ー 2014年10月29日

OEM⇒ODM⇒OBM…⇒その先は?

こんにちは。貴社にとってのジャストスペックで
難問を解決する Improve @Suzukiです。

先日もここで少し触れた「OBM」という単語。
皆さん、覚えてますか?^^

私が携わっているアパレル業界は、今色んな業種が
ハイブリット化、業種転換しています。
OBMはそんな中でうまれた新語のようで、
商社さんがアパレルメーカー事業を行う事を指すようです。

 ◆ OEM(original epuipment manufacturer/manufacturing)
   =委託者(多くはアパレルメーカー、SPA、小売店)の
   ブランド名で製品を生産すること
   ⇓
 ◆ ODM(original design manufacturer)
   =委託者のブランド名で製品をデザイン・精算すること。
   OEMが顧客から指図されたデザインで生産するのに対して、
   供給者(多くは商社)がデザインまで踏み込んだ形
   ⇓
 ◆ OBM(original brand manufacturer)
   =供給者が自社ブランドの製品をデザイン、生産、販売まで
   一貫して行う。(某商社はブランドの世界観や販売価格も
   含めて小売店に提案する業態と定義している)

先日紹介した記事の続編によると、或る商社さんが卸販売する
ブランドは「北欧のある国にインスパイアされた30代男女に
向けたブランド」…というコンセプトらしい。。。

う~ん、、、 何かしっくりきません。

ここからは、私の勝手な意見w
ーこれで今迄のアパレルメーカーがやってきたことと何が違うの
だろう…? かつてのアパレルからどこが進化しているのだろう…
何だか其々のポジションがところてん状態に其々スライドした
だけにしか見えないのはワタシだけ???

淘汰されてきたアパレルから学ぶべきは、そのコンセプトの設計の
仕方ではないのかなー
昨今ひっきりなしに言われている顧客目線というのなら、
30代の男女がなぜその北欧の或る国にインスパイアされたのか?
それは30代男女のどんな欲求に応え、彼らの何を解決している
のか?
記事発表範囲は説明が足りないだけで実はしっかり設計
されているのかもしれませんが、もしも、それが明確になくて
ただ「今北欧ブームだから、北欧がトレンドだから」
だと、やっぱりブランド自体もそのトレンドの風と共に無くなって
しまう気がする。。。

それは「ブランド」ではなく単なる「名称」に過ぎないのでは…

記事内には「低い利益率と受け身ビジネスからの脱却の為…」と
ありましたが、【ブランド】と呼ぶからにはそこにつくり手の
〝思い″のような、なぜそれをつくりたいのかというココロを
揺さぶる動機のようなものなくしてそれは成立するんだろうか…

もちろん、算盤は大事! でも、、、ロマンも大事?!
(ワタシは算盤が苦手(;_;))

高利益率追求が動機で生まれた【ブランド】に、果たして
消費者の心を揺さぶるファンタジーを生み出すことができるか。。
何事も、左右のバランスなんでしょうね。
商社さんの立ち位置からの発信でもそこが成立させられるか
どうかが、ひとつのカギとなるのかも。。。?!

ー 2014年10月27日

雨の日にも「心は晴れ」になるウェア

こんにちは。貴社のジャストスペックを追求するImprove@Suzukiです。

今、当社がお手伝いしている案件の一つにレインポンチョというのがあります。
ニットの企画を専門にする当社にとっては全くの専門外なのですが、
縁あってお知り合いになった社長さんからのご依頼でー
しかも、車いすの利用者用としてのご依頼です。

その社長から「要介護者さんの車いす用のレインポンチョは
着る人のこころがわかってない。人は荷物じゃない。今のぐるっと
包むみたいなんじゃなくて、雨の日でももっと晴れ晴れした気持ちで
出掛けられるレインウェア作りたいねん。
でも、僕はアパレルのものづくりわからへんから手伝って欲しいねん。」
ーと言われたら、手伝わない訳にはいきません^^

ただ、今回のご依頼は自分が今まで培ってきたファッション目線の
ものづくりでは、この社長が喜んでくれそうな見た目のポンチョは
デザイン出来ても本当に使う人にとって嬉しい心遣いがなされてなくては
真の意味がないと思い、社長には頼まれていませんが勝手に色々周りの方々
に協力をお願いしてお力をお借りし、約100人の車いす利用者さん、
又は従事する介護者さんからのお声を集める事ができました。

中にはとても丁寧に意見を書いて下さっている方や、恐らく筆記が不自由
そうな方が一生懸命応えようとして書いて下さったのが、アンケート
用紙の文字からはっきりと伝わってきて、とて有難い気持ちになりました。
この場をお借りして、心から御礼を申し上げます。

漸く内容を纏めてみると、既存の商品への不具合は
機能・スペック・感性の3つに大別でき、
・着脱機能性 ・着用快適性 ・装着時安全性
・スペック/サイズ ・スペック/収納 ・感性
に対する意見でした。

中でも心に響いたコメントは、
「レインコートはダサい」「見た目の状態が悪そうに見える」。。。
こちらの2名は高齢者というより障がい者の方のご意見でしたが、
とても良く理解できます。

これらを始め沢山いただいたご意見・アイディアを基に、
皆さんが雨の日にでも「心は晴れ」になるユーザーにとっても提供者に
とってもジャストスペックなレインウェアをデザインしたいと思います(^_-)-☆

ー 2014年10月21日

五十肩に効くバレエ

こんばんは。
最近、働くおとなのおひとり様を研究している『インプルーヴ』@Suzukiです。
←…って、自分のコトですねwww

さて本日はそんなアラフォー/アラフィフ女子へのお得情報♪
「四十肩・五十肩に効くバレエレッスン」です。

ーご安心ください♪男子にでもできます(#^^#)
何歳でもw 
白タイツ履かなくてもw 
レオタード着なくてもw
お家でもw
職場でもw
何ならデスクに座りながらでも~w

身体の正面から斜め上下に対角線上に片方の腕を伸ばして
其々内側から外側へ…外側から内側へ…と捻ります。
左右、上下、内外捻りとなるので、全部で8パターン。
これをゆっくーりと。丁寧に。。。

先週レッスン前のウォーミングアップの時に教えて頂きました♪
先ずは右腕を左下に、なるべく遠く指先を伸ばし、
伸びきったらそのまま親指が床の方を通って外にに向くように
体の内側から外側に捻ります。
痛気持イイ程度に留めながら、ゆっくりと…親指をぐーんと引き延ばすように~

次はそのまま、親指をゆっくり上に向けて、天井側を通過して外側に捻ります。

右が出来たら今度は左手。
同じよう右下に向けて対角線上に伸ばし、同じように外捻り、内捻りします。

今度は上。 さっきの逆で右腕を左上に対角線上に伸ばし、内外に捻り、
左腕も右上に対角線上に伸ばして内外にひねります。

やっててまるで仮面ライダーの「へんしーん」みたいだな~ってwww
でも日頃PC前で縮こまっている二の腕の筋伸ばしには持ってこい!
これなら、殿方でもPCの前で休憩の時にできますよ~\(~o~)/

もし、立ってやるなら、なるべく体幹を真っ直ぐに保ちブレない様に
KEEPしながら指先をなるべく遠くへ差し出すと、
胴体の脇から腕の外側、又は内側の筋がもっと心地よ~く伸びて、
気分転換にはサイコーです☆

こんな風に、大人バレエはバレエの基本の型を楽しく習いながら
いつまでも錆びないカラダと心でいる為には最適のレッスンですよ~。
ぜひ、みなさんお試しあれ~\(~o~)/

※お知らせ※
11/18(火)インプルーヴ/ポアントコウベは
「笑顔で働きたいママのフェスタ2014」に出店します。
このイベントはママの働き方見本市。自分らしさを大切にキラキラ働くママと
そんなママの応援団が集まる、全てのイベントが無料体験できる文化祭!

https://www.facebook.com/egamamanishinomiya?fref=ts

11/18 西宮ガーデンズ4F ガーデンズホールでお待ちしています♪

遊びに来れる方はこちらのURLからぜひ事前予約を!!
「笑顔で働きたいママのフェスタ」 
トップページ ⇓

http://powerwomen.jp/festatype/2014/

事前予約ページ ⇓

http://powerwomen.jp/festa/2014/2014_nishinomiya/#yoyaku

予約された方には来場時にステキなプレゼントが貰えます♪
来場日時登録は確実じゃなくてもOK。あくまで予定で大丈夫です^^
紹介者に「➉インプルーヴ/ポアントコウベご指名もお忘れなく☆
当日ワタクシからもカワイイステーショナリーのプレゼントを
ご用意してお待ちしておりま~す(#^^#)

ー 2014年10月17日

欲しいニット!使えるニット!

こんにちはー
あなたにとってのジャストスペックをお届けする『ニットデザイナー・HIROMI』 です。
。。。と、変な入りでゴメンナサイw この間から枕詞模索中なもので~(;´∀`)
何かワタシにぴったりのひと言…ないですかね^^;
アイディア下さった方には何か贈りますwww

さて、先日ここで「ニットの専門家」としてとある雑誌からの
取材を受けた話に触れましたが、
昨日その本が発行されたという事で編集担当者さんが送ってきてくれました~☆

送られてきたのは、ファッション雑誌に初めて雑誌以上の大きさ(厚さ)の
付録を付けて売る方法で【Sweet】を始め付録付き雑誌の流行を作った
宝島社さんが発行する雑誌【Steady】。

アラサーターゲットだそうで表紙を飾るは「綾瀬はるか」さん。
内容もスタイリングもメッチャ若くてカワイイ~♡ (^-^;
スミマセン、取材の話を頂いた時に検索して初めて知った雑誌でした。。。
(ステディ関係者さん、ゴメンナサイッ!)
ま、アラサーじゃないので止む無しw

それにしても、想像以上に若者女子向けの内容だけに先日の取材内容が
このターゲットの中にどうやって馴染むんだろうか…
とちょっと心配になりながら誌面を開いてみると、、、
見開き1ページの特集の中に使って頂いていました。。。
写真入りで…(;´∀`)

「ニットのお悩みQ&A」というテーマのページになっていて、
しかもあの有名な洗濯王子さんの横に並べて頂いております☆
何と光栄な~( ゚Д゚)☆

洗濯王子サマと幻のツーショット?!

内容的には先日ここでも紹介した引っ掛けちゃった~っ ニット服の直し方
コンパクト版とか


「ニットの専門家」?!で書いたゲージについてとかなど、
洗濯王子さんがお答えになっているものも含めて全部で16コのQに
お答えした形に纏められていました。

このSteady世代がニットを大事に着てくれて愛用してくれる為の知識として
少しでも役に立てば幸いです(#^^#)
そしてニットをもっともっと大好きになってくれたらいいですね~♪

私世代の方は読まないかとは思いますが、お子さまなどが買ってたら
ちょっと覗いてみてくださいませ~(^_-)-☆

ー 2014年10月2日

「アパレルはすぐ着れなくなるように仕掛けてる」??

【今日は独り言。。。】

先日、或る交流会でアパレルとは全く関連のない方々と
お話する機会がありましてーーー。
ちょっと、ショックな事を言われました。。。

お互いに自己&事業紹介などをする中で
私が「私達の夢は、10年経っても愛して着て貰えるニットをつくり
5年-10年…と、お買上下さった方と長くお付き合いできるような、
そんなモノづくりをし続けていきたいんです~」と話しますと、

キョトンとした顔で、こう仰いましたーー。
「???え~?そうなんですか? 
アパレルの人達って、1年で着れなくなって買い替える様に考えて
服を作ってるんじゃないんですか?
その仕掛け・仕組みを考えてるんでしょ?
長く着て貰おうなんて、考えてる人いるんですかー??」と…

私の方が逆にびっくり!(@_@)
アパレルって、一般の消費者の方からこんな風に映っているんですね。。
ま、この方がたまたまそう解釈されてただけかもですが、
少数意見かどうかは別として、今のアパレルがそういう風に
見えちゃってるって事は事実で、素直に反省すべきかもしれません。

私達の時代は、新人入社した時に先ずお客様のお直しの担当から
致しました。
中には「10年以上前のカーディガンの釦を失くしてしまったのだけど
付け直してもらえないか」とか、引掛けて穴をあけちゃったセーターを
「何とか元に戻らないでしょうか?気に入っているんです…」といった
お手紙と共に送られてきたりします。
そういうご相談も極力対応するのが最初に習った仕事です。

昔は今の様にPCデータ管理じゃなないので、過去の書類庫に保管されている
膨大なファイルの中から、どれくらい前かお客様の記憶と先輩方の作った
素材や色などからの記憶からあたりをつけてその品番の設計書を探し、
そこに書かれているボタン品番などを見つけ出して、副資材メーカーさんに
発注し、取り寄せ、そのカーディと同じ色のボタン付け糸も手配して付けて
お客様の元にお返しします。

今、こうして書きながら、当時のモノづくり、お客様とのコミュニケーション
の事を思い出すと、今は何とも寂しい。。。
洋服に掛かる原価なんて見たら尚更… そんな大事にしたくなるような顔を
してませんしね、商品の方が…

バブル世代末期入社組としては、今や時代遅れな思考かもしれませんが、
やはりどんな仕事も人と人が繋がって生み出され、消費され、人生を彩る
ものだと思います。
時代遅れでも、当時習って今も原点だと思ってるこのスタンスで通したい、と
改めて思います。

高いものが良いと言っているつもりは決してありませんが、人がそれなりに
手を掛け、素材をつくり、形をつくり、やり取りをすればそれなりの報酬は
当然必要になります。
ただ、昔はつくる側にとって、消費者がその買値で絶対に損しない、満足して
貰える顔に仕立てるのが「プロ」の気概というものです。

本当の【クール・ジャパン】って、匠のものづくりとか、こだわりとか、
そういった「モノ」じゃなくて、そういう「行動規範」のことなんじゃ
ないだろうか?

いっそガラパゴス化でもして、そういう美しい規範を守りたいものだな~などと
思ったりします。。。
競争に巻き込まれない強さを、
今日本は返って自分達で放棄しようとしているんじゃないだろうか~…

ー 2014年10月1日

ニットとバレエの共通点

今日から10/1! あっという間に秋本番です☆
先週末に衣替えを済ませた方も多いのでしょうか。。。
私は全然…できてません( ;∀;) 

ーただ2週間ぶりのバレエレッスンは秋色を意識したカラー・コーディネイトで♪
大好きなラズベリーカラーが似合う季節になってきました(#^^#)

先日もうちの伊藤史センセ、突然面白いコト仰るんです。
「バレエとニットって、似てるわね♪」

??? ???

(どこが似てるのぉ~?)と思ってたら、

「ニットも編み方って、そんなに種類はないでしょ?」
(うん、確かに…。)
「それを、目の移し方で交差させたり捻ったりして様々な柄を作るのよね?」
(ええ、ええ、そうです~)

ニットの技法とは、基本、
➀「ニット」=編む - 天竺目ができる時の状態
➁「タック」=KEEP - 編まずに針に引っ掛けたまま2段目を編むこと
➂「ミス=編まない - 針を下げてお休みする…感じ?
の三種類しかなくて、これに目移しを組合せて前の針床と裏の針床の間で
繰り返されて様々な柄になります。

史センセイは、そこにバレエと共通点があるーと仰います。
バレエも基本、「型」の世界。
脚の型だけでなく、手の振りなんかも全部「通り道」が決まってて、
その音楽の気分とかで腕の振りを付けている訳ではなく、
➀自分の胸の前で大木を抱くような大きな円を作る
➁その両手を円をつくったまま広げる、若しくは頭上に移動する
➂そのどちらかの腕を➀の型に戻す

脚の型も➀・➁・➂・➃・➄・➅ だけ。。。

なのに、無限に美しい舞踊とストーリーに仕上げられる…
なるほどです☆
ここが似てると言われると、ニットデザイナーとしてはとっても嬉しいな~♪

しかも、バレエのプロ講師の方にこの様に例えて頂けるなんて☆
なお一層、バレエもニットも極めたいと思った秋の昼下がりでした(#^^#)


『「おへその上あたりと背中に磁石が付いていて、バッグの口をピタッと閉じる様に
背中とお腹の磁石をくっつけて、身体を縦長に意識して姿勢を整えて~」から始まります。
ホントに、お腹と背中に協力磁石を埋め込みたいですw』


『➀番の手の型です。これでは、大木ではなく小木ですなぁ~^^;』


『チョットは膝も外側に向いて、足裏が上に見える様になってきた?!
足先は常に「猫がお皿を舐める時の舌の様に動かしてね~」と指導されます。
猫舌になってるでしょうか?ww』

※ Poant Kobe / Improve からのお知らせ ※
  大変ご迷惑をお掛けしておりますが、バレエレッスンウェアの『ポアントコウベ』
  WEB-SHOPは只今リニューアル作業中につき、今月もまだお休み中でございます…
  リニューアルオープン次第ご報告しますので、それまでは神戸店SHOW-ROOMへ
  お越し下さるかお電話・FAX・MAIL等、ご連絡頂ければ対応させて頂いています。
  どうぞお気軽にご連絡下さいませ(^^)/

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