選択カテゴリー:「作り手」の想いを「着る人」に届ける

ー 2019年2月27日

繊研新聞さんも取り上げて下さった!

こんにちは♪
ニットの伸びるチカラで
「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」
をモットーにする
アパレル界のニット姫・インプルーヴです。

当社の【10ピースニットファクトリー】サービスが、
メディアの注目を集め始めています☆彡
本日(2019/2/27)は、アパレル業界専門紙の
繊研新聞さんにも取り上げられました~。
(インプルーヴがインプルーブと
社名が間違っているのが残念ですが…^^;)

10PCS Knit Factry

senken news20190227 (pdfファイル)

[注]紙面の見出しには「10枚から…」となっていますが、
   正確には「10枚まで」です。

繊研新聞電子版にも本日のヘッドラインニュースとして
掲載いただいてました^^
『インプルーヴ 1型10枚の極小ロットでニット製造受託』

工業製品の世界ですから、どうしてもロットはつきものです。
でも、50枚、100枚のロットをこなせるだけの
ファンを集められるようになるには
先ずは10人のファンを集めるところからではないか・・・
その最初の10枚を作ってあげられる仕組みがなかったら
そもそも100人のファンを喜ばせる未来の扉が開かないじゃないか・・・

だから、『10ピースニットファクトリー』始めました。

50枚、100枚オーダーできるようになったら、
ニット工場さんも相手にしてくれるようになれます。
その時は、初回生産のニット編成プログラムデータも
お譲り致します。
引受て下さるニット工場さんを一緒にお探しも致します^^

ー夢あふれるみなさんへー
当社のこのサービスを上手く活用して、
価値あるニットデザインを世の中に送り出してください。
『世界に10枚しかない』ニットで、
御社の、あなたの未来をインプルーヴ(改善)する
お手伝いができますように☆彡

ーニット姫よりー

>>   『10ピースニットファクトリー』WEBページへ

ー 2019年2月25日

大人のリンキング講座第2クール③

こんにちは♪
ニットの伸びるチカラで
「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」
をモットーにする
アパレル界のニット姫・インプルーヴです。

当社が一般の方向けに主催する

「インプルーヴ・ニット倶楽部」で
先週末に開催した『大人のリンキング講座』。
2018年度にトライした新講座で、

早くも第2クールの3回目となりました。

今回の参加者は3名。うちおひとりは初体験の方。
嬉し^^ 初体験の方大歓迎です!

初めての方には、先ずは「リンキングとは?」という
30分程度の簡単なレクチャーをテキストと共に

お話させていただき、
先ずはニットの『編み目』について理解してもらったら、
後はひたすら楽しいリンキングタイムです(#^^#)

ニットどころか、縫製にも全くの初心者さんが、
2時間でこんなステキなニットの巾着を完成されました!
流石にスゴイ☆彡

少人数の時のラッキーは、
いつも以上にインストのアドバイスもらえること^^
そのせいか、リピーターさんもぐんぐん腕を上げておられます~。

こちらの方は、ご自分で家庭編機で編んだ編地を持って来られ、
リンキング縫製にチャレンジされています。
手で縫い合わせるより本格的に仕上がるし、何より早いですからね^^

こちらも、編地の地のしアイロンから始めて2時間で半身完成。
仕上げアイロンまで時間内で完了されてました~。

中には、ただ単純に編地をリンキングで接ぎ合せるだけではなく、
ニットの一目一目を櫛に刺して縫製する
本格的なテクニックにトライする方も!

なんと1目も目落ちさせることなく、
『天竺袋パッキング』という縫製手法を
クリアされました!!!
凄すぎです。
これができれば、実際のセーターの衿ぐりなんかも
ご自分で作れるレベルですから☆

※リンキングは、お家で好きな時間を利用して
お仕事にもできるスキルです。
事情があって外にお勤めに出れない方には
実はうってつけなんですよ(´-`*)

感動的な完成の瞬間の動画も撮りましたが、
こちらでは2MBしか動画添付できなくて
動画の紹介ができないので
のちほどYouTubeにアップしますのでお楽しみに~\(~o~)/

ー 2019年1月25日

ニットの極小ロット生産

数年前より模索しつづけてきた、
【ニット製品の極小ロット生産】への棘の道・・・
漸く皆様にご紹介できる段階までになりました☆

この度新たに【ニット姫ラボ】を
別事業として立ち上げまして、
そこの新事業としたいと思っております。

この【ニット姫ラボ】には、現在、
島精機製作所製造の年代物の年季が入った成型機
7Gと12GのSES-S 各1名(1台)が控えており、
極小ロット生産で悩める日本中・世界中の
みなさまとの出逢いに
心躍らせております(´艸`*)

一口に極小ロット生産といっても
具体的に何枚から作れるのか・・・が
一番知りたいところですよね。

この【ニット姫ラボ】では
何枚から・・・ではなく、
何枚まで・・・という
相談の請け方になります。

具体的には 10枚まで のご依頼をお請けする
スタイルでいきたいと思います。

料金は20万円を下限とさせていただき、
デザインの難易度によって上昇する形式になります。
1枚作っても10枚作っても下限は20万円~。

金額に含まれるのは、
・素材選定、監修
・具体的なデザインに対する専門アドバイス
(編地テキスタイルづくりからサポート)
・試作編地による度目風合い確認
・仕様設計書作成代行
・ニット姫研究所・担当所員(技術者)との生産交渉
・担当所員による編成プログラム製作
・1点サンプル(1着)の製作及び修正料
・10枚までの量産品(1サイズのみ、2色まで)

※上記内容は当社が請負いますので、
品質レベルはご安心ください。
これ、全部含みで20万円~は破格かと自負しております(笑)

私たちが2姫(2台)と共にお役に立ちたいのは、
「ほんとうのオリジナルニットを
自社のコレクションにどうしても取り入れたい!」
と思っている、小規模・新進のブランドデザイナーさんとか、
「自分のお店のお客様に合った商品をオリジナルで作りたい!」
と思っている、ニットファッションが大好きな
セレクトショップオーナーさんとか、
「年代もののセーターを現代サイズで蘇らせたい!」と
思っているヴィンテージアパレルショップさんとか・・・

金額に含まれないのは、
・原材料購入費用
・二次加工費用(加工取引先は応相談)
・修正サンプル
(2ndSPL確認を希望される場合はオプション対応となります)
※追加生産の対応については別途応相談となります。

実は、既に1件極小ロットの相談でHP検索で
昨年末当社にお問合せ下さった方があり、
早速このシステムを活用されたいとのことで
ニット姫研究所・第一号案件がスタートしております♪

その方は、東京コレクションウィークに合せて
展示会形式で自ブランドの世界感を発信したい
という個人事業形態の若者です。
正直【ニット姫ラボ】はまだ準備前段階でしたが
その若者の未来に賭けて
お引き受けすることにしました^^

ニット業界には、ファブリック業界の
〝サンプル屋さん〟機能が存在しません。
かと言って、専門学校で作り方を学べるところは
ごく僅かだし、
(-なので、昨年から当社が大阪〇〇学園と上〇安〇服飾さんで
講義を持つに至っています・・・)
自前でミシンは調達できても、
自動編機を調達するのは不可能…
例え持ててもミシンの様に簡単には
使いこなせない、超専門分野です。

だから、ファッション産業で新たな挑戦を
しようとする人達にとって、
ニット業界は門戸が開かれにくく、敷居が高すぎる・・・

そこを打破できたら、
ニット業界も何かが変わるんじゃないか、と。
これが、当社が極小ロット生産のスキームづくりに
取組み続けてきた真意です。

余談ですが、
12GはTAKITSU姫(タキツ姫)、
7GはICHIKI姫(いちき姫)と
命名したいと思っております♪

名前の由来は、神戸にある一宮神社~八宮神社から。

創業以来丸18年、
オフィスを構えてきた神戸の地にちなんで、
三ノ宮神社と四ノ宮神社に祀られる
姫神さまのお名前にあやかりたいなーと。

なんせ、うちの姫たちはご高齢w
しかも老体にムチ打って淡路の海を渡ってきた
2姫(2台)なので、
これから体調を壊す(故障)ことなく健やかに、
ニットファッションのクリエイションに挑戦
したい人たちのお役に立てるよう
お見守りいただきたい、との願いを込めて~(´-`*)/

どうか、みなさまからも、
この【ニット姫ラボ】と
12G-TAKITSU姫・7G-ICHIKI姫を
暖かい目でお見守り頂けたなら幸いです(#^^#)

>>   『10ピースニットファクトリー』WEBページへ

#ニット姫
#ニット姫研究所
#ニット姫ラボ
#12GはTAKITSU姫(タキツ姫)
#7GはICHIKI姫(いちき姫)

ー 2018年10月10日

大人のリンキング講座③開催のご案内

今月も開催します♪「大人のリンキング講座」。第3回目です!
男女問わず、参加頂いているこのイベント。
今月10/26(金)もまだまだ参加可能ですので
ご興味おありの方はメッセージ下さるか、
以下FBページのイベントよりお申込みください。
大人のリンキング講座Vol3 ←ご案内

https://www.facebook.com/events/167447804191491/

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日時:10月26日 金曜日 
 ・リンキング機使いほーだい!WS /19:00~21:00
【場所】 KIITO 4階-プロジェクトスペースD
 ・懇親交流会(ご希望の方)  /21:00~22:30位   
【場所】 KIITO 4階-プロジェクトスペースE        
【参加費】ワークショップ:¥5400.-(税込)
      懇親交流会 :¥2000.-~2500.-程度
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先ずはちょっとだけ。リンキングって何?という人のために・・・

ーリンキング機ー
『ニット製品を縫製するために開発され、
今も尚、高級な成型ニット製品の製造に使われる、
昔ながらの特殊な縫製機械があります。
それが【リンキング機】。
しかも私たちが所有・提供するリンキング機の機種は、
ヤスミ式という日本発祥のフラットタイプのリンキング機械です。
余りに専門的な機械のため、普段の生活にはまず出逢う事も耳慣れも
しないこの機械ですが、実は皆さんが普段着ているニット製品の
製造に欠かせない特殊で貴重ー且つ、超!アナログな機械なんです。
何と、動力は「人の手」です。
電力を全く使わない、超エコなマシンです』

【リンキング機の動かし方動画】↓

https://www.youtube.com/edit?o=U&video_id=ohPXdZUfyZQ

リンキング機の動かし方・初級

それを敢えて一般の方に身直かに触れてもらい、知ってもらおう!
という破天荒な企画。
本格的なレベルでいうと恐らく日本初?!のワークショップ。

工業用のリンキング機に触れ、体験を通して、
日本のこまやかな技術力や、それ(機械)自体を生み出す力、
ニット製品がちょいと割高な価格のワケ・・・
「本物のニット服」と「なんちゃってニット服」の違い・・・
などに、少しでも思いを馳せてもらえたらいいなーと思っています。

おとなのリンキング講座【Vol3】

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日時:10月26日 金曜日 

・リンキング機使いほーだい!WS /19:00~21:00
【場所】 KIITO 4階-プロジェクトスペースD

・懇親交流会(ご希望の方)  /21:00~22:30位   
【場所】 KIITO 4階-プロジェクトスペースE
        
参加費:ワークショップ:¥5400.-(税込)
      懇親交流会 :¥2000.-~2500.-程度
-----------------------  

第3回は、講義なしで思う存分にヤスミ式リンキング機を
動かしていただきます。
具体的にはいかに真っ直ぐに針に編地を刺せるか…にトライ。

簡単なニット巾着袋つくりに挑戦してもらいたいと思います。
(編地や必要な材料は全てこちらで用意しますので手ぶらでOK!
 出来上がり作品はお持ち帰りいただけます♪)

前回同様、「私、これを刺してみたい!」というものがある方は、
どうぞお持ち下さいませ。一緒にトライしてみましょう~

そもそも、リンキングという言葉には
英語の「単語と単語を繋げる」という意味があるみたいですが、
高度成長期、女性が外で働く習慣が薄かった日本において、
お家にいながらにしてダンナ様以上に稼げる貴重な収入源、
【内職】として日本中に普及しましたが、
やがてアジアへとその役目が移っていき、
今や、当社同様(苦笑)国内で「絶滅危惧種」級の存在。。。

linking

リンキング機

ここから先は、私の裏テーマでもあるのですが…
リンキング機によるニットの縫製のお仕事は、
特性こそ選びはしますが、身体だけでなく知的・精神などに
障がいをお持ちの方でも可能性があるお仕事でもありますので、
関心がおありの方・又は施設の方がありましたら、
私まで個別メッセを頂ければ折返しご連絡させていただきます。

私は、色んな方がこの日本発祥の機械・技術と、
今の国内で暮らしづらく思っている人と
何らかのマッチングの可能性もあるのではないかなーと思っています。
そういう意味でもこのイベントは就労継続支援B型事業所 Bridge+さんを
リンキング機活用のインストラクターにお招きして行っているのです^^

逆に、リンキング機を使ってものづくりしたい一般の人が、
一時使用でブリッジ+さんで機械を時間レンタルすることも可能です。
そういう視点でもご興味がおありの方があれば、是非ご参加をお待ちしています♪

何事も「百聞は一見に如かず」ですよ(*^^)v

株式会社インプルーヴ

ー 2018年8月22日

【お客様のその先のお客様】

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【お客様のその先のお客様】に想いを馳せるー
——————————————————-
こんにちは♪
アパレル界のニット姫・インプルーヴのHIROMIです。

唐突ですが…
ここのところいろんなことが重なりとてもワチャワチャしてます(;´・ω・)
頼りにしてもらえているということは有難いことなのですけれど~。

お盆休み直前にもこんな変わり種なお話がありまして。。。

人を介して、ユニフォーム製造の会社さんから、
最近リノベーションした顧客のリゾートホテルの
館内着デザインについてのご相談。。。

「ホテルからはスタイリッシュでラグジュアリーな感じ」って
言われてるんですが…」
ーと、とてもアバウトな依頼内容…( ..)φメモメモ

できれば現地にてその施設を見せてもらいたいところなのですが、
近くではなかったしそこまで時間の余裕もなくーで、
先ずはその施設のHPや検索情報をくまなく読み思考を巡らせ、
考えました。

仮説① どんなニーズのお客様がこの施設を選ぶのか?
    どんなことに期待して来られるのか?
    (元の施設からどの様にリノベーションされたのか?)

仮説➁ そのお客様は本当に「スタイリッシュでラグジュアリー」
    を求めるのか?

仮説③ その施設だからこそ提供できる価値の中で、
    どんな館内着だったら期待以上に喜んでいただけるか?

仮説➃ ライバル施設はどの様な館内着を提供しているのか?
    それは満足を得られていそうか?

…単にクライアントの要望通りに応えるのではなく、
元々から疑ってみるのが当社流(W)
【お客様の先のお客様】の気持ちをとことん想像してみます。
時間は掛ってしまいますが、ここが一番重要だと思っています。

これらの視点で吟味に吟味を重ねた結果、辿り着いたのは、
「スタイリッシュでラグジュアリー」だけではなく、
「リラックス&ファンタスティック」のキーワードも
必須なのではないか?と。

何故なら、その施設に新たに加えられたのは、
愛犬と一緒に泊まれるロッジやドッグランスペース、
全天候型のBBQスペースやグループでワイワイ泊まれる
コテージ、親子でクッキングが楽しめるお部屋などでの
イキイキした時間の費やし方だったからです。

まったりとした時間よりもイキイキと活動する
時間の使い方を選ぶ人たち…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 ~誰かと楽しい思い出をつくりに
   これらの施設をお選びになる人たちが、
    滞在中に着る服に何を求めるだろうか~
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

どんなウェアだったらその施設を存分に満喫してもらえるか
をデザインに込めプレゼン資料にまとめて
提案させていただきました。

お陰様で今年のお盆休みはゼロ日となり、
背中が凝り固まって只今腰痛状態でお仕事です~(~_~;)が、
何とかお約束までに現時点でのサイコーの
パフォーマンスはできたかと思えます。
(守秘義務的に、提案内容をお見せできなくて
 ごめんなさいです^^;)

サイコーと思えるのは、
そこでそれを着てイキイキと遊んで下さる
エンドユーザーの姿が見えたから♪

ものづくりに携わるものとして常々肝に銘じている、
【ペルソナ】と【マーケットへの動機づけ】
それが 作り手の一端を担うものとして、
「着る人」に届けたい真の「作り手の想い」だと
信じて日々精進させていただいております。

ー 2018年4月10日

【ファッションはグローカル?】

こんにちは♪

ニットデザインの付加価値UPと販売枚数UPの方法を伝授する
アパレル界のニット姫・インプルーヴのHIROMIです。

さて、ファッション業界では、グローバルSPA(製造小売業)が
何かと世界中を席巻しているかのような話題をよく耳にしますが、
とあるマーケティングコンサル会社のデータでグローバルSPA企業が
一国の市場で締めるシェアは15-20%で頭打ちになる事が多く、
インターナショナルなラグジュアリーブランドを含んでも3割に
留まるとの記事を目にしました。

UNIQLO・ZARA・H&Mなどにルイヴィトンやプラダ、シャネルなどを
足しても3割ってこと。
・・・じゃ、残りの7割は???

このマーケティングコンサル会社の分析によると、
ファッションは本質的に多くのプレイヤーにより市場が構成されて
成立している業界で、
だからこそ中小のローカルプレイヤーの活躍の余白が存在するーと。

ことファッションに関しては、宗教・人種・民族・気候・文化などの違いに
大きな影響を受け、人種が違えば似合う服も異なり、
同じ人種でも文化や気候の違いによって好まれるテイストは異なるので、
その国固有のローカルブランドが存在するグローカル市場の代表の様な業界―
と分析されていました。
(グローカル=グローバル+ローカルの混成語)

中でも、私たちが暮らしている日本市場は【ガラパゴス】とよく揶揄されるマーケット。
世界から見たら、志向・嗜好・行動が特殊だってよく聞きますよね。
このコンサル会社は、そんなガラパゴス思考の国民性の企業が海外に進出する時、
ことアパレルに限って、専門家を頼らず経営者の勘でリサーチ不足のまま
進出する特異体質な業界と、その行動への警鐘を伝えていました(笑)

逆に読むと、私たち日本国内、しかも身近な地域で身近な人
(お店に訪ねてきてくれるお客様)に対して
ファッションを生業にするものは、そのニーズをもっともっと深く知り、
それが満たされるモノをお届けできれば、
ガラパゴス諸島の中のチッチャな島でのオンリーワンになれて、
その島中がみんなHAPPYになれるやん~♪

なんて、楽天的なことを考えたのでした☆
逆にそれしかない様な気さえします。
たった一人の方の満足に答え、ファッションを通して幸せを感じて頂くこと。
たった一人の人に満足していただけてなくて、10人の満足も
100人の満足もきっとありえない。

大事なのは、
【誰に 何を届けるのか?】
ってことなのでしょうねー。

先日のブログでご紹介した「生後間もない授乳期の赤ちゃんがいて、
その赤ちゃんの肌を心配してカサつくウールのセーターなどを
着たくなくて冬に防寒できなかったママさん」が、当社がデザイン・企画した
オーガニックコットンのセーターに出逢って感激のメッセージを下さったお客様。

この方にとって、赤ちゃんのお肌に優しくて冬でも暖かい厚手の
オーガニックコットン100%の厚手のセーターは
他に変え難い商品だったのだと思います。

商品に付加価値を加えることとは、例えばそんな事じゃないかと思うのです。
ちょっと大げさかもですが(笑)「1本の糸からこのお客様の生活を
Improve(改善)できた」好事例だと思っています。

■ 因みにグローカル化(英: glocalization)は…
全世界を同時に巻き込んでいく流れである「世界普遍化」(globalization)と、
地域の特色や特性を考慮していく流れである「地域限定化」(localization)の
2つの言葉を組み合わせた混成語である。
カタカナでグローカリゼーションと書くこともある。
俗に言う、「地球規模で考えながら、自分の地域で活動する」
(Think globally, act locally.)とも関連する言葉。
―ウィキペディアより抜粋 ―

ー 2018年2月20日

可愛いベイビーのお母さんから喜ばれるニット

こんにちは。
『インプルーヴ』のニット姫です

最近、よく思うんですよねー
モノの価値について・・・

当社は特にニット商品を一から作るのですが、
その一に該当するのが糸選び。

その糸も価格は当に「ピン・キリ」
もちろん混率(正確には混用率)によっても違いますが、
太さ(=重さ)によっても違うし、
意匠糸に至っては糸の形状によっても様々。
ーそして、その糸の出来上がりまでのルートによっても又違います

ここ数年、新たなクライアントさんからの要望を満たすべく、
必然に迫られて潜在ニーズを追っていると、
最近自分達でも意図しない内にかなり川上の方に昇っていってて、
そしたら、案外オリジナルの糸もつくれるじゃん♬っていう
コネクションも出来てきてて、夢じゃなくなってきました。

「じゃあ、もし自分達でオリジナルの糸をつくるとしたら
どんな糸がいい?」―なんて話を社内でしたりします。
「やっぱり天然系?」でも「透明感やキラキラも好き」
映画・トゥルーコストを観たものとしては、
「最後は土に還る系?」・・・

そんなある日、あるクライアント様(当社はこちらのOrganicCottonの
フェアトレード商品のデザイン~商品化の一連を企画監修しています)から
「お客様がとても嬉しいお話を聞かせてくださいました!」と連絡が~^^

以下が、そのお客様(セレクトショップ様)のお客様ー
つまりエンドユーザー様から寄せられたお声なんですが、

『・・・ずっとセーター着たかったんですが、
赤ちゃんが産まれて、
赤ちゃんが服に顔をコシコシするから、
ほっぺチクチクしたら嫌だなって思って、
着ていませんでした。

~中略~
ウールじゃない、オーガニックコットン のセーターがあるよ!
とのことで見させてもらっていました!

目が詰まっていて、しっかりしてて、
襟ぐりはそんなに深くないVネック。
肩のとこの切り替えも可愛い。
なにより着心地ばつぐん。
するっするの肌触り。
しかもネットに入れてお洗濯OK!

ミルク吐いたり、よだれや鼻水がついても洗える!!どんと来い!
しかもフェアトレード の商品!』

そっかー。
私たちは単純にコットンはお洗濯しやすいから便利、くらいに
思っていましたが、
生後間もない赤ちゃんがいるお母さんにとっては、
自分の着心地よりも何よりも
赤ちゃんのお肌への影響、メチャクチャ大事。
切実なんですよねー。
出産経験がない(結婚経験もありませんがw)ものには
〝目から鱗〟なご意見で勉強になりました!

『一枚で着てもあったかいし、
 下にTシャツやブラウス着てももたつかないから、
 秋から春まで着られそう!』

こんなに「!」をいっぱい使って嬉しさを伝えてくださっているのが
又嬉しいですね(´艸`*)

こちらのお客様がお買上下さったのは、
普段12ゲージで編んでいるオーガニックコットンの糸を
多本取りして7ゲージの編機に掛けて編んだ
ミドルゲージのVネックセーターで、
単なるベーシックにならない様に、肩幅を広めにとって身幅にはゆとりを。
ドロップショルダーにして、お袖の付け位置を落としつつ
お袖の幅をせまーくデザインしてあるので、
着た姿はスッキリ見えつつ、今風のシルエットになっています。

『ちなみに価格は税込でも1万円いきませんでした!
それでも私にとっては安い買い物ではないので、大切に大切に、
ずっと長く着ます!
~中略~ 痒くならなくて最高!』

インドまで出張に行ったりして、現場の生産者さんたちと
「ああだ、こうだ、できる、できない、なんで? あ、できたねー」
なんてやり取りを根気よく重ねること3年、
やっと商品の水準も安定してきて
こうしてゲージのバリエーションまで
商品の企画を広げられるようになってきました。

だからこそ、こちらのエンドユーザー様の潜在ニーズに応えられる
商品にまで成長できたのだとは思うのですが・・・
ーにしても、やっぱり【素材が持つ力】はものづくりの本質であるなーと
感じさせられるエピソードです。

最近、当社のパターン姫も「急にウールが着れなくなった」と言っています。
ウールを着ると痒くなって肌荒れしてしまうのだとか。。。
肌質や体質って、変わるんですよね。
若い頃には思ってもみませんでしたが^^;

『冬でも着れるあったかいCottonのニット』

これって、これからのキーワードかもしれません☆

#インプルーヴのニット企画 #improve #OrganicCottonの潜在力

ー 2017年12月24日

中学1年生【職業講話】のフィードバック

こんにちは♪
ニットの伸びるチカラで
「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)」
をモットーに、一般の方からのオーダーメイド~
大手アパレル・OEMメーカーでは対応できないような
極小ロットの生産サポートを含めた、日本国内・海外生産
の企画など、単なるデザインだけではないニット企画で、
あなたにとってのジャストスペックをサポートする
ニットデザイン・企画専門分野のスペシャリスト
『インプルーヴ』のニット姫です

去る11/17、昨年に引き続きお引き受けして2年目の登板となった
大阪市・大淀中学校の中学1年生向けの「職業講話」。
こちらの中学校は、毎回大阪市近隣の会社や店舗などに依頼して
1年生に社会人の話を聞く機会を作っておられます。

今年も約20人の中学生が私の講話に興味を持って選んで聞きに来てくれました。

あ、因みに上↑のイラストは、昨年の1年生が感想アンケートに書いてくれたもの。
気に入ってニット姫マークにさせてもらってます(´艸`*)

昨年は20人中2人が男子で後は女の子だったのですが、
今年は半数近くが男の子でびっくり(゚д゚)!
どうやら、学年全体に男子の入学が多かったらしいです。

・・・そもそも、神戸在住の私がなぜ大阪市内の学校に??
実は、専門学校時代のクラスメイトがここの中学校の卒業生で、
自分の子供たちも4人ともここを卒業。
その後も、地域ボランティアで学校行事のサポートをしているらしく、
学生時代の苦行を乗り越えた?私に「子供たちに話をしてほしい」と熱烈なラブコールが・・・^^;

私は逆に子供もいませんので、こんなカタチででも子供たちの未来に
何か役に立つのなら・・・と思ってお引き受けしていますw

教室に入ると、今年もカワイイ1年生が出迎えてくれて
元気に「起立! 鈴木先生、宜しくお願いいたします」って(´艸`*)

話の内容は学校から依頼されている概要に沿って、
⒈中学校時代
⒉高校に進学した理由
⒊職業を選んだ理由
⒋社会人になって
⒌中学生に伝えたいことー

大まかにはこんな内容で話しました。

今年は、途中欠伸をしている子供も目立ったので、
ちょっと途中間延びしたたかな^^;
時間無く、昨年のままのテキストで話しましたが
やっぱり事前に練習しとかないと、話もうまくできないものですね(~_~)
チョット反省・・・

そして先日。
昨年もそうでしたが、今年も一昨日受講生のアンケート結果が
学校から送られてきました。

学生達の感想を読むと、
質問で「大人になると、なぜ、何の為に働くのですか?」と
男子中学生からのシンプルな質問に対する回答が印象に残った子どもが
多かった様子。。。

「人のために仕事をするのではなく、自分の為に仕事をするということが印象に残っている」
「自分のこれからの人生にとってとても大切な事を学べた気がしました」
とか、
「自分の楽しい事を仕事にする。お金を稼ぐためじゃなく、やりたい・やってみたい・
やってて楽しい事を仕事にする。という言葉に共感できた」という感想が目立ちます。

後、
「人生に無駄は一切ない。という言葉です。私はソフトをしている時、こんな練習つらいだけで
無駄と思う事がありましたが、これからは心を入れ替えてやりたいと思えるようになりました」
「自分を支えてくれているのは、血縁のある大人だけじゃなく、友達や先生がたも
支えて頂けていると思いました」
という感想。
まわりへの感謝が伝わったのはチョット嬉しかったデス(^。^)

そして、私へのお礼のコメント欄には
「最初の方にインプルーヴは大企業ではない」と仰っていましたが私はそうは思いません。
なぜなら、依頼した人によりよい物を渡す為にたくさんのことを考えている鈴木さんを
すごいと思うからです」ですって~。泣かすこと書いてくれちゃって(/ω\)

「仕事はお金の為に働く、またしんどいものだと思っていましたが、
実際は自分の為であること、自分の楽しいを広げるためであることです。
また、給料はただのお金ではなくその人が頑張った証だと。そう考えたら親はすごいなと感じました。
仕事のことや親のすごさを学べた」
↑いや~、親御さんへのリスペクトまで学んだ貴女がステキですよ☆

「…今までずっと後悔してきた過去をもっと色鮮やかに、後悔しない人生を
送りたいと思ったし、勉強をしなければいけない理由が良く分りました。」

「今回の受講を聞けて、また新しい考え方ができるようになりました。
小説やテレビでは努力して生興している人を見たことがありますが、
実際に見たことはあまり無く、夢に努力し続けている人には語れるだけの
事があることがわかりました。
私ももっと努力したいと元気づけられました。」
なんて、感想も・・・

中学生でも十分に後悔や悩みはあるよね。自分の中学時代もそんな気持ちでしたw
でもこれからの人生の方がう~んと長いから、心配しなくても大丈夫^^
(しかし、私ごときで成功者だとは大きな勘違いですよーーー)

最後に。
私が一番伝えたかったことのひとつがコレ。この子には響いてたw

「勉強がとくいではなくても、なりたい職業をめざしてがんばれば、なんでもできるということ。
自分はとても勉強がきらいです。でも鈴木さんのお話をきいて自分もなりたいなと
思う職業へむけてがんばっていこうということを学習しました。」

はい。そうです^^
勉強超苦手な私でもこの程度までにはなれましたから~☆彡
・・・でも、もうちょっとだけ漢字も書けるようになったらもっと素敵だね!

中学生のみんなには無限の可能性があります。
だから、人と比べてクヨクヨしたりしなくても、人に何か言われて傷ついたり
しても大丈夫!
自分を裏切らずに前を向いて進んでいれば、例え遠回りしても人生に無駄は無し。
必ず道は拓かれるのだから♪

こんなに一生懸命に感想文レポートを書いてくれた、大淀中の1年生の
私の講話にきてくれたみんな、有難うね☆

ー 2017年12月8日

流行りにしてほしくない【サスティナブル】

こんにちは。 
ニットの伸びるチカラで
「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」
をモットーに、一般の方からのオーダーメイド~
大手アパレル・OEMメーカーでは対応できないような
極小ロットの生産サポートを含めた、日本国内・海外生産
の企画など、単なるデザインだけではないニット企画で、
あなたにとってのジャストスペックをサポートする
ニットデザイン・企画専門分野のスペシャリスト
『インプルーヴ』のニット姫です

本日お題にさせていただいたのは「サスティナブル」という言葉。

もう10年以上前から社会の課題として言われていましたが、
ここ数年アパレル・ファッション業界でも特に聞かれる
keywordとなっていて、
先日の繊維関係業界新聞の一面の見出しでも
「サスティナブルに踏み出したハイファッション」として
取り上げられていました。

そこに書かれているのは、
「ナショナルブランドがこぞってファー(動物の毛皮)を使わない
と宣言した」
とか、
「僕の服は半年経ったら捨ててくれ」と言っていたトムフォード時代の
グッチから、「毎シーズン少しずつ買い足せる」提案をする
アレッサンドロ・ミケーレの発信は隔世の感を感じるー
などといった世界の2018年春夏コレクションの傾向を背景に、
「ラグジュアリーブランドの企業姿勢も問われる時代になった」ーと
いった内容でした。

でも、業界のこの言葉への捉え方には
前からなんかチョット違和感を感じてるんです、、、私。

そもそも「サスティナブル」って、どういう意味なんでしょうね。
直訳すると「持続可能」ですよね。
ググってみると、「将来の社会や環境などを損なわないような」という
風にも訳すようです。

じゃあ、「持続可能」ってどういう事?

動物愛護の観点や、エコももちろん含まれるとは思いますが
もっと広義に捉え浸透させないとないと、
ことアパレル業界においては、単なる流行り言葉でファッションの流行の
ような扱いになってしまいそうな危険な気配を感じます。。。

わたしなりの勝手解釈は、
誰かに何某かのしわ寄せがいって誰かが困難を被ったり、
供給過多になって、必要とされないモノを大量に生みだして
捨ててしまわないといけなくなったり。。。
そういうことをなるべく少なくして、
「私たちの子孫の未来をも守りましょう(=地球の持続性)」
ってことなのかなーと、捉えています。

ーかといって、そんな大層な事はできません。
でも、先ずは身近な自分の周りの社会環境からなら、
見直せることはあるんじゃないか、と思います。

例えば・・・
当社も推進メンバーとして活動している
【「作り手の想いを着る人に届ける」プロジェクト】。
ここで今、中期の方針として掲げているのは
【10着をつくる】
(10着の生産量でだれもがHAPPYになる仕組みをつくる)
というものです。

エンドユーザーの安心・安全と、期待値を越える歓びを
届けられる【10着をつくって届ける】こと。
そして10着を作り続けられる【持続可能なモデルづくり】という、
身直かな超難関を越えられるように、越えた向うの豊かな景色を
めざしてそのプロセスを愉しみつつ活動しています。
日本の「大量生産・大量販売、いいものをより安く」への反逆活動です(笑)

そして、「学びから生まれる高齢者の生きがいをつくる」がコンセプトの
【cocoloito(ココロイト・心糸人)】活動。
こちらは、任意団体としてやってきた約3年の活動で漸く一つの形が
見え始めたところで、今月、今までずっと活動の拠点としていた白鷺団地
がある堺市にて、NPO法人ココロイトとしての認定を頂けました。
又、今年は大阪NPOセンター主催のソーシャルビジネスコンペでも
準グランプリをいただく等、少しずつ周囲からも評価いただけるように
なってきました。
これも、社会にHAPPYをもたらす【持続可能なモデルづくり】が一番の課題。

実業でも、インドのオーガニックコットンをフェアトレードの仕組みを用いて
オリジナル製品を製作・輸入している企業さんのニット・カットソー製品の
企画をお任せ頂いて、インドの人達と切磋琢磨しあったり。

あ、いえ誤解されては困るのですが、
私たちは「サスティナビリティ」ありきで意識的に活動している訳ではないし、
偉そうに謳うつもりも全然ないのですが、
誰でも日々の暮らし、自分の仕事の中で感じる「このままで誰か任せにしてて
いいのだろうか・・・」
なんて思う事ってありますよね。
そんなことを、気付いちゃったのなら気付いた人が、
解決の方向性に少しでいいから
自分の行動に繋げてみる、1歩踏み出してみる。
共感してくれそうな仲間を作ってみる、語り合ってみる。。。

決して無理せずに。持続可能な範囲で。

【サスティナブル】って、そういう身近なことからでも始まることなんじゃないかなーと。。。

自分の周りの人達みなんなで一緒に健康に笑顔で未来に夢を描けるように。

自分一人だけじゃない健全な環境を想像して暮らせば、気付かぬうちに行動につながり、
同じ感性の仲間がまわりに集う。集う仲間が増える。
それがすなわち「将来の社会や環境などを損なわないような」=サスティナビリティなんじゃないかな・・・

つまり、誰でも出来る【自分の生き方を決めること】から始まる。
ーな~んて、思ったりする今日この頃です。

ー 2017年10月29日

生産性向上の5つのキーワードとはー

こんにちは♪ 
ニットの伸びるチカラで
「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」
をモットーに、一般の方からのオーダーメイドから
大手アパレル・OEMメーカーでは対応できないような
極小ロットの生産支援を含めた、日本国内・海外生産
の企画など、単なるデザインだけではないニット企画で、
あなたにとってのジャストスペックをサポートする
ニットデザイン・企画専門分野のスペシャリスト
『インプルーヴ』のニット姫です

先日、神戸・三ノ宮国際会館で開催されていた
【ITフォーラム】
というセミナーに参加してきました。

会場には多分100人を超えるオーディエンスが集まって
いましたが、見るからに女性はほんの少数・・・
製造業の方、営業職の人など多かったみたいですが、
見た目ですが、アパレル業界の人はいなさそうな・・・

たまたまお隣になった方は、最近ドローンを活用して
お客様の御宅の屋根に上らずにTVアンテナの状態診を
始められたという、IT取入れまくりの電気屋さんでしたw

さて、セミナーの内容はとっても興味深かったですよ☆
プレゼンテーターの何とも豪華なこと!! ↓

ITフォーラム2017

(株)DATAKIT社 主催

・・・といっても、正直なーんも知らず、実は最近使い
始めたEvernoteの活用について、興味が有ったので
参加したのですが^^;

4人のプレゼンテーターそれぞれがとても興味深い話を
余さずご披露くださったのですが、
今日は特に、自社の業界でも学ばないとなーと思ったことを
ご紹介したいと思います。

それは・・・生産性向上の5つのキーワードとして
挙げられていた、以下5つの項目です。
これは、2番目にプレゼンテーションされていた
(株)船井綜合研究所・シニア経営コンサルタントの
斉藤芳宜さんのお話のテーマでした。
 ↓

■ 生産性向上の5つのキーワード ■

 ⒈ 中抜き(=ムダを省く)
※中抜きとは、中間業者を極力減らし、シンプルにするー
 という意味。
 日本の商流、特にアパレルの商習慣とは真逆ですが、
 国内の動きとしてはCtoCビジネスとか既に起こりつつ
 ありますよね。

 ⒉ 自動化(=システム化)
※人の手によって裁断したり縫製したりしないといけない
 衣類の製造業では一番厄介なところ?
 そう言う意味では、ニット製造業のホールガーメントや
 自動成型機などは自動化ともいえるかもですね。
 実際、私が行っているインドのニット工場でもすごい
 速さで自動編機を導入していて、手横機製造が減っています。

 ⒊ コラボレーション(=協業)
※若手にはこの動き顕著ですが、旧態依然の企業・古参社員
 さんでは、色んなものが邪魔してなかなか柔軟になれない??

 ⒋ 透明性(=見える化・共有)
※これもアパレルではまだまだ高いハードル。。。
 例えは価格の透明性、妥当性。高価格帯も低価格帯も・・・
 
 ⒌ ITリテラシー(=核となるIT人材の育成)
※これが課題としては一番の必須かも?!
 新しい時代に柔軟に対応・順応・イノベーションできる
 人材の育成なくして未来なし?!

これ、全部自社に当てはまる課題です(;’∀’)

これと時を同じくして、とあるサービス業の社長から
こんな貴重な話を聴きました。

「製造業はサービス業から学べ。
サービス業は製造業から学べ。」
とー

この企業さんは、製造業の会社から工場にとって基本の
「5S」を学び、サービス業に落とし込むことで、みんなが
働きやすい会社になったそうです。
それを聞いてググってみて、こんなのを見つけました。

■ 仕事の5S ■

整理:要るものと要らない者を分けて、要らない者を捨てる
 ➡ 付加価値を生まない仕事は廃棄

整頓:要るものを使いやすいように奥、明示する
 ➡ 必要な時に必要な仕事が完了する(ジャストインタイム)

清掃:常に掃除し、綺麗にする
 ➡ ムリ・ムラ・ムダの見える化と排除、問題解決力向上

清潔:3Sを維持し、気持ちの良い職場を維持
 ➡ 改善された業務を標準化・共有化(管理の提議)

躾:守るべきことが、当たり前にできているように習慣づける
 ➡ 自主・自律型の人づくり PDCAを回せる人づくり

ね、何かこれって先の5つのキーワードと被ることいっぱい
だと思いませんか^^
掃除が大の苦手な私にはとても耳が痛いですが・・・
でも、ここにもアパレル企画の自社にも響くセンテンスが
いっぱいです!

異業種の人と関わるのはこういう学びが得られるところが
いいなーと思います☆

他のプレゼンターさんからもいっぱい興味深いお話が
あったのですが、長くなるので今日はこれくらいで。
気が向いたらご紹介します~^^

ー 2017年10月16日

売れないのは本当に商品(企画)のせい?

こんにちは♪
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」をモットーに、
一般の方からのオーダーメイド~大手アパレル・OEMメーカーでは対応できない極小ロットの
生産アドバイスを含めた、日本国内・海外生産の企画など、単なるデザインだけではないニット企画で、
あなたにとってのジャストスペックをサポートするニットデザイン・企画専門分野のスペシャリスト、
『インプルーヴ』のニット姫です

お陰様で、最近 HPを見てお問合せ下さるお客様が増えてきました。
HPで出会うお客様は、本当にニットのことでお困りの方なので、私たちが得意とする分野で
お役に立てるので嬉しいのですが、
初めて当社を知る方は、大抵1型幾らで「デザインを買おう」となさいます。
具体的に言うと、修正には関与せず、気に入ったデザインを選んでいただきその中から選ばれたデザインの
仕様設計書を作成・納品するーという流れです。

口コミからのご紹介でない場合、逆の立場になれば、初めて付き合う会社でスキルも何もわからないので
当然かとも思いますし、もちろん、それはそれでも構わないのですが、そういう契約のお客様の場合で
一番残念に思うパターンは、大抵現場を優先してサンプル化できていないこと。
買ったデザインを商品化しきれていないこと・・・

まるで、その時の悩みに刺さる題名の「本」を大人買いして、買っただけで読んだ気になり、
ページをめくられる事なく並んでいるうちの本棚の新品同様の本みたい・・・?

その理由の大半は、現場に来ている薄利のオーダーを優先して新商品開発に時間を割くタイミングを損なうー
そんな感じでしょうか。
私たちの立場としてはその先に関われないので、なんとももどかしい次第です(>_

HPからのお問合せでお話をお聞きする場合、もちろんその会社自体を知る事から始まるのですが、
その時に、(その会社が抱えている課題の本質は何だろう・・?)という視点でお話を聴きます。
皆さん、ニットの商品力を強化したくてお問合せいただいているのですが、

「売れてない本質は他にあるんじゃないの?」と感じることがままあります。

それは、商品を通して何を伝えたいのか?という『絶対的な思い・姿勢』です。
これだけモノ余りの飽和時代に、単に作っても買う人の心に刺さりません。
刺さらないモノを作っても、それをお届けした会社(アパレル・小売店)さんはお客様から
評価をいただけません。
評価が低くなるから、着辺りの利益を上げるため仕入値を圧縮しようとする・・・
価格が高いから売れないんじゃないか、って販売価格も下げてみる・・・

この哀しい「負の連鎖」については再三に渡って言われ使い古されたワードですが、
それでも尚、まだまだこの状態におられる企業が少なくないのを感じます。

このような企業さんの場合、一番に手を付けなくてはならないのは「気温」と「体温」を合せる
社内環境だと感じます。
自社の本当の強みを見つけ出し、社業として曲げられないこと、本当にやるべきことを
はっきりさせ共有し、社内が一丸となって同じ方向を向いてエネルギーと技術力を一にする。
その思いを基盤にデザインや商品を生み出せて、初めて商品(企画)に魂が宿るー
ものづくりの原点とは、そういうことなんじゃないかなーと思っています。

単に儲けたい、お金を稼ぎたい、だけで作られた商品で買いたい人の心は動かないー

会社のベクトルを一つにし、お取引先様の先におられる「エンドユーザーに想いを馳せ」て、
今回は何を届けようか・・・と考えるコトがデザインするとう「行為」なんだと思うのです。

そこが会社の体質として染みついてもらえるようにお付き合いしていきたいというのが私たちの姿勢で、
そこの大切さに気付くお客様は、顧問契約に切替えられ、単なるデザインペーパーのやり取りでは
提供できない会社の価値を一緒にデザインさせていただいています。

ーだからかどうかはわかりませんが、私たちのお客様は今年も前売れもよく元気です^^

この様な会社を見ていると、(社内の)活気が(会社の)景気を変えるんじゃないかなーと感じます。
その前段には、会社のリーダーが外部環境の変化を的確に客観視できて(=気温を知る)
その変化に柔軟に対応できるよう、常に体幹を整える(体温を合せる)
ことが重要なんじゃないか、
と思います^^

うちは、そんなところから一緒にデザインをさせていただく会社です(#^^#)

ー 2017年7月29日

【働く】ってどういうこと?

こんにちは♪
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」をモットーに、
一般の方からのオーダーメイドから、大手アパレル・OEMメーカーでは
対応してもらえないような極小ロットのニット商品の生産アドバイスを含めた
日本製、海外生産のニット商品企画・デザインまでのフルスペックサポートもOK。
とにかくニットに特化したデザイン・企画という専門分野のスペシャリスト・
『インプルーヴ』 のニット姫です

突然ですが質問です。
皆さんにとって〝働く〟とは、どういうことですか?

私の場合の〝働く〟=仕事・役割とは、作り手と着る人の
相互の心の声を翻訳することだと思っているんですが、
そもそも〝働く〟を一言でいうなら・・・どう表せばいいんだろう?

一言で表せず言葉が、バシッとはまらずもやもやしていた私に、
-昨日何気なく観ていた「メンタルヘルスと経済学」をテーマにした
TV番組の中で、大槻ケンジさんが、納得の答えをくれました。

『働くことは、自分と社会・世界がつながっている証。
それが心地良ければ人は健康でいられるのでは』-at大槻ケンジさん

人は、誰しも誰かとつながっていることを実感するために働いている。
確かに、どんな仕事も実はバラバラの働きではなく、
大きな意味で共働作業をしていると言えますね。

そんな共働の気持ちは、買って下さるお客様に喜んで頂けて
初めて「心のご褒美」となり、健やかな気持ちで日々暮らしていける。

その「心のご褒美」が、なかなかフィードバックされないのが
もどかしい・・・
(本当にお客様に喜んで頂けているのかな?)実感できない不安。
逆に、お客様も不安・・・
(その商品が、自分にとってどんなステキを齎してくれるのか?)
納得できないと不安・・・

そういう不安を感じることなく、作り手から買う人まで
相手の存在を実感しあえる環境。
まるで【サラサラの血流がぐるぐる体の中を健やかにめぐる】かの様な。

そんな循環系が当り前の世の中になったら、、、
何かステキだと思いませんか(#^^#)
そしたら、メンタルヘルスで悩む人の数もうんと減って
沢山の人が自然と楽しく働けるようになるんだろうなー。

大きなことはできませんが、自分の身の回りの小さなことからでも、
そうういう気持ちで日々改善(Improve)を心掛けたいです^^

ー 2017年5月18日

お客様から「本当にいいね」といわれるには

こんにちは♪ 
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」がモットーの 
『インプルーヴ』 です。

今朝の業界新聞の一面にとても共感する記事がありました。
大見出しは「作り手が流通を作る時代」
記事は合繊の素材メーカーさんが、アパレルブランドの企画・開発を行う会社に出資して、
24カ月連続でクラウドファウンディングを活用して新機能商品を発信し、コンセプトの輪を
広げるという活動を紹介する内容です。

その中で、織物メーカーさんがこんな発言をされています。
『当社は新卒を積極的に採用して、生産現場は元気。開発した合繊には「機能と技術力」が
詰まっています。
しかし、客にとっての価値」を問われると、実は良く分っていない。
正直、作る側は要望されれば何でもできる。
しかし、実際に生産したものは、客先のあいまいな要望を形にしているのであって、
消費者の声を直接聞き取って作ったわけではない。

極論すると「要望に似たもの」に過ぎないのです。
我々は作り手も理論を取り払い、「本当にいいね」と言われる素材を開発したい。』 -と。

当社はニット主軸の商品企画・デザイン~生産工場との中継役などを一貫して請け負う
仕事をしているのですが、その現場も全く同じ状態で同じ課題を抱えています。
それで、私たちもこの現状に危機感を感じ、ちょっとユニークな活動をしています。
「作り手」に「着る人」の望みをしっかりと
吸い上げて正確に伝え、その望み以上の歓びを着る人に届ける商品づくりの仕組みを
作れないだろうかーという思いで、丁度1年ほど前に立ち上げた「作り手」の想いを「着る人」に届ける
というプロジェクトです。

現在の参加者は、
● ニット工場 1社
● 小売店 1店舗
● アパレル副資材メーカー 1社
● ニット企画・デザイン会社 1社
● 仕組みコーディネーター 1社
ーの構成です。

昨年冬に、このプロジェクトで初めてのチュニックプルオーバーを
お客様に届けました。
この時は、まずはお客様ニーズを仮説で立ててデザインしたものをサンプリングし、
サンプルを通してお客様にお声を頂きました。
そんな中で頂いたのは、「Vネックは好まれない方が多い」という結果でした。

なぜ「Vネックが好きじゃない」のか?
なぜ「丸首」の方が好きなの??
・・・原因は果たして本当に「V」の形なのだろうか??? 
ー作り手みんなで話し合う中で思ったのは、
「胸元が開くのが好きじゃない」からなのでは?
➡胸が開かないVの形だったらどうなのかー。

そして、私たちはこの写真の様に胸元を「胸元が開いていないVネック」にアレンジして
お客様の元に商品をお見せしてみました。

結果は、「ああ、これなら気にならないわ~」「衿から前中心にかけてのデザインラインも
スッキリ見えていいわね^^」というご意見と共に、お客様のお手元に届けられました。

私たちは今、2作目の商品として夏の一番暑い時に「涼しい秋物プルオーバー」を届ける企画を進めています。
今回もお客様からのお声の裏に隠れている潜在ニーズに耳を傾けながら、何度か試作を繰り返し、
やっと納得いくところまで突き詰められたので極小ロットの生産に取り掛かるところです。

ここで、新聞記事に戻ってエンドユーザーのお客様から「本当にいいね」と言っていただくこととは
どうゆう事なのか・・・について、少し考えてみたいと思います。

お客様が「本当にいいね」と言って下さるときとは、その価値が伝わった時。
期待以上の満足を感じて頂けたとき。
じゃあその「価値」「満足」って、何なのでしょうか。

公式にするとしたら、
「お客様が感じた価値」-「事前期待値」
という感じと考えます。

そして、そのお客様が事前に思っている期待値を超える価値をお届けするために大切なのは、
お客様自身も気付いていないことにどれだけ応えることができるかーに尽きるのではないか、と。

我々「作り手」の想いを「着る人」に届けるPJTも、ここを最もキモにおさえて引き続き想いを
お届けしてまいりたいと思っています。

そして、私たちは、一緒にお客様の想いに応える活動に賛同・参加いただける小売店さんや
メーカーさんを常に募集しています。

ご興味がある方はいつでもお問合せフォームからご連絡くださいませ(#^^#)
活動メンバーや日頃の様子はFBページからご覧いただけます(~o~)
「作り手」の想いを「着る人」に届けるFaceBookページ

#「作り手」の想いを「着る人」に届ける
#1本の糸から未来を改善(Improve)
#ファッションを通して様々なコンプレックスで区分けなく輝ける社会・文化をデザインする

ー 2017年5月10日

【つくおも】商品企画に参加しませんか♪

こんにちは♪
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」が
モットーの 『インプルーヴ』 です。

GW明けて、すっかり夏日の様な暑さで、街を歩く人たちの服装も一気に初夏を思わせる
軽快な印象が目立ちますね。

そんな中・・・私の手元に届いたのは、綿アンゴラの編地です。
頭の中はすでに秋です^^;
これは、当社が活動発起人に名を連ねる「作り手の想い」を「着る人に届ける」プロジェクトの
商品企画
の編地です。

「編地」とは、お洋服を作る際の「生地」に当たるもののことで、ニットの場合は、先ずその生地に
あたるものをどんな編み方で作るか、という生地づくり=編地づくりから始まります。

例えば、今秋に使用しようと思っているこの綿アンゴラの素材。
40/3という太さで売買単位は「反物」ではなく「糸」の状態です。
少し専門的な話をしますと、40/3というように分子が分母より大きい表記法は綿の番手表示で、
一般的に良く表示されている毛番手(分子より分母が大きい)に置換えると3/68=1/23となり、
我々のメンバーの工場の編機で一番相性が良い編機の種類(ゲージ)だと
1本取りで編むなら14ゲージ、
2本取りなら12ゲージとなりますが、2本取りの方が出来上がりの商品は少し重くなります。

これは1×1リブから編み始めた天竺編みの編地。

これは2目ガーター編みの編地

総針編み

ミラノリブとハーフミラノ(片袋)

スムース編み

片畦編み

この綿アンゴラで、小売店さまオリジナルの秋物商品の企画を始めます。
工場と小売店が直結して極小ロットで商品づくりをしますので、
小売店の先のエンドユーザー様のお声も丁寧にお聞きしながら作り込んでも、
今年の秋の納品に間に合います(#^^#)

昨年初めてこの素材を使用してみて、チュニックプルオーバーを「着る人」に
お届けすることができたのですが、その時にも最初は12ゲージの天竺で試作品を
作り試着してもらう中で(お客様は気付いておられませんでしたが)この度の
お客様にとってはもっと生地(編地)がしっかりした方がボディに貼りつかずに
喜んで頂けるのでは…? というところにいたり、途中で14ゲージのゴム地という組織に変更しました。

それが奏功したのかはわかりませんが、結果、好評を頂いたようです。
今年は、昨年の経験を活かし14ゲージの編機を使って少ししっかりした編地で
どんなバリエーションを出せるか、から考えてみようということになりました。
「お客様が袖を通した時に〝気持ちよくて〟〝安心感〟も感じられる生地」
=編地づくりから始めるのです。

ーということで、【生産者・ニット工場】さんに編んでもらった編地は添付写真の7種類。
写真では一見同じように見えるかもしれませんが、厚みやハリコシ感、手触り、
落ち感(ドレープ感)が其々違います。

綿アンゴラという素材の性質上、「着る人」にとっては初秋からウールの暖かさが
必須になるまでのかなり長い期間着用シーンがあると思われますし、何より
ウールのチクチク感が苦手な敏感肌の方にとっては冬でも活躍してくれる
アイテムになると思います。

こうして、編地という形で【生産者@ニット工場】からの想いのバトンを受け取り、
「着る人」がワクワクしてくれるシーンを連想しながらこの7種類の編地を経て
心地良さと安心感を届けられるよう、デザインの翼を広げてみたいと思います。

今、秋冬商品の仕入に回られている小売店の皆様!
いっそ、自店の【お客様が喜んでくれる姿が目に浮かぶ】ようなオリジナル商品を、
「仕入れる」だけではなく、「作る」という発想を加えてみませんか?

次の私たちの活動ミーティングは5/16 PM2:00~ 三ノ宮です。
少しでも興味・関心を感じられた方、ゲスト参加大歓迎です♪
直接メッセージくださいませ(^O^)/
あなたのお店のお客様に、価値ある1着をお届けする方法を真剣にお考えの方。
百聞は一見に如かずですよw
小さな行動、起してみませんか。 私たちと一緒に(^_-)-☆

#作り手の想いを着る人に届ける 
作り手の想いを着る人に届ける

ー 2017年4月23日

個人様からカシミヤセーターのオーダーを承りました①

昨年末、個人様からのフルオーダーのニットセーター製作のご依頼をたまわり
、初めて応え納品させて頂いた事例をHPの実績ページに追加致しました。

http://improve-knit.com/works/fullorder-sweater

当社にお問合せ頂いたのは昨年10月の終わりころ。
お客様はインターネット検索で当社を見つけられたと、お電話を下さいました。
(具体的なご依頼内容は実績ページに記載しております)

それから、協力してくれる工場を探したり、糸の調達ルートを設定、実現できそうな諸々
環境を整えて見積を出すのに1カ月近くかかりました。
そこから、島精機製作所さんのAPEX3というCADでループシミュレーション(まるで
編地の様な精度のCG画像を製作することができます)
で何度かお客様と柄の再現精度の確認をやりとりさせてもらい、12月頭から工場による
編立試作を開始。。。

お客様からは納期のご希望は賜っていなかったのですが、カシミヤのセーターなので
着る時期を考えると何とか年内にお届けしたいとおもい、工場とも相談して努力しましたが、
このご依頼のキモとなるインターシャ柄部分の再現が熟練の技術者をもってしてもかなり難航、、、

結局年内には間に合いませんでしたが、年明け1月中頃には社内検品を終え、お客様に
お贈りする事ができました。

その後、ご満足頂けたとのお声と共に、同じ柄で女性用のサイズで2着追加のご依頼を頂きました。
元のメンズのデザインのままだと、襟元が男性っぽいのではないかと、当社の方から
より繊細な仕様へのアレンジも可能の旨ご連絡してみたところ、そちらに変更して作ってほしい
との返事を頂き、実行させていただきました。

この間トータルで、お電話でお話したのは最初の1回のみで、後はメールのやり取りで
写真や画像添付でコミュニケーションを取ったり、図案・色見本等は郵送で実物を見て頂く
などで確認しつつ進めさせていただきました。

追加のレディス商品2着については、オーダーから約1カ月ほどでお届けさせていただく事が
できたので、この冬の間に何度かはご着用を楽しんで頂けたのではないかと推測しています^^

今回はかなり特殊なご依頼でしたが、当社も良い経験をさせていただきました。
この様なご要望がありましたら、可能性ある限りお問合せにお応えできるよう、
お客様のベストスペックを見つけ出したいと思いますので、お気軽にお問合せ
下さいませ(#^^#)

ー 2017年3月3日

敏感肌の方からのお声

こんにちは♪ 
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」が
モットーの 『インプルーヴ』 です。

今日、チョット嬉しいことがありました(´艸`*)

ニット&カットソーの商品企画の顧問契約をしていただいているクライアントさんとの
ミーティングの際に、最近のお客様からの商品評価についてお話を共有していただいた
ときのこと。
立上りの商品も店頭は総じて好評とのことで、個々の商品の完成度にはもちろんまだまだ
課題はありますが、まずは立上りの伸びは順調とのことで一先ずホッ(^。^)
でも、もっと嬉しかったことはお客様から『喜びのお声』が届いているとのことでした。

当社がこちらで関わらせて頂いているのは、「オーガニックコットン」に特化したインド
製のフェアトレード商品の企画です。

<オーガニックコットン>というだけで、素材推しでデザインがシンプルに留まって
いるものが多いような印象を抱いている人も少なくないと思いますが、私たちは
そういうイメージに捉われず、インドという生産地にも捉われず、製造してくれる工場
に直接出向き、膝を付き合わせながら彼らが持つ編機のスペックや設備背景、強味など
を吟味し、その時その時のベストスペックでデザインやパターンの提案をしています。

いっぽう、お客様にはその素材の性質から実は敏感肌の方もおられるそうで、
そういったお肌に課題を持つ方は、知らぬ間にオシャレを諦めている方も少なく
ないようです。
そう感じたのは、今日の『お客様から「(こちらのお店の服で)又、おしやれができる
ようになったのが嬉しい!」とお客様から喜びのお声をいただいています!嬉しいです』
と、販売スタッフさんから喜びの声が寄せられているーとお聞きしたからです。

お客様が
「又、お洒落を楽しめるようになった」
「ワードローブに、安心して着られるオシャレな服が増えてうれしい」
と喜んでくださる♪
  ↓ ↑
販売担当のメンバーさんの
「喜び・働きがい」
に繋がる♪

 
この連鎖こそ、一番の私たちの
<歓び・やりがい> であり、常に目指しているところですので、
本当にうれしいお声です☆

ーそんなインプルーヴは、明日開催される
デザイン・クリエイティブセンター神戸「KIITO」のイベント、
「オープンKIITO 」に参加します♪

明日は一日、会社のドアを解放し、一般の方に会社内見学をしていただいたり
無料のワークショップで珍しいニット糸でポンポンの髪結びゴムを作ってもらったり、
ニット糸の量り売りなど、お祭り騒ぎで楽しみます♪

お近くの方、ニット好きの方、このKIITOに入居している会社を覗いてみたい方
ぜひぜひ遊びにきてくださ~い\(~o~)/

そして、これをお読みの敏感肌の方へ
ご興味があれば、こちらをチェックしてみてください(#^^#)
シサム工房
シサム工房blog&column

ー 2017年2月23日

「作り手の想い」を「着る人に届ける」ブログ

 

こんにちは♪ 
ニットの伸びるチカラで「1本の糸から未来をインプルーヴ(改善)!」がスローガンの 『インプルーヴ』 です。

お年始早々の繊研新聞で取り上げていただいた「作り手の想い」を「着る人に届ける」という活動の
ブログ発信が先週から始まりました~\(~o~)/
「作り手の想い」を「着る人に届ける」BLOG

・・・当社が事業領域として日頃仕事をしているアパレル業界。
職種の違う方はさほどお感じではないかもしれませんが、実は毎日の様に不景気なニュースが
飛び交っています。。
一昔は花形の様に思われていた、アパレル業界。
約20年前に私がデザイナーとして就職した会社も、当時は大学生の就職したい企業ランキング
ベスト5にいつも入っていました。 ・・・が、今は・・・

なんででしょうね?

未来はみんなシルバーのボディスーツを着ているかもしれませんが(笑)、少なくともまだ現代で
洋服を着ないで出掛ける人も一日を過ごす人もいません。
そして、おしやれ好きな人がいなくなったわけでもありません。

ただ、その服を「着る人」が求めていることに応えられていないのではないか?
そしてその服を「作っている人」の方も、「着る人の想い」をちゃんと読み取れていないんじゃないか?
そして、そして。そもそもその服を「作っている人」って、いったい誰のこと?

 → シンプルに考えてみよう。
服を「着る人」の 望み を 「作り手」が叶える
「 あら、何でわかったのー?! そうそう、そういうところに気が利くオシャレなものが
欲しかったのかも~☆彡 ありがとう♪ 」
そんな風に喜んでもらえたとしたら。 「作り手」にとって最高のごほうびだな♪と。

いつしか、そんなことを話し合う仲間があつまりました。まだまだ少人数ですけどね^^;

それで、私たちはその「着る人」=エンドユーザーの声を日頃聞いて感じている『お店』までが
「作り手」となって服をつくりたい、と思う様になり、手弁当での活動が始まりました。
それが、約1年前のこのプロジェクトの発足です。
そして「作り手」チームとして一丸で商品企画を始めました。
それが、お年始に新聞に取り上げて頂いた発足メンバーです。

まだまだ力不足なので、ひとつのシーズンでたった1着の商品しか企画できませんが、
それをみんなで膝突合せとことん考え作り込みます。
それぞれが持つ専門スキルをベースに「着る人」の気持ちに想いを馳せー

そして、5人じゃまだまだ非力^^;
この活動を応援してくれる仲間、一緒に「着る人」の想いに心を傾け、一緒に作ってくれる
お店に参加してもらい、色んなお声を聴きたい。
そんな私たちの情報を発信する方法として、昨年11月にFaceBookから始めました。

FaceBookのトップのメッセージにはこんな風に記しました↓
「作り手」の想いを「着る人」に届ける

- プロジェクトの目的は【アパレルの三方よし】-
お店にならんでいるニットには、様々な想いが込められています。
  ・この素材を選んだ理由
  ・この編み方を選んだ理由
  ・このデザインに決めた理由
そして-
  ・この価格にした理由
そんな、作り手達の想いを着る人に届けたいと考えています。
作り手も売り手も。もちろんお客様も。
みんなが納得できる関係をつくるのが私たちの目的です。
わたしたちは、同じようにニットを着る人に想いを届けたい「作り手」、「売り手」を募集しています。
共感してくれる人たちがここに集まってくれて、一緒につくり、一緒に伝えてくれたら最高です。

そして、先週、チームメンバーのIT担当(笑)さんが「作り手の想い」を「着る人に届ける」BLOG
という2つ目の情報発信の場を作ってくれました♪
すごい!ありがとうございます~(´艸`*)
これでFBをされていない『まだ見ぬ未来の仲間』にも気付いてもらえるかも?!

もしよろしければ、みなさまもちょこっと読んでみていただいて、ちょこっと何か感じてもらえると嬉しいです。
そして、「あ、わたしorぼくも共感するなー」って方があれば是非メッセくださいませ~(^_^)/

「作り手の想い」を「着る人に届ける」BLOG

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