『ザ・トゥルーコスト~ファストファッション 真の代償~』鑑賞会
突然ですが、このたび神戸在住の有志4名で、この映画の自主上映委員会を立ち上げました。
映画の題名は
映画『ザ・トゥルーコスト~ファストファッション 真の代償~』
という映画で、海外では一般公開されているみたいですが、日本では自主上映のみでの公開です。
初の上映は5/26(木)の夜7:00~で、約90分の映画です。
(映画の内容説明は、長くなるので本文の最後に少し書いておきますので、この映画をご存知ない方は
恐れ入りますが、最後の方まで降りてご一読頂ければ幸いです。)
本来、映画上映どころかこの様な規模の人数を募集してのイベントを運営する側に回るなど
人生で全く初めての経験なのですが、ひょんなきっかけでこの映画の存在を知り、
FaceBookで紹介投稿したところ「これ、東京は元より既に大阪でも上映されているのに、
ここファッション都市宣言の街.神戸で上映されてないのはあかやろ~」との想いを感ずる
有志が集うことになり、始まった活動です。
この映画を作った方々の真意はともかくとして、少なくとも私達はファストファッションをバッシング
する集団でもなければ、高価格品推進論者でもありません。
その様な、どちらか一方という考え方は逆にバランスが悪いとさえ思います。
そして、誰でも自分が良いと思うものを少しでも安く手に入れたいと思うのは当然の心理。
何も悪い事ではないと思います。
ただ… どんなことにも「匙加減」というものがあるとも思っています。
それを考えず追い求めすぎると、どこかで誰かに無理が行ってしまう…という事も又事実だったり
します。
それを知らないから、私達は無邪気に安易に低価格を欲し続けてしまうのではないでしょうか。
買う側も。供給する側も。まるで「餓鬼」のように…
少し冷静に考えてみたら、「made in 〇〇△△」と表記されている日本以外の国で作られたものが、
例え大量生産とはいえ海を渡って日本まで届けられて売られている、勿論その生産国から幾つか(幾つも?)
の流通業者を通過して… 原料代だってあるはずなのに。加工し縫製している人は幾らで?
これは最早日本以外の国の話ではなく、日本国内でも起き得ている事かと思います。
特に衣料品は、工業部品などの様に機械が型抜などして無尽蔵に作れるものではなく、今でも
必ず人間がその足でミシンを踏んで縫っています。
こんな時代ですから、敢えてその人たちの工賃=お給料について、想いを巡らせてみる機会があっても
良いのではないでしょうか。
自分達が毎日身に付けているものが「どこで、誰が、どの様に」作っているのだろうか、と。。。
そんなことについて、かつて『ファッションの街』と言われた神戸でちょっと考えてみませんか?
何となく観たくない一部の事実から目を反らさずー
観た方が、どう思うかも、どうも思わないかもこれまた全く自由です。
ただ私達は「目を反らさないで学ぶ機会をつくろう」と思ったのです。
この事に限らず、私は日ごろから無知は恥ずかしい事だと自分への戒めに思っています。
「学ぶ」行為は自分の自由意思でどこまでも可能です。だから学びたい。
「学ばない」行為も又自由意志ですが、その選択は自らを貶める行為にしか繋がらない様な気が
するからです。
だから、どのようなことも、先ずは「学んでみる」ことから始めてみて「選択する」行為へと
連動させていきたいと考えています。
ちょと話が逸れましたが、この映画鑑賞会に関心がある方は、ぜひ5/26 PM6:30受付~
神戸勤労会館・2F・多目的ホールへお越しください。
当日参加も可能ですが、お席は先着100名様となりますので、それを越えますと折角お越し頂いても
ご覧頂けない可能性も出てきますので、出来れば事前にご予約頂けますよう宜しくお願い致します。
※現時点で既に参加予約者約60名頂いており、大反響を頂いています。
『ザ・トゥルーコスト~ファストファッション 真の代償~』映画鑑賞会への
詳細、ご予約は、リンク先のFBイベントページに申込フォームご案内等がありますので
こちらからお申込みいただければ幸いです。
当方に個人的にお問合せ頂いても結構ですので、何かありましたらお気軽にお問合せください。
1人でも多くの方と一緒に学び合える、貴重な機会になりますように~。
-・-・- 以下、転載『ザ・トゥルーコスト~ファストファッション 真の代償~』-・-・-・
http://unitedpeople.jp/truecost/
華やかなファッション業界の裏側 知られざる真実とは?
2013年4月に、バングラデシュ・ダッカのラナ・プラザという
縫製工場が倒壊(ダッカ近郊ビル崩落事故)し、1,100人以上の
死者、負傷者2,500人以上の大惨事となった。
この事故をきっかけに、アンドリュー・モーガン監督が
ファッション業界の裏側に迫った映画が完成させました。
私たちは服を買いすぎで
生産者への支払いが少なすぎる…
これは衣服に関する物語で、私たちが着る服や衣服をつくる人々、そしてアパレル産業が
世界に与える影響の物語だ。これは貪欲さと恐怖、そして権力と貧困の物語でもある。
全世界へと広がっている複雑な問題だが、私たちが普段身に着けている服についての
シンプルな物語でもある。
この数十年、服の価格が低下する一方で、人や環境が支払う代償は劇的に上昇してきた。
本作は、服を巡る知られざるストーリーに光を当て、「服に対して本当のコストを支払って
いるのは誰か?」という問題を提起する、ファッション業界の闇に焦点を当てたこれまでに
なかったドキュメンタリー映画だ。
この映画は、きらびやかなランウェイから鬱々としたスラムまで、世界中で撮影されたもので、
ステラ・マッカートニー、リヴィア・ファースなどファッション界でもっとも影響のある人々や、
環境活動家として世界的に著名なヴァンダナ・シヴァへのインタビューが含まれている。
またフェアトレードブランド「ピープル・ツリー」代表サフィア・ミニーの活動にも光を当てている。
私たちは行き過ぎた物質主義の引き起こした問題に対して、まず身近な衣服から変革を起こせるの
かもしれない。
「しらさぎ編物サロン」イベントやります!
こんにちは。『株式会社インプルーヴ』 です。
本日は、当社が関わっているプロボノ活動でのイベント告知させてください☆彡
その名も「しらさぎ編みものサロン」です。
FBでもいイベントページ「しらさぎ編みものサロン」で詳しく案内させて頂いていますが、
大阪・堺市にある白鷺団地にお住まいの方達で月一開催している編物サークルの活動1周年を
記念しての発表会&ワークショップイベントです。
この活動設立時に縁あってお声掛け頂き、教室の準備段階から運営のお手伝いさせていただいているだけに、
今回のイベントはなるべくたくさんの方に来て、見て貰いたいな~ と思っています♬
…何を見てもらいたいか?!というと、何を隠そう「おかあさん達のイキイキとした笑顔♬」です(´▽`*)/
この白鷺団地の皆さんとの日ごろの活動の様子に最近ポツポツと色んなメディアから問合せあったりするみたい
なんですが、そんな中、先日「月間介護保険」という雑誌に取り上げて頂き、なんと巻頭4ページに渡って
取扱ってくださったとのことで~☆彡 スゴイ♬
以下、その本の表紙と記事を紹介させて頂きますね。
一緒に写っている若者たちは、私達社会人チームとと一緒に活動してくれている大阪府大生と大阪芸大生のみんなです♪
この、最後のページに書かれている「し・ら・さ・ぎ」の文字を鈎針で編んだ9㎝角のモチーフを皆で編んで
繋げてひとつの大きなタペストリーを創ろう!というのが今回のイベントの目玉ワークショップです♪
当日会場に来てワークショップに参加してくださった方が編んでくれたモチーフもどんどん繋げてどれくらい大きな
タペストリーになるか?!の挑戦ですw
一文字でこれ位の大きさ!
今月は皆で作ったモチーフを繋ぎ合わせました♪ みんなでワイワイ言いながら~(#^^#)
FBでのイベントページ「しらさぎ編みものサロン」4/3(日)はこちら↓
https://www.facebook.com/events/1705038463098694/
みなさま、是非お時間作って遊びに来てくださ~い♪
当日のワークショップ参加の事前予約もまだまだ絶賛募集中です!
ご希望の方あればこのブログに投稿でも、私に直メッセージでもFBページへの参加表明でも
何でもOKなので奮ってご参加くださいね~\(~o~)/
インド出張での8日間の食生活~一気公開!
こんにちは。
「ニットの伸びるチカラで 1本の糸から未来をインプルーヴ!」を目指す
『株式会社インプルーヴ』です。
さて、インド出張ネタ第2話は……「食生活」(^^)/
インド出張中、どんなご飯を食べたのか、ホントに右手だけで手掴みで食べるのか…
色々皆さんから聞かれますので、ここで私の8日間の旅程での食事記録を公開したいと思いますw
…結論からいいますと、成田空港を飛び立ってから成田空港に戻ってくるまでの8日間×3食全て、カレースパイス味の食べ物でしたw
でも、お腹一つ壊すことも胃を痛める事もなく、健康に8日間働き帰ってきましたw
郷に入れば郷に従えーで、現地のモノが基本的には一番美味しいですもんね^^(ゲテモノ除外)
2016/1/31
成田発→インド・デリー着
◆ エア・インディア 機内食 / ノンベジしか選択肢なし。チキンカリーだったかと…。
デリー空港のイミグレ。 壁のデザインが迫力満点w 人数の多さも迫力満点ww
◆ 夕食 / ホテル到着。
その名もHotel OrangePie。はい。オレンジパイという名前ですw
この警備員さんが手元に持っているリモコンを押すと、自動ドアの様にドアが開きます。
ホテル前の道です。
右も左も何にもありません。。。 道端にポツリと建つホテル。
まばらな人影と数匹の野良犬がお出迎え、、、
唯一の商店がこちら。 …と言っても、露店に毛が生えた程度。
怖くて入れません、流石にこのお店では絶対に食べれません、、、
ヤバイ予感がハンパないです、、、
日本を出て約16時間後の初日夜、はチェックインの時に出くわした、
ホテル内ロビー横のバイキングディナーを頂きました。。。
基本的に夜のレストランは無いと聞いていたのですが~ 日曜日だから??
因みにこちらでは白ご飯も結構出ますが、全てインディカ米です。
部屋のポットがひどくて… 次回は食器洗剤とスポンジ持参します(◞‸◟)
そして、部屋のオートロックキーが壊れてて…
夜勤担当の人用の全室空くマスターキーを使っておけ、と…
え~、え~、、良いんですか?! そりゃ私は悪いコトしませんけど…
◆ 昼食 / 工場でのランチ ケータリング・インド料理
◆ 夕食 / ホテルでのルームサービス(レストランなし)
チキンティッカとベジタブル系のカレーと何かチキンのメイン料理…
名前分りませんが辛かったです^^;
2016/02/02
◆ 朝食 / ホテルのバイキング … が、写真見当たらず(´ρ`)
2016/02/03
◆ 夕食 / ホテルでのルームサービス
◆ 夕食 / 工場長さんの心遣いでご家族と一緒にノイダ市街地にある古典的北インド料理のレストランにて
・レストランのエントランス
・タンドリーチキン
・工場長のサンジェさんご一家との記念ショット☆
お嬢さんは日本の漫画が切欠で日本語をレッスン中♪ コナンのファンだとか!
2016/2/6 - ノイダ最終日
◆ ホテルの朝食 バイキング
・ 今回の8日間の出張ずっとお世話になったクライアント会社さんのMD「豊〇さん」と。
最後の朝食バイキング。 なんだかんだと言っても、ここの朝ごはんは最高です♪
◆ 昼食 / 工場でのランチ ケータリング・カレー味な中華料理
◆ 夕食 / 飛行機の機内食の写真見当たらず… でもやっぱりカレーでしたw
ノンベジでラム肉食べました。
2016/2/7
朝食&昼食兼用で羽田空港で回転寿司を頂きました~☆
茶碗蒸しとお味噌汁がめちゃくちゃ美味しかったです♪
ちゃんちゃん。
インド ニット&カットソー工場出張記録2016
こんにちはー。 『インプルーヴ』 です。
先ずは、ホテルの窓から見た今朝のノイダから。。。
多分発電所です。 ここは電力がとても不安定で工場も1日に何度も停電します。。。
さて。インドーノイダ出張1日目ー
初日はカットソーの16AW企画ラインナップの本生産前最終チェックと、
17SSのファーストサンプル依頼にむけたパターンの説明に終始しました。
パターン説明の方は、1型ずつパターンパーツを確認。縫代巾と現地ミシンのガイド巾の
確認や、どことどこが縫い合わさるのか、など…その組み合わせの注意点と併せて丁寧に
説明しつつ相手が理解してくれているかどうか確認していきます。
…写真で臨場感が伝わるかどうかわかりませんが、細部に渡り良い意味での喧々諤々!
素人の日本人が聞いたら、ただただ大声で喧嘩してるかのように見えるかもしれませんが、
それこそプロだから改善・解決に向けてポジティブな意見交換しあう貴重な現場なのです☆
同時に、パターンの書き方、縫い代の倒し方向などの図式や表示方法、実際に縫う現場の
ミシン配置やサンプル室と本生産現場ラインの流しかたの違い…などなど、日本では常識と
思っている事でも乖離があったりして。。。
当に、「百聞は一見にしかず~」!
そういう見えない誤解・齟齬によってうまれる価値観・常識の違いを互いに認識し、相互理解
を深めあい商品力向上に向けて反映させることが、出張に来る大きなメリットのひとつです。
ですから、当社が顧問契約させていただくクライアント様には可能な限り現場・メーカーさんと
の直接的なコミュニケーションを大切にしていただくことを推奨しています。
そして、サンプル修正ではなくサンプル依頼の時にメーカーさんと話し込む時間を取る事も
推奨しています。
通常、出来上ったサンプルを元に修正依頼を説明する為の出張スケジュールを組む
企業さんが多いのですが、これはMD商談が主軸だからなんですよね。
つまり、コスト交渉(どこを削れば易くなるか?)や納期設定を主たる商談内容に
据えている出張だからで、モノづくりに軸を置いた出張ではないのです。
既にコミュニケーションが十分取れていて、修正も殆ど出ない様な工場さんならこのやり方は
有効ですが、まだそこまで行ってなくて「先ずは自社の商品力を上げたいんだ…」なんて
場合には絶対に依頼の時にコミュニケーションをしっかりとる事がその後を左右することになります。
後で手直しする「絆創膏貼付式商品開発」→「本質理解式商品開発」へ意識・意志の統一です。
その方が、絶対的に現場のモチベーションも上がりますし☆
関わる皆で商品力向上について真剣に議論しあう現場のこの臨場感、最高に面白いです♪
「失敗しないニットデザイナー選び」
こんにちはー。 『インプルーヴ』 です。
ここ最近富に思うのですが、ニット製品のデザインや企画に関して、
あまりにも知識が少ないのに、ニット製品の企画や生産をされる
企業(特に小売り系)さんが多いように思います。。。
…が、これはとっても危険なことです。
ヘタをしたら不良品で会社どえらい損失を被る事になりかねません…
当社はニットデザイン・企画会社として16年目に突入しましたが、
ただデザイン画を描いたり、工場への平絵、寸法指図をするだけのデザイン会社とは
違います。
かといって、一般的なOEM・ODM会社とも違います。
ひと言でいうと、「ニット製品の企画コンサルタント」というのが一番正確な感じ。
ーそんな仕事をする中で、この時代においてもなお、ニット製品のデザイニングや
製作については情報不足を感じるので思い立ち…
こんなYouTubeチャンネルを開設してみました。
「失敗しないニットデザイナー選び」
そして、第一号の投稿は、先週行ってきた北インドのニット工場で記録撮影
させてもらったリンキングによる衿付け縫製の様子です。
https://www.youtube.com/channel/UCDSZ3FlZNDG2fgyC7x1dirw
日本や中国のリンキング工程紹介の動画も少ないですが、インドのそれは
もっとないと思うので、ここにアップしてみたいと思います。
日本・中国で多用されるそれとの違いもテキストにて簡単に説明してみましたので
ご興味がある方ご覧くださいませ^^
最近の痛ましい事故と「ハインリッヒの法則」
こんばんはー。 『インプルーヴ』 です
突然時事ネタみたいになりますが…気になるんです。
最近一番の残念はニュースのスキーバス転落事故・・・
そして呆れてしまうのはココイチの廃棄冷凍チキンカツ流通販売事件・・・
これらは絶対に突然起きた事故ではないはずだと、皆さんも思われていると思います。
絶対にそれまでに何かに気付いていた人、(おかしい…)と感じていた人、
それまでの日常業務の中で「ひやっ」としたことが起きていたはず、
「はっ!」としたことが繰り返しあったはず…
私が身を置くアパレル業界も決して他人事ではないと思います。
似た様な構造はあちこちに溢れています。。
この「ヒヤリ・ハット」な一瞬を300以上感じる様な状態が
日常で見過ごされていると、
その次は29件の「軽微な災害・事故」が発生し、
これをも本質を解決せずに放置、一時対処でしのいでいる所には
必ず1件の重大な事故・災害が発生する
という、統計の法則があります。
「ハインリッヒの法則」といいます。
この様な事件・事故の話を聞くたびにいつも私はこの法則を思い出します。
そして、自分の身の回りに見逃している、又は見落としている「ヒヤリ・ハット」がないか
考えます。
皆さんも、皆さんの周りをこんな目線で少し見回してみませんか?
何もない日常というのは、こういう日々の手抜きのない注意・目線の積み重ねなのだと、
改めて自らも戒めたいと思います。
↓昔、ハインリッヒの法則について書いたブログです。
良かったらご覧ください。
ハインリッヒの法則について
フェアトレードのオーガニックコットンニット
こんにちは。 『インプルーヴ』 です
昨日はクライアント様の「シサム工房」様の展示会にて当社が企画・プロデュースを担当させて頂いているオーガニックコットンの商品説明を頼まれ、京都は木屋町に行ってきました。
この度展示会場にされていたのは「元・立誠小学校」の校舎の一画。2階の教室3室分。。。
昭和の世代には何とも懐かしさ感じるロケーションでの、これまた「フェアトレード」 「オーガニック」などのキーワードで仕入れたりオリジナル商品開発したりして集められたこの春からの新作展示会&来秋冬の商品予約販売会。
兎に角、雰囲気と商品のイメージがとってもマッチしてて絵になっていたので一先ず写真だけでも先にアップ☆彡
其々の写真にコメント付けていきたいのですが、そしたら今日中にUPできないので、
一先ず写真だけアルバムの様にアップします^^;
展示会は明日まで!
アパれる業界の仕入・バイヤー様だけではなく、今回は一般の方にも入場いただけるそうなので、フェアトレードに興味のある方・シサム工房様のファンの方・手作りの暖かさ、クラフトワークに興味のある方・アンティークな質感の家具やインテリア小物などに興味のある方。。。などございましたら、是非お立ち寄りください^^
運が良ければ美味しいオーガニックなフェアトレード珈琲を頂けるかもですよ~♪
場所:元・立誠小学校 2階 中教室/西教室
京都市中京区蛸薬師通河原町東入備前島町310-2
最寄り駅:阪急瓦町駅1番出口 徒歩3分
地下鉄祇園市場駅4番出口 徒歩5分
バス/四条河原町 各停留所より 5分
2016年もよろしくお願いいたします。
みなさま。
新年あけましておめでとうございます。
今年のお正月は異常なポカポカ陽気で、今一つお正月気分に乗り切れなかった感がありますが、
皆様はごゆっくりされましたでしょうか。
株式会社インプルーヴも1/5より通常営業開始させていただきます。
本年も「1本の糸から未来をImproveする」業界の一助になれるよう
一同邁進してまいりますので、引き続きご指導・ご鞭撻のほど 宜しくお願い致します。
- 代表取締役 鈴木 弘美 -
今年もお世話になりました!
ご挨拶
皆様、今年一年もImproveを応援下さり、誠に有難うございました。
当社は本日12/26を仕事納めとさせて頂き、
新年は1/5(火)より営業とさせて頂きます。
尚、当社は本日を以て無事に15年目の節目を終える事ができました。
これも一重に日ごろの皆様からの支えの一語に尽きます。
心より心より感謝しております。
16年目に突入する2016年からも、インプルーヴ一同日々のご縁を大切に、
自社のスキルが皆様の発展のお役に立つよう研鑽・精進して参りますので
引き続きご指導・ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。
本日より神戸も急に寒くなって参りましたが
皆様も体調など崩されませんよう、
どうぞ健やかな新年をお迎えください。
-心からの感謝を込めて-
株式会社 インプルーヴ
代表取締役 鈴木弘美
小さな可愛いインターン学生さん♪
神戸市では「KU トライやる」という名前の中学生のインターンシップ=職場体験活動というのがあり、
『インプルーヴ』にも今年は2名の女子中学生が来ています。
全部で4日程のおしごと体験。。。
前半の2日が終わったところなのですが、うちでは朝のお掃除の後、ニットのカラーチップの
午前中は、カラーチップの色分け整理。実際の糸見本に触れてもらいながらの作業実習を組んでみました。
一日目は流石に緊張している様子でしたが、二日目は二人で相談したり話をしながら
少しリラックスして作業できていたかな^^
仕事の仕上がりも丁寧で美しい♪ 満点の合格点です☆
この色分けされたカラーチップはこの様に社内でストックし、オリジナルカラーの
染依頼を糸屋さんにお願いする時などのビーカー見本色として使ったりします。
染工場さんに色の染依頼をする時には、なるべく混率が似ている素材を色見本に使わないと
染上がりがイメージ通りに上がる確率が低くなります。
パントーンなどのカラーチップを使っているのはノンノンです。
それは、発注している側の方が糸に乗っかった時の色をイメージしきれていないから。
紙の色通りに染めるのは難しく、例え染まっててもジャッジするデザイナー側が糸に乗ったら
反射などで変わる色の変化を織り込んで依頼してないと、イメージと違う… なんてことに。
…今どきはオリジナルで色染めるアパレルも極小かもしれませんので、その作業自体知らない
デザイナーさんも少なくないかもしれませんが…(~_~;) あ、話が逸れました、、、
そして、午後からはなんちゃってスタイリストに挑戦。
1日目に当社のブランド 【 ポアントコウベ 】のショウルームから
自分達が気に入った商品をピックアップして実際にスタイリングを組んでもらい、
二日目にはwordを使って、そのスタイリングをPRするブログ原稿作成をしてもらいました。
先ずはピックアップした商品をテーブルの上に並べ、其々が選んだ理由や組み合わせの
ポイントを教えてもらいます。
次に、実際にテーブルにキレイにスタイリングして並べ、その発表してくれたPRポイントを
翌日記事にすることを踏まえながら其々に写真撮影をしてもらいます。
二人共しっかりと考えて商品の組合せを考えていて、真剣そのもの!
(お預かりしている中学生さんなので、顔出しは控えます故、その真剣なまなざしを
お見せできないのが残念ですが^^;)
2日目は、其々が撮った写真をPC落してあげて、それを使ってのブログ原稿作り~
約1.5時間、一言も言葉を発せずPCに向かって黙々と文章と画像を加工・構成していて
その集中力は素晴らしかったですよ~\(~o~)/
…そして、しっかりと予定時間内に二人とも記事作成していました。
今の中学生ってすごいですね~! (◎_◎;)私がWord教えてもらいたいくらいのクオリティです☆彡
あ、その記事は近々 【 ポアントコウベ 】のブログにアップされますのでお楽しみに♪♪
ーそんなこんなな先週末。
週明けのインプルーヴも、にぎやかに子供たちの笑い声と共に始まるのが楽しみです♪
そして、今回の実習で感じて欲しい大事なことのひとつ、「与えられた仕事を与えられた時間内に
やりきる」ことを、ちょっとでも体感して学んでくれていたら嬉しいです♪
「ニット小物作成ワークショップ」開催のお知らせ♪
突然ですが☆ 本日は告知させて下さい!
このたび、(株)インプルーヴ社内にて初めて一般の方向けの
ワークショップをさせてもらう事になりました~。
当社にはたくさんのニットの編地が集まります。シーズンが終わると
それらは処分せざるをえないのですが、どれもステキな糸の見本編地
なのでどうにも捨てる気にならず…^^;
そんな、貯めに貯めこんだ編地達を思い切って放出し、簡単に作れて、
たくさんの人の毎日の中で身近に感じて取入れてもらえる「ニット小物
製作」をご提供できればな~。。。と思って…のイベントです~(#^^#)
第一弾は、『世界中で一点物の自分だけ♪バネポーチ&ガマ口ポーチ』を
キットでご用意しようと思っています。
編地は、ご用意する数十枚の編地の中から好きなのをお選び頂こうと
思っています☆ 色も柄も全て一つしかないものばかりなので一緒に
作られた人同士でも誰も被りませんw
普段は主に専業の企業様と接して仕事をしていて一般の方へのワークショップを
するのは初めてなので教え方も拙いかとは思いますが、その分、糸の話や
ファッションのお話、ニット商品を買う時の目利きのポイントなど、ニット専門の
企画会社ならではの話など交えつつの楽しいワークショップができたらいいな~
と思っております♪
お時間あれば是非ポチッと↓
【be カレッジ】イタリア製のニットで作るオリジナルポーチ作成
「参加」。お待ちしております~(*^-^*)/
ニットリンキングがお仕事の就労支援事業所が神戸に登場!
こんばんはー。 『インプルーヴ』 です
今日届いた手紙類の中に、一際嬉しい報告があったのでご報告~(#^^#)
リンキング工程の仕事を主に考える就労継続支援B型事業所が、
なんと神戸市内にできま~す!! パチパチパチ~\(~o~)/
…遡る事、丁度1年前の10月、共通の方の紹介で当社を訪ねてこられたMさん。
「ファッション好きな障がい者達が楽しく働ける仕事をつくりたいんです!」と
強い、熱い、深い想いをお聞きしました。
初めてお会いした彼自身車いす利用者さんで、とても情熱的でファンキーな印象の
方でした^^
それから色々話込みをしていく中で、先ずは縫製の作業所を入り口に立ち上げたいと
なったときに、ミシンは下手をすると指を縫ってしまったりもする危険性も
ある(私自身、学生時代動力ミシンで指を縫った経験が何度かあり…^^;)ので
初心者さんだけで始めるには心配だな… と。。
逆にニット縫製の《リンキング》ならその様な心配はいらないし、車いすの
利用者さんでも問題なく出来る作業だし、知的障がいの方でも訓練次第では
可能かも? 管理・運営もし易いのでは?? ーと思い、お勧めしてみました。
又、リンキングを刺した後の「捨て糸」をほどく作業なども地味な仕事だけど
人の手じゃないと出来ない大事な作業で、これらの仕事をしてくれる日本人が
激減している為に、ニットアパレル製品は大幅に中国などへ海外依存せざるをえない、
若しくは国内工場でも海外研修生を登用してその部分をお願いしている実情が有り。
その人手不足に困っているという現場の話も良くお聞きするのです。。。
もしも、そのパートを担ってくれる場がこの様な形でできて彼等が支えてくれるなら、
仕事のニーズはきっとあると思われお互いHAPPYになれるのでは…?! と、
勝手にイメージを膨らませ。。。
そしたら彼等も「その《リンキング》とやらに興味あります~」との事でしたので、
日頃お世話になっているニット工場さんに経緯をお話してみたら、
二つ返事で彼等への技術指導を買って出てくださると快いお言葉を頂き~♪
早速、先ずは縫製技術を持つ車いす利用者のWさんが技術指導を受ける為に
その工場さんに通い技術研修が始まり。。
正直、慣れるまでにもう少し時間が掛かるのでは…と思っていたのですが、
予想に反して技術の習得も飲み込みもとても早く、早々にリンキング機を借りて
オフィスに持ち帰りの単独作業を任されるようになられ……( ゚Д゚)☆
↓
そんなこんなで、最初のMさんと私との妄想の様なビジョンが俄かに現実めいてきて。。
ーと同時に、Mさんの方は事業所開所へハード面の数々の関門・ハードルを
恐るべき行動力で次々と乗り越えられ☆彡
(ここは、私達は全くサポートできないので後方から旗振ってひたすら声援のみw)
そして。。。
先日オフィスに伺ったら「漸く決まりました!ここが事業所になります☆彡
開所日を11月1日にしようと思っています。もうすぐパンフレットができあがります!」
とのこと~☆
。。。それが!今日!届きました~\(~o~)/
すごい、すごいです!!!
と同時に、途中大きな手術なども経験された中でよくここまで漕ぎ着けられた…と思うと
心から尊敬しかないです。
勿論、まだやっとスタートの段階で、これから沢山乗り越えないといけない
山、学ばないといけないことがある事と思います。
でも、Mさんなら、Wさんなら、きっと、しれっと乗り越えてくれることでしょうw
周りも応援してくれるはずですし♪
そんなファンキーなこのBridge+という事業所で仕事をしてみたいと思わたれた方、
「リンキングって何?興味ある~」と思われたアナタ☆
そして、「車いすだから… コンプレックスがあるから… 」と、
社会と関わる事を心のどこかで諦めちゃってるアナタ。。。
この場所が、隔たりない社会・みんなの懸け橋(ブリッジ)となるように、
私達も引き続き微力ながら応援したいと思います♪
デザインだけじゃ終わらない~!
こんばんはー。 『インプルーヴ』 です
今日、一日向かいのテーブルで唸っていたスタッフのO。。
「何か、おかしいんですよね~。。何でこんな風に衿ぐりのカーブが
ゆがむんだろうか… 」
経験値が少ない企画担当者さんとかだとなかなかその根本的な原因解明は
難しかったりするかもしれないのですが、こと横編みニットに関しては
ただ単純に「縫製が悪いので注意して下さい」だけとは限らなくて。。。
かといって又、成型編みだから必ず左右対称だろう~などというのも、
実は思い込みだったりするということに頭をガツンとやられる事もあります^^;
この写真の例は丸首のベーシックカーディ。
トルソーチェックでも、平置きチェックでも、着用チェックでも…
ナニカガオカシイ。。。
二人揃って首を傾げ…
一見は普通にキチンと出来ている感じなのですが…。
スタッフOがとうとう原因分析作業に入りました^^;
私達は、少しでも気になったらその「何故?」が解明されるまで、丁寧に分解・
究明します。
そして、一歩一歩の改善を目指して工場さんと話し合い取り組みます。
それがインプルーヴ・クオリティであり、ただ単にデザインを提供するだけでなく、
クライアント様の『顧客様からの信頼』を護るのが私達の本来の使命だと
思っているからです。
今回の場合も、左右の身幅の目数と衿ぐり付属の成型目数、前天巾と後天巾、
小肩など細部の目数を「目がくらくらする~ぅ」と言いながら数えていく中で、
漸く見つかった原因。
(今回は身頃前中心ではなく前天巾で左右対照となる中心がキモでした(~_~;))
原因が分れば、単に「衿ぐりがゆがまないように注意して下さい」ではなく、
改善案を正確かつ具体的に提案をすることができます。
もし、それができないと言われたら、他にどんな方法があるか考えて代替案を
提示する… 原因が分っているから代替案も道を誤ることなく提案できます。
その繰り返しが商品力を向上させ、着る方に長く愛用される信頼になると信じて
います。
こちらの工場さんも、今迄ニットソーしかやったことがない海外工場さんに
横編み技術を活用した商品作りへのグレードアップを取組んでいるところ。
言葉の壁もあり、デザイン物もそれなりに編み方の理解を得るのは難しいですが、
意外とこの様なベーシックにも其々の国でつくり方・学び方の違いで思いがけない
落とし穴があったり。。
現地工場の方々からしたら、大した違いじゃない…と思われているかもしれませんが、
(特に、暑い国で凡そセーターなど着る経験がなさそうな男性ばかりで製造されて
いるので…)
気付かぬうちに一歩ずつでも一緒に向上してくれて、彼等も共に豊かになって
くれることを願い、インプルーヴでは今日も密かにこの様に気が遠くなりそうな
地道な作業を積み重ねています。。。^^;
一から始めるアパレル商品企画
こんばんはー。 『インプルーヴ』 です
気付いたらもう10月… 漸くニットファッションを楽しめる季節になってきました♪
そんな今日のインプルーヴにお越し下さったお客様は、来春に向けて自社のブランド
を立ち上げたいとのご相談。。。
自分で作りたい商品のイメージははっきりとお持ちなのですが、アパレル業界の方
ではないので、自分の頭の中にあるイメージをどうすれば形になるのかが…という所
からご相談頂き、只今お手伝いしています。
私達アパレル業界でどっぷり浸かっている頭では思い付かない切り口のモノ
づくりで、具現化する側のチカラが試されている様でもあり~w(^-^;
…だからこそ、智恵を絞り出し最良の容でアウトプット=商品化実現できたら
最高ですよね~☆
こうして色んな方と出会い、刺激し合いながら商品が生まれていく過程が
本当に楽しいと思います~♪
どんな仕事も大変であればあるほど、その先の達成感が倍増しますもんね~
(^_-)-☆
国内で流通している衣料品の97%が海外製
今日は8/13~ 世間は早い所は昨日あたりからお盆休みな中、
ゆっくりめの出勤で日頃溜まっている業務整理を。。
溜まっていると言えば新聞w なかなか毎日目を通しきれず溜まります(..)
そんな記事の中で目に留まった「14年の衣料品の輸入浸透率は97%」という
小さな記事。
「2014年日本市場で流通した衣料品は、昨対0.2%上昇して97%が海外製となった」
とある。 という事は、日本製は僅か3%…
ニット外衣に絞って2%を切っているというのは認識していましたが、衣料全体でも
最早3%なんですね… 布帛はもうちょっと頑張ってると思ってました。。。
記事では、円安・海外市場でのメイドインジャパン関心からの輸出は9.9%増えたけど、
反して国内生産量は10.3%の現象…とあります。
又、中国からの輸入は11.3%減で日本市場での占有率は13年80.6%⇒75.7%に
減少してるけどASEAN・バングラデシュなどからの輸入増加、国内生産量の減少で
輸入浸透率を押し上げているーと結んでいます。
今年に入って「メイドイン・ジャパンブーム」だの言われてますが、こと「服」
に関しては「日本製だから買う」という購買動機に果たしてどこまで繋がってる
んだろう…と思ったりします。
この数値もその一つの裏付けの様にも感じます。
私はここ数年、日本の工場さんとのものづくりの機会が増え、仕事自体はとても
やり易いですが、どうしても価格とのバランスの中で苦しみます(;_;)
日本人が手間暇かけて作る結果、海外製品と何が違うのか、真の価値は何なのか…
そういった事を商品を通してきちんと伝わって、お買上に繋がって初めてその
価値は認められるってことで、「それがたまたまいつもやっぱり日本製だったわー」
くらいになるのが理想ですね。
「これカッコイイな~☆と思って手に取ってみたら、やっぱりイタリア製やったわー」
みたいな。
そうなれるように、まだまだ頑張らなアカンな~。。。
なんて、徒然なるままにつぶやいてみた^^;
話題のクラウドファウンディング…に登場か?!
こんにちは。『インプルーヴ』 です。
最近、つとに耳にするようになった『クラウドファウンディング』。。。
当社が商品開発のお手伝いをさせて頂いてる企業さんも、商品を広く
知って頂くためにクラウドファウンディングに挑戦したいという事で、
企画ミーティング風景を記録したりしながら、取組んできた商品があります。
それが、漸くお披露目に至ったとの事でURLのご案内を頂きましたので
皆さんにもご紹介させて下さいませ(#^^#)
出展しているクラウドファウンディングは『makuake』
商品名は『はーとdeまも~る』
トップ画面の動画に当社での企画会議の風景もチョコッと映ってました^^;
……? 服じゃない…? はい。そうなんですよ。
今回商品開発をお手伝いしていたのは高齢者向け膝サポーター、
「はーとdeまも~る」です♪
そして、今回挑戦されているクラウドファウンディングは、種類で言うと
「購入型」って括りだと思います。
商品の製作過程は普段関わるお洋服とは若干違いますが、一本の糸からつくり上げる
上で発想は同じだし、編機もいつもお世話になっている日本の島精機製作所さんの
ホールガーメント編機なので概念はセーター編機と共通だし大体は理解できるので、
そのスペーサーファブリック編みにチャレンジしつつ、膝クッションとして活きる
柄・柄の大きさ・バランスなどを何度もシミュレーションし試作を繰り返して、
漸く製品化に漕ぎ着けた!って感じです☆
ある意味、アパレルより色々な所に繊細に気を遣わなければなりません。
又、機種の性格上糸道(給糸口)の数が6本しかなかったので、捨て糸やクッション
部に編込む伸縮糸の事など考えると色は2色しか使えなかったり…
工場の社長さんと共に表に見えないところでの工夫を、智慧を出し合って積み重ねて
完成しました。
ご使用頂きたいターゲットは高齢のアクティブシニアという事で、例えばおうちで
正座される際の立ち座り時の痛みとか、日常生活を快適に暮らして頂きたい、
又、日々の暮らしに色を取り入れて欲しいという、社長さんの想いが込められ
身に付けてたらテンションが上がりそうなビビットカラー採用となっています☆
これから後約2か月間で、どれくらいの方の関心・応援をを頂けるか、
当方も陰ながら応援させて頂きたいと思います。
当社のクライアント様の応援拡散に皆様のお力添えも何卒宜しくお願い致します~^^/
-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
※ 以下、参考まで「クラウドファウンディング」の種類についてウィキ引用- ※
ークラウドファンディングは資金提供者に対するリターン(見返り)の形態によって大別される。金銭的リターンのない「寄付型」、金銭リターンが伴う「投資型」、プロジェクトが提供する何らかの権利や物品を購入することで支援を行う「購入型」がある。日本においては資金決済に関する法律等によって個人間の送金や投資が制限されていることから、購入型のクラウドファンディングの企業数が最も多く認知度が高い。その一方で個人から少額の資金を募り融資を行う投資型(ソーシャルレンディングとも言われる)は企業数は少ないが金銭のリターンを求める投資家の需要を取り込み国内では既に300億円以上の融資実績がある。ー
インドから届いたオーガニックなコットンボール
去る4月に初めてインド出張に行った体験を少し投稿しましたが、
一昨日そのクライアントさんとの来AWのデザイン打合せで伺った
際に、ちょうどインドからオーガニックコットンの綿花が届いてる
との事で、ひと塊頂いてきたので、ちょっとお見せしますね^^⇓
(この写真では、ちょっとフワフワ感が伝わらないかな~(^-^;)
これが手で摘み取られた状態の綿花で、中にポツポツとブドウの種位の
大きさの種が5-6粒、綿花に守られるように包まれて入っています。
聞くところによると、春先5月頃に種を蒔けば秋頃にカワイイコットンボール
ができて、ぽこっと弾けると収穫の合図となるそうです。
今年はもう遅いので、トライするなら来年でしょうか♪
これらの綿の繊維の方向をキレイに整えながら重ねては延ばし、撚りをを掛けて、
又細長く延ばし、段々と私達が知っている「糸」に加工されていくんですね~。
因みにこの綿は、そのインドのフェアトレードの認証を得ている綿花農場で
収穫されたオーガニックコットンのコットンボールで、HPを拝見すると
この農場について以下の様に説明がされていたので、そちらも少し引用・
ご紹介しますね。 ⇓
-----------------------------
…コットン原料の生産者「チェトナ・オーガニック」と、衣料生産工場「ラージュ・ラクシュミ」は、
それぞれがフェアトレード認証専門機関「FLOCERT」によって認証されています。
さらに、「ラージュ・ラクシュミ」では、原料から紡績、縫製、出荷まで
すべての段階でオーガニック・コットンの純粋性を証明するオーガニック
テキスタイルの世界基準「GOTS認証」を取得しています。
・フェアトレードの認証が付くこと
・オーガニックコットンであること
このどちらも満たすお洋服って、実はとっても数少ないんです!
■ 綿を育てる人 Chetna Organic(チェトナ・オーガニック)
「チェトナ・オーガニック」は、インド・オディッシャ州にて2004年から活動を始めた農民組合。
「持続可能な農業」をビジョンとし、綿農家が遺伝子組み換えの種を使わず
オーガニック農法にこだわった農園で綿の栽培ができるようサポートするため、
オーガニックコットンの種や、換金作物の種を配布しています。
また、在来種の綿を集めて保存や増産、農場での栽培実験などにも取り組んでいます。
インド内での作付が 2% と言われているオーガニックコットン。大規模な灌漑施設を必要とし、
農薬とパッケージ化された多国籍企業の種を使うことが貧困、農家の自殺へ
つながっていることに危機感を持ち、設立されたフェアトレードNGOです…
シサム工房様HPより引用-------------------
先日の人生初のインド出張で訪ねた工場が作っていた製品は、この農場が
育てた綿花をフェアトレードプレミアム付きの価格で買い取り、生産を
しているニットとカットソーでした。
この日本も、ただ消耗品の様に単に身につける衣服を買う時代から、
身につけた心地良さや安心・安全感を購入することで異国の友人の安心・
安全も護る一助になれる、そんな「買う」という行為自体を再考することが
選択肢として身近な時代になりました。
そんな時代で私達が出来る事は、フェアトレードの製品と言えど世界一キビシイ
と言われている日本の消費者のお眼鏡に叶う商品を、そのお客様に提供できる様、
デザインと製品クオリティの両面からクライアントさんをバックアップすること
です。
当社にとってはフェアトレードの世界とのお仕事は初体験なコトばかりで、
期待されてる責任も重大~^^;
でも楽しいのでがんばります!(^^ゞ 一歩一歩前進あるのみです☆
ニットとカットソーの違い
今日は、最近よく聞かれる「ニット」と「カット」の違いについて
少し触れてみたいと思います。
(少し、少しね^^; よく周りから「文章ながっ!読むの、しんどいわー」って
突っ込まれるので…( ;∀;))
ニットとカットって言い方、つい最近まで業界の人は皆通じるものと
思っていました。
でも、案外そうでもない気がしてきたので、簡単に説明してみたいと思います。
あくまで、私なりの実体験で括りますので正式に知りたい人はググってね^^;
●ニット:1本の糸が繋がってて布地の様な面積を持つものの総称ー
これだけだと、横編・経編・丸編全て含まれます。
又、それら面積を持つもの=編地を材料として服の形に仕上げたもの
●カット:ニットの中の経編・丸編で生成された反物状の布地=編地を
パターンに合わせて裁断して、ミシンで縫製して仕上げたもの
一見、「そう違わないじゃん」ーと思われる方も少なくないと思います。
私も書いててそう思う。
ただ、上記のニットの中の経編、丸編などで形成される布地はジャージィと総称され、
ここで言うカットとは、布地の作られ方ではなく服状のものの区分として使われています。
それと比べて、ニットという言い方は、布地状の作られ方と服上のものの区分と両方に
使われます。ここがややこしいんですね~ きっと。。
だから、ものづくりにあまり詳しくない会社の方でニットデザイナーと
カットソーデザイナーをまとめて「ニットデザイナー」として募集される
場面も見掛けますし、ネットショップなどでもカットソーの製品を「ニット」と説明して
いるお店に出遭ったりもします。
特に、若いお店で伸びる布地の物=ニット とくくっちゃっている向きも…( ;∀;)
ちょっと、話がそれました。。。
ここで大きく違うのは、ニットの方はその編地を作る際の「1本の糸選び」
から出来るノウハウをどれだけ持っているか…そのスキルレベルなんです。
ここにニットデザイナー独自の経験則が存在します。
ニット=横編ニットに区分すると、ニットデザイナーは布地にあたる編地段階から
シルエットや組織を含むデザイン活動が始まります。
ここの知識が薄いと、カットのデザインは出来てもニットのデザインは出来ないのです。
思い切って自社でデザイナーさんを雇おうと思っている企業の方も
転職をお考えのニットorカットのデザイナーさんも、是非ここは
注意して確認しあい何が強みのデザイナーが必要なのかをお互い見極めて
くださいね^^
…って、誰に言ってんだろ、ワタシwww
ニットデザイナー歴30年近くなり、ふと思うコト
先日、クライアントさんとの商品企画MTGの合間の雑談でのこと…
「…鈴木さん、本当にプロと言えるニットデザイナーさんって、
今そんなに少ないんですか?」
(※ クライアントさんは純アパレルではないので川上の事には
詳しくない方々です)
「どうしてそんな質問を?」
「先日聴きに行ってみた〝日本製ニットの未来についてー”という
セミナーで講師の先生が仰ってて…」と。
「そう言えば、私もちょいちょい【絶滅危惧種】と言われます^^;」
なんて話をしたのですが、
聞いてみると知人が講義を務めたイベントだったみたいで☆彡
世の中は狭いです~。…というか、ニットデザインをきちんと
できるデザイナー人口自体が少ないからかもしれませんが。。。
…では何故私達は絶滅危惧種? になってしまった…のか?
自社にとってもとっても大事な環境の問題ですし、
せっかくなのでちょっと思いふけってみます。。。
➀ 女性が担っていた比率が非常に高い職種だからー
…結婚・出産と共に業界を去る人が多いと思います。
➁ アパレル企業内でデザイナーの人材層を維持しない企業が
増える傾向にあるからー
…今の現実は商社さんやOEMメーカーさんが持ってきたデザ
インにのっかるとか、写真などを渡して似寄りの物を作って
来てもらって、実物を見てから検討する企画法が一般的に
なりすぎた為、アパレル側や企業内のデザイナーに
ノウハウが溜まらなくなり、どこでコスト圧縮して
どんな原価の商品を仕入れているのか実値もわかりにくく
なってしまい、価格と価値がバランスしてるのかも判断
つきにくくなってきた。(MD・生産担当者も同じく…)
➂ ➁の傾向に伴い、企業側が商品製作に接することを知らない
デザイナーばかりを育ててしまったからー
(勿論、今でも専門職の人材育成に力を入れている企業も
ありますが、一般論の傾向として)
…特に、ニットデザイナー/パタンナーの場合は、ニット工場
の現場の方々と喧々諤々しながらでなければノウハウを蓄積
する「場」はありません。ここがキモかもしれません。
何故なら、布帛(織物/反物)を扱うデザイナー・パタンナー
のノウハウは、一応縫製技術などを学ぶメソッドが専門学校
で確立されているので一通りの知識を持って就職後の実践で
ブラッシュアップしますが、ニット(編物)について学べる
デザイン学校は国内ではごく僅か東京にあるのみで、
その大半は就職してから基礎から実践で身につけるしかあり
ません。
又、ニットは布帛の生地に当たるテキスタイルを糸選びから
始めて作り上げねばなりませんが、卓上ミシンの様な身近な
機械設備ではないので工場に委ねなければ何も始まらない
のです。
その為には、どの工場さんにどんな機種の、どんな編み幅の、
どんなゲージの、どんな特性の機械設備があるのかという知識
や、リンキング設備がどれくらいあるのか、協力工場・内職
委託などの体制はどんな感じなのか…など、縫製ラインの設備
への理解も重要になります。
それらは全て工場毎に異なるので仮に専門の学校で学んだ人
でも現場での学びが無ければ役には立たないと思います。
そして、それら、現場のニット・ノウハウを体系化して残して
いる企業はほぼないに等しいと推測され、個々人に帰属してい
るのが現状ではないでしょうか。
…加えて、糸選びから自社の企画をするアパレルの生産体制
の流れが激減した事で、糸の種類、番手とゲージの相関など
を学ぶ機会も得られないので応用が利かない。すなわち、
オリジナルを企画できない。。
➃ ➂の傾向に伴い、どんな糸を選んで、どこの工場の機種の
編機でどんな編み方の編地にしよう、とか、どんなシルエッ
トを編もう、とかの発想自体が生まれない。
…なので、工場の現場とコミュニケーションを取る必要性も
生まれない。
そんな状況の積み重ねも原因の一助と思われますが、最近は糸屋さんが
アパレルの企画室に営業に行って新作の糸を紹介しても???な様子で
反応してくれない…のだとか。。
…なので、ヤーンメーカーさん達は営業先をアパレルから産地などに
力点を移してらっしゃるように感じます。
(お陰で当社の様なチッチャなニット企画会社にも来て下さる
先様が増えました。ここは非常に有難いです^^;)
…他にも色々あるかと思いますが、今のニットデザイナー/パタンナー
の現状とはこんな感じではないかと推測します。
…でも、こうなってしまった要因は勿論自分達も他人事ではなく
業界の先人としては黙認してきた当事者の一人であり、原因の
一つになっているかもしれません。。
じゃあ、これからのニット業界の後輩に私達には何ができるのか?
ーここを、最近良く妄想します。
どうしたら、ニットデザイナーさん(ニットパタンナー含む)達が
スキルアップできる環境になるのか。。。
私達の頃には教えてくれる先輩が沢山居ました。
今の人達にはその「先輩」が居ない、仕事の「相談相手」がいない。
会社内に資料がない。デザインを考える為の編地や糸の資料がない…
そういう部分を補完してあげれたら、少しはお役に立てたりするのだろうか。。
これを読んでいるデザイナーやパタンナーさんへー
皆さんの環境はどんな感じですか?
何が足りないと思いますか?
今はアパレルよりOEM-ODM企業にお勤めの方の方が多いかも
しれませんが、技術やノウハウを教えてくれる先輩はいますか?
デザイナーとしてスキルアップしたいと思いますか?
思っている方は、それが出来る環境になっていますか?
皆さんの生のお話も聞いてみたいので、良ければ気軽にコメント
下さいね。 宜しくです^^
いつでもどこでもユニクロ?
先日、あるコンサルの方とお話する機会があったときの話。
「昨日のワールドビジネスサテライト観られましたか?
ユニクロの柳井さんが又新しい戦略を発表されてましたねー」と。。
「すいません、観てましぇん。知りません。。。(..)」
ーその記事の内容とは、ファーストリテイリング社がアクセンチュア
という外資系コンサルとタッグを組んで「いつでもどこでもユニクロ」
を合言葉に、朝起きた時から通勤中でも歩きながらバーチャル試着と
ネット購入ができる……システムみたいです。
以下、テレビ東京のWBSの記事を引用しますー
ユニクロの新世界戦略
———————————————-
ユニクロなどを運営するファーストリテイリングはコンサルティング
大手アクセンチュアと提携し、ITを駆使したこれまでにない新サービス
を始めると発表しました。
その内容はいつでもどこでも誰でも買い物ができるという未来像。
それを実現するために行うのが来店客のデータ集め、会員化です。
全世界3,000店舗で集めた客のデータを生産現場や世界9万人のスタッフで
瞬時に共有をすることで全く新しいものづくりと販売システムを生み出す-
———————————————-
確かに、私達の服の買い方が大きく変わるかもしれないインパクトは
スゴイかも。。。
ここ数年、大手アパレルの不振が取沙汰され冷え込んでいる業界において、
又もやファーストリテイリングさんが、アパレル界のパイオニアイメージを
独走態勢です☆彡
ーそしてまた、私達つくる側の人間も、ただ「つくるのが得意」だけでは
生き残れない時代の到来であることをしっかり受け止めなくっちゃ…と
思い知らされます。
私が所属する神戸デザイン協会の会員さんの中に、いつもウエアラブルカメラを
眼鏡に装着しておられる方がいて、ウインクでシャッターを押せるのを
見るにつけ「凄いな~☆」と単純にびっくりさせられますし、話題の
アップルウォッチを真っ先に入手して身に付けている人もにチラホラと。。。
そう言えば22年位前、今の原型となる携帯電話が出始めた時にも、
イノベーター達が真っ先に持ち始めていましたが、私は震災で必要性を
感じるまで手にしていなかったマジョリティー組でした( ;∀;)
今や、携帯-スマホなしでは生活が困難な人の方が大半?!
たった20年程で…
そういう意味では私達アパレルのものづくり系も、ただそこに留まらず
最終的に購入して下さるお客様にどれだけ接近できるかという視点が
重要なのだと思わされる記事でした。
…ただ、このニュースの中でちょっとギモンに思ったことは、
ユニクロの様なタイプの服をバーチャルで確認してまで
どれくらいの人が購入するのかなぁ~と。。。
私はユニクロを買った事も着たこともないので分りませんが、
(注/決してユニクロさんや商品にどうこう思っていませんよ。
真反対の側の商品企画提供している立場として職業上痩せ我慢して
着ていないだけです<(_ _)>)
その人気は手軽さと値段に対する価値観、そして分り易い商品構成?
確かに、実際に袖を通さなくてもある程度サイズ感が分っていれば
自分のボディにバーチャルで重ねてみれば似合うかどうかの判断が
付く商品かもとは思いますが、多分ものすごい開発費が掛かっているの
でしょうしそれだけの費用対効果はあるのか。。。
その「戦略」と言っている部分については数字がニガテな凡人デザイナーの
私には計り知れません。。
そうそう、それと、もう一つびっくりした事は、これだけ世界中に
店舗拡大しているユニクロさんが顧客管理してなかったんだ~(@_@)って
こと。。。
まさか誰も気付かなかったはずはないので、多分敢えてやってこなかった…
って考えるのが正しいのかな?
でも、そんな大声でそれを「戦略」って言っちゃうのはチョット……
と思ったのは私だけ^^?
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