ー 2013年2月13日

新しい出逢い‐「タイコーニット」様

こんにちは。 『インプルーヴ』 です。

当社はニット製品の企画・デザイニングを得意とする会社として発足
13年近くなるのですが、普段お付き合いをさせて頂いている工場さん
は福島県・新潟県・山形県…と言った、東北地方の産地 若しくは中国の
会社が主となります。

実は今まで、神戸市内・又は兵庫県内にニット工場がないか神戸市を
始め色んな機関で都度都度訪ね続けて来たのですが、どちらでもその
存在を聞ける事はなく、特に震災後はもう存在しないのかな…と思って
いたところ、ある糸商さんからこちらの会社のお話を聞き、ご紹介頂い
て先週末漸くその会社をお訪ねさせて頂きました☆

 

ご紹介頂いた会社のお名前は『タイコーニット』 様といいます。
創業されて45年以上になるというその工場さんは、以外にも兵庫県三木市
市内、一戸建ての住宅に囲まれた閑静な住宅街の中にありました。

最近は産地ですら人件費高騰・働き手の確保が難しいー等、様々な
理由から編機だけ残して編立てだけを行い後は外注… と言う様な
分業制で成立している工場も少なくないのですが、こちらの会社は今
も一貫工場の体制を守り続けておられる事にとても驚きました。

先の写真にあるように、自動機による編立ては元よりミシン縫製・リン
キング縫製・下蒸し&仕上げセット・検品まで、製品が仕上がるまでの
一連の行程全てご自分達の目の届く社内に設置、自己完結されている
工場でした。

編機の大半は島精機製で14G~7Gまでの対応が可能との事。
リンキング機はダイヤル式を設置されていました。

総針テープ編機はもちろんのこと、その小ささがカワイイ「丸紐編機」
も直径に合わせて3種。

セット担当の方も検品の方も、長年お勤めされている熟練の方との事で、
こういう方々の存在こそがその会社の信頼を支えているのだと改めて感
じた次第です。

ー最近では、アパレルのデザイナーさん達も出張経費の削減やら色んな
事情で工場に直接出向いて物を作る経験を持たない無い方が当たり前
になってきていますが、『事件はいつも現場で起きています!』www
(ベタですみません^^;)
…なので、やっぱり実際に作って下さる現場の方々と話し込み、
その意図を伝えながら一緒になってもっと良いモノに成長させていく
時間というのは、本当は一番削ってはいけない部分だと思います。
-服に限らずどんなモノを創るとしても、全ては人と人との力の
総力・アイディアの総力で完成するものだと思います。

…機械は勝手に動いたり、勝手に何かを生んでくれたりしませんから(^_-)-☆

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*


*

次のHTML タグと属性が使えます:
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

トラックバックURL

< ブログトップへ
カテゴリー
月別アーカイブ
ニットデザイン・インプルーヴTOPへ
remix style - オフィスウェアのコンサルタント
にほんブログ村 ファッションブログ トレンド情報(ファッション)へ
にほんブログ村 経営ブログ 女性社長へ