共に生み出すことが私たちの使命です
当社が貢献できると思われる企業様とは。。。
自社店舗を保有されている小売系アパレル様、及び自社オリジナル商品企画も
行っておられるセレクトショップ様
ニットの販売力はあるけれど、OEM企業からの提案仕入による商品の同質化や
品質の低下に危機感を持っている企業様
自社のニット商品の品質が今一つ安定せず、B品率やおお客様からのクレームに
お応えできる商品の改善に苦慮している企業様
自社の企画スタッフが販売職育ちの為、ニットの専門知識などの情報に触れる機会が
少ないのを何とかしてやりたい…とお考えの企業様
自社(オリジナル)商品のプロパー消化率UPが目下の課題ーとお考えの企業様
オレンド性も重要ではあるが、2~3年は着て古びない商品価値をお客様にお届け
したいーとお考えの企業様
それら、ニット商品の小売価格帯が最低¥12000.-以上の企業様
Improveって、どんな人たち?
私達はニット製品をデザインする専門家です。
1本の糸を見ればデザインが湧いてきます
私たちはいつも考えています。工場の機種・設備をどう活かし、輝かせるか…
難しさと楽しさが表裏一体の<編地開発>がニット企画の醍醐味
ニットだからこそ表現できる<編み立てる立体パターン>
ファッション傾向とニットデザインの相関関係をシンクロさせて企画する
プロかアマチュアか…今こそデザイナーの専門性が問われる時代ー
私達はニットウェア・デザインの専門家です
「そもそもニットのデザインってどうやってするの…?」からお答えします
いきなりですが、私達は【ニット商品をデザイン(企画)することが楽しくて仕方がない、ニットの世界に魅了された】
デザイナーとパタンナーだけで構成されている、小さな小さな会社です。
営業マンも広報マンもいません。
もちろん、事業経営…などに全く見識・知識な独立開業した、ビジネスについては未だ素人零細企業です。
けれど、「私たちが愛するこのニットウェアの開発の世界でずっと働きたい…」
その一点でこの会社を起しました。
「何がそこまで面白いのか…?」
それは、製造工程のほぼ全ての場面で「オリジナリティ」を追求できる世界だからです。
ニットウェアを製品化する過程でのデザイナーの活動領域には大きく分けて以下の4つあります。
・原料選定
・テキスタイル(=編地・柄,組織)開発
・服としてのデザイニング
・パターンメイキング
ファブリックやカットソーのデザイナーとの大きな違いは、テキスタイルに関わる領域が含まれるか
否かーです。
通常、布帛生地やジャージィ生地は、そのテキスタイル会社が開発・提案し、その中からデザイナーが
イメージに合うもの、コストが合うものをセレクトします。
けれど、ニットの世界はその前段階の糸を選ぶ所からその仕事が始まります。
例え高価な糸だとしても、製品化した時の糸量が少なければ高品質素材でも価格を抑える事も可能です。
他にも編み方の工夫、編んでもらう工場の選定(工場毎に機械設備が違うので、自分が作りたいデザインと
マッチしそうな糸とマッチしそうな機種を設備している工場を選択します)等で出来上がりから何から
変わってきます。
そんな、 ニットデザイナーに必要な要素 とは…
私達はこの5つではないかと思います。
➀ 糸の特徴を掴み、どんな編地が作れるかを想像できる
【想像力】
➁ 頭の中にしかない編みたい編地のイメージを、工場の技術者の方に上手く伝え、一緒に作り上げる
【コミュニケーション力】
➂ 市況とのバランス、スタイリング等も意識しながら、その編地に合うデザインを豊富に提案できる
【デザイン力】
➃ ニットの特徴を理解して編立てが可能な形と作りたい形を融合できる
【パターン力】
➄ サンプルを見て、どこをどう修正すればもっと商品の価値が上がるかを見極められる
【目利き力】
もちろん、それらを上手く絵に表現出来ることは最低限の前提として、ですが、
私たちがここで伝えたい「デザイナー」とは、クリエイティブな華やかな世界ではありませんが、
天性の才能よりもこれらの5つの要素の方が重要だと思っています。
そして、これらの中に一朝一夕に得られるものは一つもありません。
とても長い間、コツコツと磨きをかけ続けなければ手に入らないものばかりなのです…。
だから、これらをずっと磨き続けたくて、そしてそれを沢山の人に伝えたくて、次世代の人達にも
バトンを繋ぎたくて、この会社を興したのです。。。
1本の糸を見ればデザインが湧いてきます
先ずは、1本の糸を見た瞬間に、その糸が惹き立つような組織・本数取り・ゲージを
直感的に連想する瞬間からデザイニングは始まっています
梳毛・紡毛・交撚糸・スラブヤーン・ブークレ―…
糸の形状のバリエーションは本当に沢山あります。
又、その糸が綿かウールか、又ウールでもカシミヤの様な糸だと度目・テンション設定
だけでも風合いや着心地は全く異なります。
そして、その糸が一番惹き立つ組合せやベストバランスというのがあるのです。
そこを理解した上で、クライアント様のお客様の層や嗜好と掛け合わせてデザイニングを進められるかどうか…
ここがニットデザイナーにとって最も重要なスキルなのかもしれません。
又、これだけはセンスや才能だけでは賄えず、それなりの下積みと経験がなくては
決して身に付かないものなのです。
私たちはいつも考えています。工場の機種・設備をどう活かし、輝かせるか…
工場の片隅にある、その旧機種のSFE、眠っているのではなく、
社長が眠らせてしまっているのではありませんか?
旧機種でも、その特性とファッションの流れを上手く組み合わせれば、
価値を生み出すポテンシャルはまだまだありますよ、きっと!
以前、クライアント様からこんなご相談を受けたことがあります。
「うちには目移しが全くできない天竺かゴム地しか編めない14GGの編機が場所ばかり取ってて… これを何とかしてもらえないだろうか…」
そのタイプの編機が複数台数ある=ニット&ソーの製品の縫製が得意なのでは…?
折しも当時のトレンドリーダーアイテムは「ブラウス」。
この編機が編める天竺とゴム地を組合せ、使用する糸はなるべく細め・心持ストレッチ性のあうものをチョイスして、まだまだブラウスでしか表現されていなかったフリルやギャザーを色んな方法で取り入れたデザインをご提案しました。
その時のその工場の 売上前年比が340%UPしたよ! と、とても嬉しい報告を頂きました。
その前年比340%UPという数字にも驚きましたが、何よりも工場設備そのままでここまでアップできたのは、
ずっと眠っていた編機がフル稼働してくれたお陰だったとお聞きしたことが何よりも嬉しいお言葉でした。
難しさと楽しさが表裏一体の<編地開発>がニット企画の醍醐味
糸(の組合せ)×ゲージ(編機の特性)×編み組織=無限大に広がるニットの世界
…そして、一番重要なのは柔軟な発想力と工夫力!
テクニックには限度はあれど、工夫力に限界はありません。
例えばこの写真の編地。これは番手(糸の太さ)も混率も形状も原料(糸)メーカーも全く異なる4種類の糸を選び複雑に交編させて生成しています。
具体的には1/6の染分けスラブ、1/16という細番手絣、1/13のモヘア、そしてラメ糸を使い8GGで編んでもらいました。
各糸の取り本数を色々入れ替えながら複数トライした中で出来た、ベストの軽さと透け感の編地です。
しかし、これら4種類の糸も、出逢う時はそれぞれ1本の糸として…です。
勿論、それら単体だけで魅力的な編地が作るのは勿論なのですが、そのバリエーションとしてどこまで可能性があるかーを追及したり、編立ての現場の技術者と切磋琢磨しながらベストの編地を作りだせるかどうか…
ニットデザイナーとして、とても重要なスキルの一つだと思います。
そして、私達はクライアント様の要望に見合うそれらをニット工場様と相談しながら作り上げていくことができます。
ニットだからこそ表現できる<編み立てる立体パターン>
ニット製品=プルオーバーかカーディガン?…答えはNOです
貴方は「ニット製品」と聞いて連想する物はなんですか?
プルオーバーか、カーディガン、アンサンブル。。。
いいえ、それだけではありません。 コート・ダウン・パンツ・スカート
ジャンパースカート・ワンピース…などなど、どんなアイテムにも表現自在です。
全てのアイテムを単品ニットでステキなフルスタイリングを組むことだって可能なのです。
どこに、どんな風に、どれくらい、の膨らみを作る…とか、ギャザーを寄せる、とか。
ニットなら魔法の様に縫い目無くして立体感もギャザーもドレープも自在です。
ただ、その為にはその機械が得意な事・不得意な事をきちんと知っておかねばなりません。
機械が同じでも、作って頂く工場さんが違えば出来るor出来ないも違います。
これも、やはり経験=キャリアでしか身につける事はできないように思います。
インプルーヴは、創業16年目、これまでに多くのアパレル様や工場様と接し、
延べ8000品番超という商品開発に関わらせていただいてきました。
それらが当社にとってのビッグデータ。
どんな糸同士をどう組み合せ、どんな方向から編立てシルエットを作るか…
様々な事例が私たちの中にストックされています。
ファッション傾向とニットデザインの相関関係をシンクロさせて企画する
今こそ一番重要なのはソフト(情報・マーケティング)力。そしてその情報を分解して特徴的要素を明らかにし、商品デザインに置換える(新たに再編)させること。
もしも御社が単品ニットブランドだったとしても、商品を買われるお客様は、必ずそれに合せるボトムやアウターを連想しているはず。
そのスタイリングを意識してデザインをスタートさせて初めて、製品化を決めたそのデザインに時代感や空気感が生まれてくるのだと思います。
私達は常にナショナルブランドのコレクション情報とリアルマーケットの両方を比較し相関を探しながら新たなデザインを模索します。
その為の資料の量たるや…そしてその資料を分析する工程たるや…。
ほんとうに大変な作業ですが、それが私達の全てのベースとなるので決して怠るわけにはいきません。
プロかアマチュアか…今こそデザイナーの専門性が問われる時代ー
私達は単にデザインやパターンを提供するのではなく、クライアント様からの依頼内容+α、つまり企画力を通して
改善したいとお考えの潜在課題への解決策をご提案できるのが「本物のプロ」だと思い、日夜取組んでいます
Improveが提供できること(委託請負業務)
ニット製品の企画全般
(糸選定/編地開発/ゲージ度目管理ノウハウ/色提案/デザイン/仕様設計/パターン/サンプル監修など-)
スタンダード契約形式:年間業務委託契約の場合-月額30万円
(年間360万円・消費税/諸経費別)程度(年間30品番程度)~
◆ 業務委託契約のメリット ◆
・正社員雇用リスク(自社にとって必要な専門性を保有しているかどうかを見極めて雇用するのは極めて困難)
・得られる専門スキル(商品価値)との費用対効果
小ロット(50枚程度)可能なニット工場とのマッチング(必要に応じて)
新興ブランド様など生産管理ができない会社様にはODMでの納品も応相談
ニット製品の製作過程で起きる様々な課題解決へのアドバイス
企画スタッフ(ニットデザイナ-・パタンナー)の専門知識向上への指導、アドバイスなど
ここからはご要望に応じてオプションにて対応させていただきます
ニットに留まらないブランド企画全般のアドバイザー業務
販売スタッフへの商品説明方法の指導及び、企画と販売スタッフ間の
商品を通したコミュニケーション・デザイン
MDプラン立案のアドバイス
生産管理へのアドバイス
(納期まで商品がスムーズに流れる為の課題抽出と改善の仕組みづくり)
その他、ブランドプロデュース、シーズンプランの立案、契約工場への技術指導などー